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電子レンジ・オーブンレンジの選び方

電子レンジ・オーブンレンジの選び方

  • NE-MS4B-K [ブラック]
  • 石窯ドーム ER-D3000A
  • ヘルシオ AX-NS1A
  • ヘルシーシェフ MRO-S7C
  • EVERINO ES-GW26
  • ビストロ NE-BS9C

「電子レンジとオーブンレンジの違いは何?」「どんなサイズを選べばいいの?」「過熱水蒸気って何?」など、電子レンジ・オーブンレンジ選びの際に浮かぶ疑問などを解決できるのが選び方ガイドです。電子レンジ・オーブンレンジ選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!

2024/9/27 更新

レンジの「種類」を選ぶ

電子レンジ・オーブンレンジは加熱方式の組み合わせによって、「単機能電子レンジ」「オーブンレンジ」「ガスオーブン」の3タイプに分類できます。単に食品を温めるだけなら「単機能電子レンジ」を、調理器具の1つとして活用したいなら「オーブンレンジ」「ガスオーブン」を選びましょう。

オーブンレンジの選び方(1)こだわりの調理機能で選ぶ

オーブンレンジを選ぶ際には「調理機能」に注目。最新のオーブンレンジは、庫内にスチームを噴射することで調理を行う「スチーム調理」により、油を使用せずに食材を加熱できる機能(ノンフライ機能、過熱水蒸気機能)が搭載されています。ヘルシー志向の人はもちろん、生活習慣病予防のために油分や塩分をカットしたい人に最適です。また、調理の時短を重視する人には、上下2段の専用プレートで同時に複数の調理を行える「2段調理機能」が便利。そのほか、パンを焼くためには発酵機能も必要です。ここでは、注目すべき4つの調理機能を紹介。自分の目的に合った機能から最適な製品を選びましょう。

ノンフライ機能

ノンフライ機能

油で揚げず、熱風を循環させて加熱調理する

油で揚げず、熱風や過熱水蒸気を使って加熱調理する機能です。油を使わないので、通常の揚げ物と比べて油分が少なくサクサクとした食感に仕上がります。ダイエット中の人やヘルシー志向の人に最適な機能です。

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過熱水蒸気機能

過熱水蒸気機能

高温の水蒸気で油と塩分をカットできる

100度以上に加熱した水蒸気(過熱水蒸気)を発生させて調理する機能です。スチームオーブンレンジとも呼ばれます。栄養分の損失を防ぎながらも、食材の油分や塩分をカットできるので、メタボ対策や生活習慣病予防に期待できる調理機能として注目を浴びています。

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熱風コンベクション式(2段調理)

熱風コンベクション式(2段調理)

    上下2段で調理できる時短機能

上下2段で調理できる機能です。たとえば、複数のパンを同時に焼いたり、上下2段で調理方法の異なる料理をしたりできるので、電気代の節約や調理時間の短縮が可能です。中には3品同時に調理できる製品もあり、人数の多い家庭や時短調理をしたい人に最適です。

熱風コンベクション式(2段調理)の製品を探す

発酵(パン機能)

発酵(パン機能)

パン生地などの発酵ができる

多くの製品に搭載されている、パン生地などの発酵ができる機能です。発酵時の霧吹き作業をスチーム機能で行ったり、焼き上がりまで行ってくれたり……と、発酵機能は多岐にわたります。ヨーグルトや甘酒も作れるモデルもあり、手軽に発酵食品を取りたいヘルシー志向の人は要チェックです。

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オーブンレンジの選び方(2)手入れが楽な機能で選ぶ

電子レンジ・オーブンレンジを選ぶ際にもう1つ注目してほしいポイントが「手入れ機能」の有無です。電子レンジ・オーブンレンジに入れた食材が加熱されることによって突沸(急激に沸騰が起こり中身が飛び散ること)して、壁面にこびりついてしまうケースはよくあります。そんな調理の際の汚れを放置してしまうと、掃除をしてもなかなか取れなかったり、庫内に嫌な臭いが残ってしまったりします。そんなときに、庫内の汚れなどを高温で焼き切り、臭いのもとを処理してくれる「脱臭機能」や、高温のスチームで庫内の汚れを浮き上がらせてくれる「自動お手入れ」機能などがあると便利です。

脱臭機能

脱臭機能

ヒーターの熱で、臭いの元を焼き焦がす

電子レンジやオーブンレンジの掃除をしていても、庫内の天井やドアに食材の残りなどが付着し、気になる臭いが発生することがあります。そんな臭いの原因となる汚れを高温で焼き切ってしまうのが「脱臭」機能です。製品によっては煙が出る場合があるので、「脱臭」中は、換気をするように心掛けましょう。

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自動お手入れ機能

自動お手入れ機能

清掃作業の一部を自動で行ってくれる

庫内の壁面、皿、調理網などについた油汚れなどの掃除を簡単にしてくれる機能です。高温のスチームを庫内に充満させることで、汚れを浮き上がらせて拭き取りやすくします。掃除の時間と負担を大幅に軽減できるほか、常に庫内を清潔に保っておきたい人に最適です。

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購入前に確認! 「放熱スペース」と「扉の開閉方向」

電子レンジ・オーブンレンジを購入するときには、自宅のどこに設置したいのか考え、その場所にあったサイズの商品を選びましょう。その際に、「放熱スペース」と「扉を開閉できるスペース」を十分に確保することを忘れないようにしましょう。

放熱スペースを確保する

熱を発生させて調理する電子レンジ・オーブンレンジは、高温になるため放熱スペースを確保しなくてはいけません。基本的に天面、背面、両側面に放熱スペースが必要です(※数値は各メーカーによって異なります)。新製品を購入する際には、この放熱スペースも考慮したうえでサイズを決めてください。なお、背面や側面を壁にピッタリと設置できる機能を備えた製品もあります。

ピッタリ設置機能

背面や左右背面に放熱スペースが不要で、ピッタリと設置できる機能です。置く予定の場所を考慮し、適切なタイプを選びましょう。

扉の開閉方向

電子レンジ・オーブンレンジの購入前に、扉の開き方も確認しておきましょう。「横開き」と「縦開き」タイプがありますが、中の食材を取り出すときに扉が開きにくいと引っかかって落としてしまう可能性があります。そのため、「横開き」「縦開き」ともに「扉を全開にできる十分なスペースを確保する」ことが大切です。

横開き

横開き

設置場所の高さに関係なく出し入れが楽

横開き(左開き)の場合、設置場所の高さに関係なく、出し入れが楽にできます。ただし、購入する前にドアを全開にできるスペースが十分に取れるかを確認しておきましょう。

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縦開き

縦開き

左右どちらからでも出し入れできる

縦開きの場合は、左右どちらからでも楽に出し入れが行えます。また、開いた扉を台のように使えるというメリットもあります。ただし、あまり高所へ設置してしまうと扉がじゃまになって出し入れがしづらくなってしまうので注意してください。

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関連記事

主なメーカーと代表的なシリーズ

パナソニック「ビストロ(Bistro)」

ビストロ NE-BS5C

グリルによる時短調理機能を重視

豊富なラインアップを展開するパナソニック。時短かつ本格料理を楽しめるのが、高機能スチームオーブンレンジ「ビストロ(Bistro)」シリーズです。予熱なしで食品の両面を焼けるタイプや、冷凍から一気に焼き上げる「凍ったままグリル」を採用したタイプなど、充実した機能を搭載した製品が揃っています。

パナソニック(Panasonic)の製品を探す

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日立「ヘルシーシェフ」

ヘルシーシェフ MRO-W1C

油を使わずに、揚げ物や炒め物が調理できる

日立の人気シリーズは、過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」です。名前のとおり、レンジ、オーブン、グリルの過熱方法を組み合わせることで、油を使わずに揚げ物や炒め物などを作ることができます。レシピサービス「クックパッド」レシピをオートで手軽に作れる機種も人気。レシピは定期的に追加配信されており、アプリを使用して本体をアップデートすると、オートメニューが新しく追加されます。

日立(HITACHI)の製品を探す

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東芝「石窯ドーム」

石窯ドーム ER-D3000A

高火力のオーブン調理が可能

シンプルな低価格モデルから高性能モデルまで、幅広いラインアップが魅力の東芝。主力シリーズは、庫内の天井をドーム型にした独自形状の「石窯ドーム」シリーズ。300度高火力の熱風2段オーブンでおいしく調理できるモデルや、好みの味を付けて並べるだけで手軽に本格料理ができる「石窯おまかせ焼き」機能を搭載したモデルが人気です。

東芝(TOSHIBA)の製品を探す

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シャープ「ヘルシオ」

ヘルシオ AX-NS1A

食材本来のうま味を引き出す、ヘルシー調理

シャープの電子レンジ・オーブンレンジといえば、「水で焼く」のキャッチコピーで、過熱水蒸気の調理を広めたウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズ。脱油、減塩、栄養素のキープをすることで、おいしさと健康を両立させたヘルシーな調理が可能です。分量や食材、調味料などをアレンジしても仕上がりを見分けて自動調理する「らくチン1品」機能を搭載したタイプや、使い方を学習し、各家庭の使用スタイルに合わせて季節や時間帯ごとのメニューを提案するタイプなど、ユニークな機能も魅力です。

シャープ(SHARP)の製品を探す

「ヘルシオ(HEALSIO)」を探す

象印「EVERINO」

EVERINO ES-GW26

レンジからグリルに自動で切り替え加熱調理

2022年にオーブンレンジ市場に参入した象印は、「EVERINO」シリーズが人気で、普段使いの機能を徹底的に絞り込み、レンジ機能とオーブン機能を自動で切り替えられるオート調理メニューを搭載しているのが特徴です。そのほか、温めムラを減らすために耐熱ボウルに食材を入れて浮かせた状態で加熱する「うきレジ」機能を搭載するなど独自性にも注目です。

象印(ZOJIRUSHI)の製品を探す

「EVERINO(エブリノ) 」を探す

機能やスペックについてもっと詳しく

オーブンレンジの最高温度

オーブンレンジの最高温度

最高温度が高いと予熱に必要な時間は短くて済む

オーブンレンジの最高温度は、モデルによってさまざまです。最高温度が高いほうが予熱に必要な時間が短くなり、素早く表面を焼き上げたり、野菜の水分の蒸発を抑えた調理を行ったりできます。あくまでも目安ですが、カステラやケーキなどのお菓子は200度以下で焼けますし、パンなどは250度で焼くこともできます。パリッとした生地のピザを焼いたり、本格的な調理をしたりする場合には、最高温度が300度以上あるとよいでしょう。

センサー方式をチェック

電子レンジ・オーブンにはさまざまなセンサーが搭載され、稼働しています。食材の表面温度や重量、温度、湿度を各センサーが検知し、最適な加熱や調理を行います。加熱や解凍時に発生するムラなどは、搭載されているセンサーの精度によって左右される場合もあります。

赤外線センサー

赤外線センサーが、食品から放出される赤外線量を感知して食品の表面温度を測定、加熱時間などをコントロールします。上位機種に搭載されていることが多い高性能なセンサーです。

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重量センサー

ターンテーブルに置いた総重量や加熱前後の重量差を測定し調理時間を管理します。ただし、重い食器を使うと重量差を感知しづらく、加熱しすぎてしまう場合もあります。

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湿度センサー

食品を加熱すると出てくる水蒸気量やその変化を感知し調理時間を管理するのが湿度センサーです。ただし、ラップをして加熱すると蒸気が感知できず、加熱しすぎることがあります。

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温度センサー

庫内の温度を測定して調理時間をコントロールするのが温度センサーです。電子レンジでの調理時ではなく、オーブンやグリル機能を使っているときに活躍します。

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スチーム方式をチェック

タンク式は、水を入れたタンクから自動的に給水して過熱水蒸気を発生させます。給水量をマイコンで制御できるので、主に上位機種に搭載されています。一方、角皿式は角皿や専用のスチームカップに入れた水を使ってスチームを発生させますが、過熱水蒸気は発生しません。

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待機時消費電力ゼロ

待機電力とは機器を使用していないときに消費している電力のこと。この機能を搭載した機種では、ドアを開けると電源が入り、閉めて一定時間利用しないと自動的に電源が切れる仕組みになっています。

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自動メニュー数

ボタンやタッチパネルなどを押したり、ダイヤルを回したりしてメニュー名を選択するだけで、時間や温度を設定することなく自動で加熱できるメニューの数です。料理したいメニューの人数や個数を選択できるものもあります。

レシピ数

製品に付属している取り扱い説明書や別冊のクックブックに記載されているレシピの数です。

音声対話機能

電子レンジ・オーブンレンジに話しかけるだけで、さまざまな設定ができる便利な機能です。AI(人工知能)が話す言葉を理解し、状況に応じた操作画面を呼び出したり、好みを分析・学習してクラウド上のメニューからおすすめを提案したりしてくれます。

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2品同時温め機能

冷凍のご飯とスーパーで購入した常温のおかずなど、温度の異なる2品を同時に温めることができる機能です。複数のものを同時に温めることができるため、通勤や通学前の忙しい朝の時間帯での時短調理などに有効です。

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ロック機能

ボタンや画面に触れても操作を受け付けないようにロック(チャイルドロック)する機能です。小さな子供のいる家庭には、この機能があるとより安心です。

チャイルドロック搭載製品を探す

グリル機能

焼き魚や肉料理などの焼き調理に使うのが、ヒーターで直接加熱するグリル機能です。片面焼きと両面焼きがあり、両面焼きは直火と庫内の対流熱を駆使して、表面をカリッと中をジュージーに焼き上げます。

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スマートフォン対応

専用アプリを使用することで、スマートフォン経由で電子レンジ本体を操作して加熱や調理を行えます。予熱終了や調理終了などを通知してくれる「お知らせ機能」に対応したモデルもあります。

スマートフォン対応製品を探す

カラータッチ液晶

時間や温度の設定を画面タッチで簡単に行うことができるカラータッチ液晶を搭載したモデルです。液晶に映った料理の写真を見ながら調理メニューを選べるものも。

カラータッチ液晶搭載製品を探す

よくある質問と回答集

スチームの温度が違うため、作れる料理が異なります。

過熱水蒸気加熱が使える機種では、100度以上の高温水蒸気での調理が可能です。茶碗蒸しなどの蒸し料理から、余計な油や塩分を落としながらカラッと鶏の丸焼きを仕上げるなど幅広い調理に対応します。スチーム加熱の場合は100度程度のスチームによって加湿しながら蒸し上げます。蒸し料理はできますが、から揚げや焼き魚などの調理はできません。

それぞれの特長はありますが、容量の小さいモノは横開き、大きいモノは縦開きの製品が多いようです。

縦開きの場合は、扉を台代わりに使えて左右の状況(壁や柱の有無など)を気にする必要はありませんが、高い位置に設置すると扉がじゃまになって使いにくくなります。横開きは、高い位置でも使い勝手は悪くなりませんが、左右の状況によっては十分に扉を開くことができない場合もあります。なお、電子レンジ・オーブンレンジは調理中に本体がかなり熱くなります。排熱のため、左右と後側には十分なスペースが必要になるのでご注意ください。

300度程度の高温での調理なので焦げ目はつきます。

水蒸気というと、お湯の湯気をイメージしがちですが、調理に使われるのは比較的湿度が高い熱風のようなものです。てんぷら油の温度が200度前後、300度の熱風であれば焼く、揚げるといった調理も十分に可能です。もちろん焦げ目もつきます。

用語集

オートOFF機能

調理が終了したり、無操作状態が一定の時間を越えたりすると自動的にすべての電源が切れる機能で、節電につながります。ドアを開ける、ボタンを押すなどの操作で再び電源が入ります。

オーブン最高温度

オーブン最高温度が230度以上ならば、ほとんどのオーブン料理を作ることができます。最高温度が高ければ高いほど、予熱時間を短縮できるほか、より本格的な料理を作ることもできます。

グリル皿

電子レンジのマイクロ波を吸収して発熱する素材でできているのがグリル皿。上面はヒーターで、下面はグリル皿で焼けるので裏返さなくてもこんがりと焼き上げることができます。

最大レンジ出力

電子レンジの出力数(定格高周波出力)はワット数(W)で表示され、食材を温める際のエネルギーの強さを表しています。最大レンジ出力が大きいほど、短時間で温めができるため、節電につながります。

ズーム式ヒーター

食材の高さや種類、調理方法に応じて、ヒーターの高さが変わる機能です。近火、遠火などメニューに合わせて最適な加熱を実現します。

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