HR業界で高い価値を提供し続け、
なくてはならない存在へ

白谷 功多(しらたに こうた)
上級執行役員 求人ボックス事業本部長

新卒で入社した大手人材紹介会社を経て、2014年にカカクコムに入社。入社当初は価格.comにてマーケティングに携わりつつ、求人情報の一括検索サービスである「求人ボックス」の立上げを準備。2015年に求人ボックスをリリース。以降、求人ボックスの責任者として事業を牽引。2021年に執行役員に就任。2024年より現職。

「求人ボックス」の立上げ当初から責任者として事業成長を牽引する白谷 功多さん。
立上げ時はわずか数名のチームからスタートしましたが、2024年3月期には、社員150人、年間売上90億円を上回る事業規模へと成長を遂げました。
求人ボックスは、どのような未来を描いているのでしょうか。白谷さんに今後のビジョンについてお話を伺いました。

白谷さん求人ボックスでは、サービスを立ち上げてから約9年間の中で、より多くの方々にご利用いただけるよう、チーム一丸となって様々な取り組みを行ってきました。今ではサイト訪問者数が月間1,000万人を超えるようになり、求職者や採用企業の方々にとって「あったら便利な存在」「役に立っている存在」にはなれてきているのかなと思っています。一方で、HR業界全体の大きなマーケットで見ると、まだまだ存在感を示せているとは言い切れません。自分としては、現状に満足するのではなく、次のステージへ成長を遂げていきたい。求職者が仕事を探そうとした時や、採用企業が求人を掲載しようとした時に、数ある選択肢の中から「まずは求人ボックスを利用しよう」と思っていただけるようなサービスにしていきたい、と思っています。そのためにも、なくてはならない存在になる、という目標を掲げて、日々邁進しています。

白谷 功多

なくてはならない存在になる、という目標からは、これまでの成長に裏打ちされた強い意志を感じます。
この目標の実現に向けた取組みについてお話を聞くと、多方面でのアプローチや多様なニーズに応えるための試行錯誤が、サービスの発展を促していることがうかがえます。

白谷さん近年では、サービスの認知度向上のためのマーケティングに注力しています。「仕事探し」という、日常使いではないサービス領域だからこそ、テレビCMやWeb CMなどのプロモーション展開を図ることで、いざ仕事を探すとなったときに求人ボックスをお選びいただけるようにしたいと思っています。また、求人情報の掲載拡充や販路の拡大に向けて、営業体制を強化することも、今まで以上に取り組んでいます。プロダクトの面においては、AIや機械学習を活用して検索アルゴリズムの精度向上を図り、使いやすさを追求しています。加えて、検索体験がより向上するようなアプリならではの機能拡充も行っています。求人は、経験の有無や働き方、勤務地など、ニーズが十人十色でマッチングが難しい領域ですが、だからこそ挑戦のし甲斐があると感じますね。

求人ボックスにとどまらず、白谷さんはさらに新しい領域への挑戦を続けています。次なるステップへの取り組みについてもお聞きしました。

白谷さんHR業界において、求人ボックスで着手できていない領域はたくさんあるので、新しいことにも積極的に取り組んでいます。例えば、日本には大きな転職マーケットがあるので、ここに求人ボックスとしても価値を提供できるような新しいサービスづくりに着手し始めています。また、より大きなビジネスを生み出すため、海外のマーケットへの参入にも挑戦しています。まずは2023年にアメリカで「jobcube」というブランドを立ち上げました。現在は、新たな地域での展開に向けて準備を進めています。

白谷 功多

チャンスがあるところにはダイナミックに挑戦をし続けたい、と語る白谷さん。
事業の拡大に伴い、立場も変化してきた中で、仕事への向き合い方に変化はあったのでしょうか。

白谷さん仕事への向き合い方はあまり変わってないですね。基本的に、カカクコムはユーザーに向き合ってサービスづくりをしていて、今も昔もそれが楽しいと感じます。ここまで事業が成長し、組織も大きくなってきたので、サービスづくりを自分だけでやるということはできませんが、一人のプランナーとして、求人ボックスをより良いサービスにするにはどうしたらいいかを、自分が誰よりも考え抜こう、という意識はずっと持ち続けています。

白谷さんのお話からは、一貫してサービスをより良くしようとする熱意を感じます。事業が拡大する中でも、その姿勢を変えずに持ち続け、ユーザーに向き合う姿が印象的でした。

最後に、メンバーの皆さんに伝えているメッセージについて伺いました。

白谷さんメンバーの皆には、なくてはならない存在になるために目線を高く持とう、マーケットで存在感のあるサービスを自分たちで作ろう、ということを伝えています。まだまだ成長の伸びしろのあるサービスで、成長に向けて決まったアプローチがあるわけではないので、一人ひとりの創意工夫が重要になります。失敗を恐れずに、新しい取り組みにどんどん挑戦してみてほしいなと思っています。
ここまで事業が成長してきたのもメンバーの頑張りのおかげで、色々な局面がありましたが、都度皆で乗り越えてきました。これからも、皆に任せられるところは任せつつも、自分も求人ボックスの成長を先頭に立って引っ張っていきたいですね。

白谷 功多

白谷さんと求人ボックスのメンバーの皆さん

※記載内容は取材当時のものです。