長期目線で成功するまでやり抜く姿勢。
ユーザーの体験を進化させていく醍醐味

icotto ビジネス企画 マネージャー
2013年 新卒入社

大学時代は経済学部にて統計・マーケティングを専攻。消費者行動やマーケットインの考え方を学び、コンシューマー向け中心にサービスを展開している企業へ興味を持つようになる。2013年にカカクコムへ新卒入社。入社後3年間は「食べログ」にてトラフィック管理やページの改善企画、食べログ内の新規メディア立ち上げ、運用オペレーション構築などを担当。その後ローンチ間もないサービス「icotto」の企画担当としてコンテンツ企画ほか幅広い業務に携わり、2020年よりマネージャーを務める。

入社前後で感じた、
全社で大切にしている考え方「ユーザー本位」

入社理由と入社前後のギャップについて教えてください

若手のうちから活躍できる印象を持ったこと、もともと消費者目線のマーケティングに関心を持っていたことが主な理由となり、入社を決めました。
就職活動時は、「若い産業・業態だからこその柔軟性」「若手でも裁量のある仕事に携われるチャンスがある」という部分に惹かれ、インターネット業界を志望していました。その中で、学生時代に学んでいたマーケティングや統計学の知識を消費者目線で活かしてみたいという気持ちから、人々の生活に根付いたサービスを複数運営しているカカクコムへ強い関心を抱くようになりました。また、カカクコムの説明会や選考へ参加した際に、創業以来大切にしている「ユーザー本位」という考え方について度々触れ、共感したことも入社理由のひとつです。加えて、選考の中でも穏やかな雰囲気があり、自分自身が自然体で話すことができたこと。その感覚が印象に残り、そういった環境であればのびのびと仕事ができるのではと感じたのも大きなポイントでした。

入社後もギャップはなく、イメージ通りだったと感じています。人の穏やかさもそうなのですが、「ユーザー本位」の考え方については、日々企画を考えたり、議論をしたりする中でも絶対的にブレない軸として、社内に根付いているように思います。所属部署や担当サービス、他部署との議論においてもこの考え方の根本は変わらないので、全社で大切にしている、迷ったときに立ち返るべき共通の価値観が「ユーザー本位」なのだと思っています。

一つの会社で大規模サービスと
新規サービス双方に関われる

これまでの担当業務を教えてください

入社後は、「食べログ」の企画を担当。その後、宿泊旅行の情報メディア「icotto」に携わっています。
入社後3年間は、食べログのトラフィック管理やページの改善企画、食べログ内新規メディアの立ち上げ、運用オペレーション構築などを担当していました。当時から食べログは規模が大きく、運営の歴史も長いサービスであったため、少しの変更や改修でも社内外問わず大きな影響・反響に繋がるような側面を持っていました。しっかり時間をとり、戦略を練って、高い品質のものを世の中へ出していくことを求められる。挑戦しがいがあって、とても大きなやりがいにも繋がっていたのですが、これまでの経験をベースに、次のステップへ進みたいと考えるようになりました。

「自分の出した企画をより速いスピードでユーザーへ提供していきたい」「少人数チームが運営しているサービスにて自身が関わる領域を広げてみたい」。この気持ちが強くなり、手をあげて当時ローンチしたばかりのicottoへ。私がジョインしたのがローンチから3か月目で、サイトの流入者は月間数千人、チームメンバーは10名以下、企画担当者は事業責任者である上長を除くと私ひとりの状態。コンテンツ企画、UI・UX改善、記事制作体制の構築・運用改善、SNS配信など、自身の担当領域を限定せずに、「サービス成長に繋がることはなんでもやる」という姿勢で仕事に取り組みました。新たなサービスに関わることになれば、その事業の周辺環境についてゼロから学ぶ必要がありますし、アンテナを張るべき観点も異なります。新たな挑戦に前向きな私にとって、知識やスキルを磨き続けることを求められるような環境に身を置くことは、大変ながらもとてもワクワクすることでした。

失敗しても改善し続ける。
自然と成功体験が積み重ねられていく

仕事をしていく上で大切にしていることを教えてください

サービスの成長を加速させるために、ユーザーへ提供すべき本質的な価値を追求し続けること。時代やサービスの周辺環境に応じ、何が最良か常に考え変化し続けることを意識しています。
2018年にicottoのサイトリニューアルを行いました。もちろん、それまでもサービスを成長させるために改修を繰り返していたのですが、もっと根本的なicottoブランドに係る部分を全て刷新しました。ロゴ、コンセプト、サイトカラー、メインのコンテンツである記事の作り方など、サービススタート時より踏襲してきたもの全てについて、「ユーザーが求めていること」「ユーザーへ届けたい価値」に照らし合わせて、ブラッシュアップしていきました。これまで作り上げてきたものを変えるというのは勇気も必要。ただ、サービスのビジョンが不明瞭な状況下にあったこともあり、「サイトの存在価値」や「提供したい価値」についてメンバー全員で膝を突き合わせて、ゼロから考え直し、少しずつ形にしていくために動きました。

リニューアルから数年経過した今、その当時思い描いた理想像と比較すると、想定通りの成果に繋がった部分とそうはならなかった部分があるのですが、その実績をふまえてより一層サービスを成長させるための軌道修正をしています。「世に出した」ということをゴールにせず、その先が大事。一度リリースした機能やコンテンツの成果が振るわないことはよくあるのですが、Webサービスは「なぜうまくいかなかったか」を詳細に調べることができます。それらを把握した上で、仮説を立てて改善策を練り、すぐにリリース。それをやり続けていると、絶対に失敗で終わらない。地道に改善し続けるので成功体験が少しずつ積みあがっていきますし、ユーザーに対して自信をもって良いものを提供できたという実感も増します。カカクコムには、速いサイクルで仮説検証を繰り返し改善を進めることと、長期目線での価値を追い続けることの両方を善しとしてくれる環境があり、私の中でもサービスづくりをしていく上での軸となっています。

フラット・風通しの良い社風、
サービス間でのナレッジ共有も盛ん

カカクコムの魅力を教えてください

いくつかあるのですが、大きく分けて2つ「風通しのよい社風」「複数サービスを運営しているからこその恩恵」に絞ります。
1点目の社風は、全社的に風通しがよく柔軟で、やりたいことに対して自ら手をあげると任せてもらえる懐の深さ。そもそも何をやるべきか自分たちで考えて進めていけますし、年齢にもとらわれないので若手にとっても良い環境だと思います。また、役員クラスの方と一メンバーがサービスづくりについて対等に議論を交わす場面もよく見かけます。役職関係なく、「サービスが好き」「サービスを通じて良い価値をユーザーに届けたい」という共通の気持ちがあるからこそ、意見の交換も活発になるのかもしれません。

2点目は、幅広いジャンルの様々な規模感・歴史をもったサービスを複数運営しているので、他サービスのノウハウを取り入れていけること。サービスづくりに必要なナレッジは世の中に出回っている一方で、それを知識として持っているのと、過去の成功や失敗体験をふまえた生の経験として持っているのとでは、再現性や実行力に差が生まれます。その面でもWebメディア運営に関する総合的な力を得やすい環境だと思います。
例えば、icottoで言うと、ジャンルとしては記事メディア。社内の記事メディアは、他にも「キナリノ」や「TASCLAP」、「価格.comマガジン」など複数あります。社内では、それぞれが積み重ねてきた記事作りの知見や、編集チームのマネジメント方法、SEOの取り組みなどの共有を行っています。同じ記事メディア運営者として悩みを分かち合えることもあれば、壁を乗り越えるためのきっかけをもらえることもある。社内にこのような存在がいるのは心強いですね。
また、複数のサービスを運営しているからこその面白みだと思うのですが、サービス単位の事業部ごとに雰囲気が180度違うことも。前述した「ユーザー本位」という軸や風通しのよいところは共通項として、サービスの成長フェーズによっても社員ひとりひとりの「やり遂げたいこと」や「担当領域」が変わってくるからなのかもしれません。

カカクコムとしてどのような価値が
提供できるか、考え続ける

今後挑戦したいことを教えてください

「旅行といえばicotto。」多くの方にそう思ってもらえるように、自分自身ができることはなんでもしていきたいです。そのために、ユーザーが抱える本質的課題と実現可能な解決策を考え抜き、仕事の価値を最大化することを通じて、いかにしてカカクコムとして世の中に価値を提供していくかということを突き詰めていきたいと思っています。

※記載内容は取材当時のものです。

ある一日のタイムスケジュール

  • 09:50
    出社
  • 10:00
    メール・スケジュール・前日の数値を確認
  • 11:00
    開発ミーティング(進捗状況の確認/開発機能仕様の検討etc)
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    記事等のコンテンツ確認・フィードバック
  • 15:00
    SNS運用ミーティング(ヒットした投稿の確認/今後の戦略検討etc)
  • 16:00
    仕様書作成・競合調査・案件相談etc
  • 20:30
    退社