2018年4月13日掲載
基礎知識
カードローンの明細書について

ちょっとお金が必要なときに便利なカードローン。家族に知られたくない出費に利用している人も多いのでは。そんな人にとって気になるのが、利用明細書の存在です。最近では紙の明細書のほかに、WEBで確認できる明細書のところも増えています。ここでは明細書で必ず確認したいポイントを解説します。
カードローンで自宅に届く郵送物は?
カードローンの利用を検討している人のなかには「家族にカードローンの利用明細を見られたら困る…」「他人にばれたくない」という人もいるのではないでしょうか。
原則カードローンを契約するときには契約書とローンカードが手元に届きます。また、借り入れがあれば毎月一回「取引利用明細書」が届きます。ただし最近ではこれらの書類をWEB上で確認できるサービスを提供している会社も多いため、申し込むときに、WEB明細書の対応有無を確認するとよいでしょう。
利用明細書で確認したいポイント
カードローン会社側には取引の詳細な項目を利用者へ伝えることが法律で義務づけられています。そのため利用者が取引明細書を「不要だから送らないで」といっても、WEBか郵送かで必ず利用者のもとに送られてきます。
発行された明細書は紙でもWEBでも必ずチェックしましょう。
チェックするポイントは以下の4つです。
- 「返済」に伴い確実に「借入金額」が減っているか
- 返済後「利用限度額」が増えているか
- いつまでの返済予定か (借入期間)
- 次回の返済予定日はいつか
またチェックした明細書はできるだけ保存しておきましょう。
万が一システム障害やカードローン会社のミスなどで返済記録が消えてしまった場合などに、明細書があると返済の証明ができます。

紙以外の利用明細書の確認方法
パソコンやスマートフォンで確認できるWEB明細
ATMでカードローンを利用した場合、銀行口座からお金を引き出したときに出てくるような小さな紙の明細書が発行されます。それとは別に、月々の取引利用明細書が葉書や封書などで自宅に郵送されます。この取引利用明細書をWEBで確認できるのがWEB明細です。
WEB明細なら、自分以外は閲覧できないので、秘匿性は高いといえるでしょう。紙の明細書をうっかり処分し忘れて、カードローン利用がばれてしまった…という心配もありません。
WEB明細は、パソコンやスマートフォン、または専用アプリから会員専用サイトにログインして閲覧できます。毎月チェックし、きちんと返済した額が反映されて、残高が減っているかを確認しましょう。
電話による明細確認サービスもある
電話によるサービスを展開している会社もあります。自動応答による音声案内で、音声ガイダンスにしたがってプッシュボタンを押していくと、借入残高などが案内される仕組みです。
ただし、これは毎月発行される取引明細書の一部が音声で案内されるというもので、確認したからといって、取引明細書が発行されないわけではありません。「返済額があといくら残っているのか」「次の支払いはいくらか」など、支払い状況をすぐに確認したいときなどに便利なサービスです。
取引明細書 Q&A
- Q 取引利用明細書は必ず自宅に郵送されてくるの?
- AWEB明細なら自宅に郵送されることはありません。
利用が始まると取引明細書が発行されますが、カードローン会社によっては契約の際に取引明細書の送付方法を選択できます。特に最近は、パソコンやモバイルでのWEB明細での確認が主流となっているようです。
ちなみに郵送の場合でも、カードローン会社によっては会社名や商品名をはっきり明記せず、一見、カードローン会社からの郵便物とはわからないように工夫されて送られてくる場合もあるようです。 - Q 自宅に連絡がくる場合がありますか?
- A返済の延滞が発生しないかぎり、自宅への連絡はありません。
ただし、返済が遅れた場合は郵便物で督促の連絡があります。
カードローン会社は利用者と連絡がつかないことをおそれますので、返済が厳しい場合には、自分から早めにカードローン会社に連絡・相談しましょう。
まとめ
カードローンの明細書は、カードローンの正確な利用状況を把握するうえで重要な書類です。しかしカードローンの利用を同居家族に秘密にしている人にとっては、紙の明細書は家族に見られたくないでしょう。
最近ではWEB明細といってWEB上で明細を確認できるサービスを行うカードローン会社も増えています。紙の明細書が自宅に送られてくるのが困るなら、WEB明細サービスを行う会社を探してみましょう。