2023年2月20日
返済
意外とかかる?カードローンのATM手数料
カードローンの借入れ・返済に便利なATMですが、コストが掛かっていることを気にしていない方も意外に多いのではないでしょうか。ここでは自社ATMと提携ATMの違いや申込時に確認するポイントを紹介いたします。
カードローンの返済方法
カードローンには、「約定返済」と「随時返済(繰上返済)」のふたつの返済方法があり、返済手段も「口座引落とし」や「ネットバンクからの送金」、コンビニや金融機関に設置されている「ATM」と、複数用意されています。
ATMは利用手数料がかかる?
ATMは、金融機関だけでなく、コンビニやスーパーなどにも設置されており、カードローンの借入れや返済にも便利に利用できます。
ATMの手数料は、カードローン会社によって違い、全くかからないところもあれば、常にかかるところもあります。原則無料ですが、一部のコンビニATMでは有料です。
また、引き出す時間帯や利用金額によって変わるなど、カードローン会社やATMによって、条件が異なります。
返済時にATMを利用する人にとっては毎月最低1回、年間で12回利用することになりますので、仮に3年間返済の際にATM手数料を払い続けた場合、ATM手数料だけで総額7,920円(220円×36回)のコストがかかる計算になります。
金利は気にするけどそれ以外のコストをあまり気にしていない、といった方も意外に多いのではないでしょうか。
申込前に確認するべきポイント
金利以外のコストはなるべく抑えた方がいいですから、「自分がよく使う銀行又はコンビニのATMはどこか」「ATM手数料がかからないのはどのカードローンか」の2つのポイントを確認してから、カードローンを選びたいものです。
主要なカードローン会社のATM手数料をまとめました。カードローンを作る前に、それぞれのサイトをよくチェックしておきましょう。
| 商品名 | 自社ATM | 提携ATM 【借入】 1万円以下 |
提携ATM 【借入】 1万円超 |
提携ATM 【返済】 1万円以下 |
提携ATM 【返済】 1万円超 |
|---|---|---|---|---|---|
| アコムのカードローン | 無料 | 110円 | 220円 | 110円 | 220円 |
| プロミスのカードローン | 無料 (三井住友銀行) |
110円 | 220円 | 110円 | 220円 |
| アイフル キャッシングローン | なし | 110円 | 220円 | 110円 | 220円 |
| SMBCモビット モビットカードローン | 無料 (三井住友銀行) |
110円 | 220円 | 110円 | 220円 |
| レイクのカードローン | なし | 110円 | 220円 | 110円 | 220円 |
| 楽天銀行スーパーローン | なし | 原則無料 (一部有料) |
原則無料 (一部有料) |
無料 | 無料 |
| みずほ銀行カードローン | 原則無料 (時間帯により有料) |
原則無料 (時間帯により有料) |
原則無料 (時間帯により有料) |
原則無料 (時間帯により有料) |
原則無料 (時間帯により有料) |
| 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
自社ATMと提携ATMの違いとは
自社ATMと提携ATMは、通常手数料が異なります。自社ATMの場合は原則、借入れ・返済ともに手数料無料のカードローン会社が多いですが、コンビニなどにある提携ATMでは取引額に応じて110〜220円の手数料がかかるのが一般的です。
また金融機関や設置場所によって営業時間も異なります。利用しようと思ったら、営業時間外に来てしまったということのないよう注意しましょう。
もし既にATM手数料がかかっているのなら
「既に契約を行っていて、ATM手数料が常にかかっている」という方は、契約しているカードローンのサービス内容を、もう一度確認してみましょう。
ネットバンキングやアプリで自分の口座に現金を振込してくれるサービスはないか、返済に関しても、返済専用口座への振込や自動口座引き落としができないかなど、なるべく手数料のかからない方法を確認し、切り替えることを検討してみましょう。
カードローンのメリットは借り方や返し方の多様性です。ATMを使わない工夫ができるかどうか、調べてみるといいでしょう。他にも、カードローン会社を変える、借換えという選択肢もありますので検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
カードローンの返済は毎月一回の約定返済に加え、資金の余裕のある月などに行う随時返済があります。こうした返済日にはATMを利用することも多いでしょう。ATM手数料は、自社ATMと提携ATMで違う場合があります。一回の金額は小さくとも、手数料を支払う回数が増えるにつれて、負担額も多くなっていきます。
申込みの前にATMについても確認をして、カードローンを賢く利用しましょう。