マーケティングの力で、
ユーザーがワクワクする未来を実現したい

食べログ マーケター マネージャー
2019年 中途入社

大学卒業後、人材サービスを扱う企業に入社。アルバイト求人情報サービスの法人営業を経験した後、マーケティング部門へ異動し、若年層ユーザー獲得を目的とした認知プロモーション推進に携わる。2019年に「食べログ」のマーケティング担当者としてカカクコムに入社。現在はマネージャーとして食べログや関連事業のプロモーションを推進している。

風通しのよい風土だからこそ、
事業全体を視野に入れて仕事に向き合える

転職先にカカクコムを選んだ理由と入社後の印象を教えてください

前職ではアルバイト求人情報メディアのマーケティングを担当していましたが、新たな領域のマーケティングにチャレンジしたいという思いがあり、転職活動を行いました。カカクコムを選んだ主な理由は、より生活に密着したメディアに携われて、ユーザー本位という考え方が現場まで浸透していると感じたためです。またサービスやメディアを作るノウハウを持ち、戦略的に領域を拡大している点にも魅力を感じました。

入社前と入社後で印象が変わった点としては、風通しの良さがあります。
人数の多い組織なので指揮系統も明確に体系化されているのではないかと思っていましたが、実際は事業のトップがメンバーの席に直接話しかけに来るほど距離が近く、非常にフラットな環境でした。「食べログ」をどのようなサービスにしていくべきかという会話を日常的に上層部と交わせることで、事業全体を視野に入れて仕事に向き合えていると感じています。
一般論として、ある程度の組織規模になると部署ごとにミッションが割り振られて、そこに紐づくKPIにひたすら向き合う環境が多いと思います。上層部と目線を合わせて、事業を動かしているという感覚を持ちながらマーケティング業務ができることは、食べログならではの魅力だと感じています。

ユーザーに向き合い続ける中で、
反応の変化を体感する

担当業務とやりがいを教えてください

食べログのマーケティング部門のマネージャーとして、食べログや食べログモールのコンシューマー向け集客施策とブランドプロモーションを推進しています。
具体的に言うと、テレビCMや雑誌広告などのマスメディアを利用した認知系のプロモーション、リスティング広告やリターゲティング広告などのダイレクト系のプロモーション、TwitterやFacebookなどのSNSマーケティング、「食べログマガジン」や「食べログアワード」のようなコンテンツを活用したブランドプロモーション、各メディアに食べログを取り上げてもらうためのPR活動など主に5つの領域があります。認知系のプロモーションやダイレクト系のプロモーションなど一部の領域については、プレイヤーとして手を動かしながら進めています。

自身が手掛けた施策が売上や利益に貢献することは勿論嬉しいのですが、ユーザーの声として反響が返ってきたときにもやりがいを感じます。例えば、入社してから徐々に強化してきたSNSマーケティングの領域では、ユーザーの反応が好意的に変化し始めたことを感じています。
これまで食べログの公式SNSは、記事のURLを定期配信するというシンプルなものでしたが、プラットフォーム型サービスという特性上、食べログに対して厳しい声や批判を寄せられることも少なくありませんでした。現在は、「ユーザーに求められる情報を配信していきたい」という姿勢を感じ取ってもらえるような方針に変更。ユーザーとのコミュニケーションも以前より積極的にとるようにしています。運営している「人」の温度感がユーザーに伝わるようになると、自然と「食べログを利用して美味しいお店に出会えた」、「使ってみたら便利だった」というような好意的な声も発信いただけるようになってきました。ユーザーに向き合いながら、血の通ったコミュニケーションをしていくことの大切さを痛感しています。

上記のようなSNS施策だけでなく、マーケティングの仕事は総じて、ユーザーの声に反映されやすいというか、むしろ反映されないといけないものだと思っています。手掛けた施策がユーザーに届き、実際に世の中の反応が変わり始めている様子を見ることにやりがいを感じますし、それがマーケティングという仕事の面白さであると思っています。

周囲の協力を得ながら、
難易度の高いミッションへ挑戦

印象的だったエピソードを教えてください

特に印象的だった仕事としては、入社後すぐに担当したTVCMのプロジェクトです。前職でもCMの仕事には携わっていましたが、食べログは世の中の認知がすでに非常に高い水準であることから、“サービスを知っていても利用いただいていない“ターゲットに対してどのようにアプローチするかという点で、より難易度の高いミッションとなりました。
入社間もない状況で何をするにも不慣れな部分がありましたが、現状把握や課題の分析にあたっては、前述の風通しの良さのおかげで、部署を横断して多くの方に助けてもらいました。その過程もあり、放映された時には「食べログの一員としての第一歩を踏み出すことができた」という感慨がありました。
この時は放映後すぐに新型コロナウィルスの感染拡大の勢いが増したこともあり、成果面含め課題を残す結果とはなりましたが、世の中の動向をしっかりと捉えながら、改めて挑戦してみたいと思う仕事でもあります。

いちユーザーだからこそ生まれる、
サービスをもっと良くしたいという想い

カカクコムの「人」や「文化」の好きなところを教えてください

カカクコムが展開しているサービスは一般消費者の生活に寄り添うものが多く、自分自身もいちユーザーであるからこそ、サービスをもっと良くしたいという想いが生まれます。“やるべきこと”と“やりがい”がつながっているので、仕事に対する意識を高く持ち、誠実に向き合っている人が多いです。例えて言うなら、プロフェッショナルに仕事に取り組む「職人」のような人が集まっているイメージ。そのせいか、オフィスも比較的静かなのですが、クールという訳ではなく、集中して黙々と業務にあたる人が多いからだと思います。社内のその空気感がとても好きですし、誇らしくも思う点です。

また、やるべきことにしっかりと向き合える文化も定着しています。
インターネット業界は目まぐるしく変化しているため、スピードが全てに優先される企業もあると思います。しかしカカクコムには、スピードを大切にしつつも、ユーザーに本当に求められることは何か自問しながら、地に足をつけて安心して仕事に向き合える環境があると感じます。

マーケティングの領域から、
食べログの未来を作りたい

今後取り組みたいことはありますか

食べログをより愛されるブランドにしていきたいです。
これは簡単なことではありません。食べログのようなプラットフォーム型のサービスは、ユーザーがブランドに特別な感情を持ちにくいからです。それでも、ユーザーに食べログというサービスに対する機能面以外での価値や愛着を感じてもらい、「お店を探すのであれば食べログにしよう」という世界観を、今以上に実現していきたいと思います。

また、食べログはユーザー評価に基づくランキング情報などを武器に成長してきましたが、世の中のお店選びの基準も刻々と変化しています。食べログも、新たなフェーズに進むタイミングに来ていると感じます。それでもなお、「美味しいものを食べたい」という気持ちは不変のものであり、食べログを通じて、美味しい食事との出会いをユーザーに提供することが、私たちの変わらぬミッションです。マーケティングの領域からより一層真摯にユーザーに向き合い、これからの食べログとユーザーにとってワクワクする未来を作る一翼を担いたいと思っています。

※記載内容は取材当時のものです。