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空気清浄機の電気代は1日7.5円。モードを変えて電気代を半分に!

電気代 節約(節電)ガイド

更新日:2024年04月17日

空気清浄機の電気代は1日7.5円。モードを変えて電気代を半分に!

1年中つけっぱなしが多い空気清浄機。その電気代が気になります!

春は花粉を分解・除去、雨が多い梅雨の時季も除湿機能で部屋干しでもお部屋はスッキリ、夏は汗などによる気になる臭いも強力脱臭、秋の長雨も除湿機能で快適生活、冬は清潔な加湿でお肌に潤いをと春夏秋冬、1年間を通じて活躍の機会がある空気清浄機。さらにはペットや料理のにおい、湿気によって増殖するカビ菌も除去してくれるというマルチな機能が満載で、1年中つけっぱなしというご家庭も多いようです。

1年中つけっぱなしとなると気になるのが電気代。年がら年中ずっとスイッチを入れたままとなると気が気ではありませんよね。今回は、空気清浄機の電気代についてチェックしてみましょう。

空気清浄機1日当たりの電気代は7.5円、節電モードでは3.7円

電気代の計算には大手空調機器メーカーのダイキンの空気清浄機のデータを参考にしました。ダイキンでは、空気清浄機能のみの「スタンダードモデル」、空気清浄機能に加湿機能が加わった「ハイグレードモデル」、空気清浄機能に加湿機能と除湿機能が加わった「プレミアムモデル」の3種類のラインナップがあります。今回は、すべての機能が搭載された「プレミアムモデル」の「「除加湿ストリーマ空気清浄機MCZ704A-T 2024年モデル」」のカタログ値を元に電気代を計算してみます。ダイキンの商品紹介サイトによると、空気清浄運転の1日の電気代の目安は7.5円、eco節電モードでは3.7円とあります。単純に365日分を計算すると、それぞれ約2,738円、1,351円となります。なお、1kWh当たりの電気代は31円で計算しています(以下の電気代の試算も同様です)。

※電気代の目安は、6畳の部屋で、1日にタバコ10本を喫煙した場合です。空気清浄機(自動運転)開始後にタバコ1本喫煙し1時間運転(1日に10回繰り返し)。その他の時間は空気がキレイな状態としています。

加湿機能をプラスすると電気代は少しアップ。除湿機能では大幅アップ

次に機能別の電気代を見てみましょう。「除加湿ストリーマ空気清浄機MCZ704A-T 2024年モデル」には空気清浄機能に加えて、加湿機能と除湿機能も搭載されています。基本となる空気清浄機能に加湿機能を、または空気清浄機能に除湿機脳をと2つの機能を同時に作動させると電気代がどれくらい変化するのかも気になるところです。また、ほとんどの空気清浄機では、風力に応じて「弱」、「標準」、「強」などのモードがあります。モードによる電気代の違いも気になるところです。以下に、モードの違いによる消費電力と電気代などをまとめてみました。なお、1時間当たりの電気代はダイキンの商品紹介サイトの数値ですが、1日当たりの電気代は1時間当たりの電気代を24倍、1年間当たりの電気代はさらに365倍したものです。実際の電気代とは異なることがあるので、参考資料としてご覧ください。

空気清浄機能
モード しずか 標準 ターボ
風量(m3/分) 1.0 2.2 3.5 4.8 7.2
消費電力(W) 8.0 10.0 18.0 32.0 86.0
1時間当たりの電気代(円) 0.25 0.31 0.56 1.00 2.67
1日当たりの電気代(円) 8.40 9.12 14.88 25.44 65.52
1年間当たりの電気代(円) 3,066 3,329 5,431 9,286 23,915
加湿空気清浄機能
モード しずか 標準 ターボ
風量(m3/分) 1.7 2.2 3.5 4.8 7.2
消費電力(W) 11.0 12.0 20.0 34.0 88.0
1時間当たりの電気代(円) 0.35 0.38 0.62 1.06 2.73
1日当たりの電気代(円) 8.40 9.12 14.88 25.44 65.52
1年間当たりの電気代(円) 3,066 3,329 5,431 9,286 23,915
除湿空気清浄機能
モード しずか 標準 ターボ
風量(m3/分) - 3.5 3.9 4.3 -
消費電力(W) 198(213) 198(213) 203(218)
1時間当たりの電気代(円) 6.14(6.61) 6.14(6.61) 6.30(6.76)
1日当たりの電気代(円) 147.36(158.64) 147.36(158.64) 151.20(162.24)
1年間当たりの電気代(円) 53,786(53,786) 53,786(53,786) 55,188(59,218)

※50Hzの値を示しています(カッコ内は60Hzの値)。

空気清浄機能や加湿空気清浄機能ではモード(風量)によって、かなり電気代が違うことがわかります。例えば、空気清浄機能の「強」の消費電力は「標準」の約1.8倍ですし、「ターボ」では4.8倍にもなります。一方で、「しずか」にすれば、消費電力は半分以下になります。ほとんどの空気清浄機には自動的に節電してくれるモードがあるので、こうしたモードでの運転を選んだり、部屋の空気が汚れていると感じる最初は風量の多いモードで運転、空気がきれいになったと感じたら風量の少ないモードに切り替えるといったことが大切です。

また、除湿は消費電力が多く1日中使用すると100円以上の電気代がかかります。なお、除湿の効果はエアコンなどと同じですが、空気清浄機の除湿機能には部屋を冷やす効果はなく、むしろ発生する熱で室温が上がります。除湿機能は、モードを変えても空気清浄機能ほどの効果が得られないので、利用時間を工夫するなどしてお使いください。

空気清浄機の普及率は2人以上世帯で45.1%

ちなみに、内閣府の消費動向調査によれば、2023年3月末における空気清浄機の保有率は、2人以上世帯で45.1%。調査を開始した2007年は35.8%ですから、効果のほどが浸透していくにしたがって普及率も上昇しているようです。なお、空気清浄機と普及率が近い家電製品にはタブレット型端末(44.9%)や、ファンヒーター(47.6%)があります。

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