音の最適解を探る旅へSONY WF-C500

イヤホン・ヘッドホン 2022/6/16
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音の最適解を探る旅へSONY WF-C500

エントリーからハイエンドまで多彩な機種があるSONYのワイヤレスイヤホン。今、注目したいのが、2021年秋発売の完全ワイヤレスイヤホン「WF-C500」。低価格ながら、SONY独自の技術が詰まった本格的なサウンドが楽しめる逸品です。

誰にでも推薦したい優秀な仕上がり

SONY「WF-C500」は2021年10月8日に発売されたコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンです。エントリーに該当する9,000円強(価格はすべて2022年6月9日時点)という価格帯ながら、同社フラッグシップモデルで約2万4,000円の「WF-1000XM4」と同じく、装着時の安定性と快適さを高める「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」による設計を採用し、さらにSONY独自の音質向上技術「DSEE」にも対応しています。

ノイズキャンセリング機能こそ非搭載ですが、装着感の高さからか、利用中はほとんど外部の音が気になりませんでした。

また、低域から中高域までをバランスよく楽しめるフラットな出音にも注目。脚色が少ない素直な音、あるいは際だった特徴のない音ともいえます。

ですが、スマートフォンでの利用時には、専用アプリ「Headphones Connect」を介して、細かなイコライジングや低音の迫力と解像度を高める設定が可能。原音のバランス感に自分好みのアクセントを付けられることは大いに評価すべきでしょう。

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低遅延で驚きの接続品質

音質はもちろん、接続品質にもエントリーモデルらしからぬSONYならではのこだわりが感じられます。特に、完全ワイヤレスイヤホンならではの「遅延」という課題を、「左右同時伝送接続」を採用することでクリアしている点には驚きました。

筆者は文筆業の傍らDJとしても活動しており、過去に完全ワイヤレスイヤホンを試したこともあります。ただ、音のモニタリングが命となるDJ中にはワイヤレス特有のわずかな遅延が、トラックのズレやミスを招く原因となりえると感じたため、その製品はすでに手放しました。

しかし今回WF-C500を試してみて、動画視聴時などにラグの少なさを体感。そこでDJの練習に利用したところ、簡単なエフェクト処理や再生位置の設定には大きな問題が発生しませんでした。プレイの現場でも、いつかはワイヤレスヘッドホンでモニタリングすることが当たり前になるかもしれない……と初めて思わされました。

もちろん遅延という点において、まだまだ有線接続が圧倒的に有利ではありますが、WF-C500は日常的な動画視聴などではほとんどストレスを感じない仕上がりです。

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オンライン会議にも相性抜群

「ヘッドホン」ではなく「ヘッドセット」としても優れていることも本機の魅力といえるでしょう。ハンズフリー通話に完全対応しており、クリアな会話を実現。通話時に周囲の環境音(ノイズ)を抑えながら集音するノイズサプレッションも備わっており、「Zoom」などによるオンライン会議からスマートフォンでの電話まで、本機を介したほうが格段に話し声が通りやすく、また聞き取りやすいことも印象的でした。

さらには、最大5時間という連続通話時間を実現したバッテリー性能の高さもポイント。会議が長引く、あるいは連続するといったありがちな場面でも、安心して使い続けられる、頼れる存在です。

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耳に機器を合わせるというアプローチ

今回、打ち合わせや通話、ちょっとした外出や散歩時、さらに室内でのリラックス時やDJソフトの使用など、スマートフォン・PCどちらとも常時WF-C500を接続し続ける日々を過ごしました。その結果わかったのは、「特徴を持たないこと」が何よりの特徴となっていることです。

そもそも、いい音とは何を指すのでしょうか。たとえばダンスミュージックやHip-Hopを愛聴する方であれば低音の鳴りを重視し、ポップスが好きな方はボーカルの抜け感を無意識的に求めるかと思われます。

しかし、音楽配信サービスが普及した昨今では特定のジャンルに縛られない自由な音楽体験を楽しむことが当たり前になりつつあります。

ところがイヤホン・ヘッドホンの音のデザインは、メーカーの設計思想や機種ごとのコンセプトなどによって決まっており、多様な音楽すべてにピッタリというわけにはいきません。そのため、「機器の特徴に耳を合わせる」という状況が生じます。

しかしながら、本機の均整の取れたバランス感は、アプリ上でのEQ・ベース設定を駆使して「ジャンルに合わせて音を自在に操ること」につながります。

つまり、WF-C500は、「耳に機器を合わせる」という新たなアプローチのもとに利用できるモデルともいえるのです。

「自分にとってのいい音って、何だろう?」という疑問を1つずつ解き明かし、千差万別な「音の最適解」を探っていく旅へ出るキッカケにもなることでしょう。価格.com

文:松島広人 写真:文田信基(fort)

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SONY WF-C500

本体質量: 約5.4 g
通信方式: Bluetooth標準規格 Ver.5.0/Class1
連続音声再生時間: 最大10時間
充電時間: 約2.5時間
充電方式: 充電ケース:USB Type-C
ドライバーユニット: 5.8 mm
防水・防塵性能: IPX4
カラー: ブラック / コーラルオレンジ / ホワイト / アイスグリーン

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