極上トーストで始める1日パナソニック ビストロ NT-D700
朝、眠い目をこすりながらコーヒーをいれ、お気に入りのパン屋で買ったパンを焼く。おいしいトーストをサクッとかじれば、今日も1日頑張ろうと思えるから、トースター選びは重要。たどりついたのが、パナソニックの「ビストロ NT-D700」だ。
高級食パンのトーストが絶品
近所に高級食パンの有名店がオープンした。値段が高いので「話のタネに一度だけ」と買ったが最後、しっとりクリーミーな口当たり、心地よい甘みにすっかりハマってしまい、以来「今日は特別」と決めた日に購入している。ぜいたくに厚切りし、生のもっちり感を味わうのがだいご味だが、そろそろトーストならではの香ばしさや食感も味わってみたい。
そんなときこそ、パナソニック「ビストロ NT-D700(以下D700)」の出番。何しろ高級食パンブームの火付け役ともいえる高級「生」食パン専門店「乃が美」が推奨しているのだ。
D700は高級オーブンレンジをそのままコンパクトにしたようなたたずまい。操作部にはダイヤル1つとボタン2つがあるのみのミニマルデザイン。ダイヤルをまわすと手動1、自動15の全16種あるメニューや、焼き色などの設定が液晶に表示される。

早速、製品の公式サイトに表示されている、「約3cmくらいの厚さに切り、少し弱めの焼き加減」という乃が美のアドバイスに従いパンをカット。メニューから「あつぎりトースト」を、焼き色は「薄め」を選んだら、あとはD700におまかせだ。
焼き上がった高級食パンのトーストは、表面にうっすらと焦げ目がついている。熱々を手に取って2つに割くと、たっぷりの湯気とともにバターと小麦の香りに包まれた。これはトーストしないと出会えない体験だ。ひと口ぶんをちぎり、口の中に放り込むと、香ばしさとともに食パンを超えた豊かな風味が広がり、とろけるように消えていった。何だこれは。生もいいけど、トーストも感動的においしいじゃないか。
トースターも賢さが大切
ではなぜD700は厚切りの生食パンさえ、おいしく焼けるのか。これこそが、独自の「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」によるものだろう。公式サイトよると遠近トリプルヒーターの遠赤外線ヒーターは表面をこんがり、近赤外線ヒーターが中まで熱々に焼き上げるとのこと。さらに7,200通りのトーストプログラムからなる「インテリジェント制御」が、最適な火加減を自動調整してくれる。だから、どんなトーストもおいしく焼けるのだ。
たとえば冷凍食パンはそのまま焼くと、表面は焦げているのに中は冷たいまま、というのもありがち。そのため場合によっては、あらかじめ解凍する必要があるが、D700はメニューから「冷凍うすぎりトースト」または「冷凍あつぎりトースト」、そして焼き色を選ぶだけ。これがあれば、もうためらうことなく食パンを冷凍できる。
トースターも賢さが重要なのだ。
焼きいもはもう買わない
食パンのトーストに関しては文句なしだが、D700にはほかにも自動メニューが搭載されている。「チルドピザ」……「フライあたため」……「パックもち」……「焼きいも」……あった、焼きいも! これは大きい。
近年、スーパーマーケットやコンビニでも目にすることの多い焼きいもだが、私の焼きいもブームは、もう10数年前から続いているのだ。今でも、焼きいも専門店の前を通ったり、スーパーマーケットで売っているのを目にすると、当たり前のように買ってしまう。そんな私にとってこの賢いD700の焼きいもメニュー…… もう作ってみるしかないじゃないか。
余談だが、焼きいもに大事なのは、さつまいもの品種選びだ。日によって購入できる品種も異なるが、基本的にはねっとり系が好きなので、粘質系とされる「べにはるか」や、食感が滑らかな「シルクスイート」を選ぶようにしている。
さて、焼きいもの調理メニューには焼きいもと「じっくり焼きいも」があるが、今回はじっくり焼きいもを選択。このメニューは低めの温度でじっくり加熱をかけて調理して、甘さを引き出してくれるため、ねっとり系の品種におすすめとのこと。所要時間は53〜73分と少々長めだが、ほったらかしにしておくだけなので気にならない。ちなみにじっくりでない方の焼きいもメニューは高温でしっかり加熱するため、幅広い品種におすすめとのこと。
肝心のお味は、期待を裏切らずに甘くておいしかった。まあ、正直にいうとお店で買ったほうが甘みを強く感じるかも。でも、自宅でもここまでおいしく焼けるなら、もう買わなくていいかも。
おまけにさつまいもは長期保存ができる。つまり買っておきさえすれば、いつでも好きなときに焼けてしまうのだから。
日々の朝食が豊かに
話を朝食に戻そう。実は最近パーソナルトレーニングに通い始め、朝食でもたんぱく質をとるようアドバイスされた。朝からいろいろ作るのは大変だと思っていたが、D700の自動メニュー「アレンジトースト」には、チーズトーストやエッグトースト、ピザトーストのレシピが載っており、これだけ作れたらメニューのバリエーションがぐんと増える。
また、基本はトーストなので、調理器具を駆使する必要もなくD700だけで完結する。調理の手間も片付けの手間も少ないのがうれしい。
日々の朝食からおやつの焼きいもまで、1台のトースターがここまで豊かにしてくれるとは新しい発見。
思うに本当の時短とは、どれだけ時間が短縮できるかではなくて、どれだけ時間を有効活用できるかだということだ。それは料理時間だけの問題ではなく、その前後の生活全体のモチベーションアップにも必ずつながるだろう。
トースターぐらいで? ……そう思った人にこそ、試してみてほしい。「1日の計は朝にあり」などというけれど、腹が減っては戦はできない。D700でワンランクアップした朝食は、完璧な1日の計画立案にも効果絶大……なはず。たぶん。
文:田中真紀子 写真:文田 信基(fort)








