カードローンの借入初回で利用限度額いっぱい借りても大丈夫ですか？

問題ありませんが、必要以上の額を借りるのはなるべく避けましょう。

カードローンを申し込み、審査が無事通ると、あなたの「利用限度額」が知らされます。利用限度額とは、その会社があなたに貸せる最大限の金額です。借入回数や期限などは特にないので、借入初回で利用限度額全額を借りること自体は問題ありません。

しかし、借りることには問題なくても、その後、返済がきちんとできるのかはしっかり考える必要があります。

借りたい額より多めの利用限度額が与えられると、気持ちの余裕から「せっかくこれだけ貸してくれるんだったら借りておこう」と、希望額より数万円上乗せして借りてしまうパターンはよくあります。しかし、この借り方は危険です。「なんとなく」で借りているゆえに事前にちゃんと返済計画を立てておらず、後から返済に苦労する、なんてことが起こりやすくなってしまうからです。

自分は「上乗せした」だけであっても、その分の利子もきっちり支払わなくてはなりません。総支出額は借入額＋利子なので、上乗せした分だけ返せばいい、というわけにはいかないのです。返済期間も当然長くなり、家計には想像以上の負担がかかります。

また、一度でも返済が滞ってしまったら大変です。返済のペナルティーとして借り入れている会社の利用限度額が縮小されて新規借り入れができなくなったり、他社からの借り入れも難しくなったりと、カードローンの利用そのものにどんどん制限がかかっていきます。

特に、カードローン利用が初めての人は、借入金額は最小限にとどめましょう。どうしても必要な場合でない限り、初回で利用限度額いっぱい借りるのはおすすめできません。