安くて軽い、それもまた正義SONY NW-S313

オーディオ関連機器 2021/8/18
  • facebook
  • twitter
  • line

安くて軽い、それもまた正義SONY NW-S313

SONY「NW-S313」は、同社の音楽プレイヤー「ウォークマン」の中でもエントリーに位置するお手頃モデル。ただ、音楽がスマホで聞ける今、そのためだけにプレイヤーを持つ意味はあるのだろうか? と当然誰もが思うところ。だが、お手頃だからこその利点も確かに存在した。

コスパの高さは圧倒的

SONY「NW-S313(以下S313)」は卵1個分にも近い53gという超軽量の本体、1万円ちょっとで買える値段、超絶シンプルな操作性など、ザ・エントリーといわんばかりのモデル。でも、有線イヤホンが付属するし、「デジタルノイズキャンセリング機能」も搭載するなど、プラスアルファな要素も抜かりなし。

DAP(デジタルオーディオプレイヤー)に興味があるけど自分の肌に合うのかわからない、そんな人が試すにはうってつけのモデルですし、さらに上位機種をゲットしたとしてもサブDAPとして手元において置ける、お守(まも)りのような製品です。

肝心の音質ですが、DAPに限らずイヤホンなどのオーディオ製品は、価格がほぼそのまま音質に直結するもの。ぶっちゃけ値段を思えば全然悪くありません。また、個人の好みもあるので(100均のイヤホンでもいいものがあったりするように)、自分の耳で「なかなかいいじゃん」と思えば勝ち&価値アリです。

再生機能のほかに、S313にはFMラジオ機能があり、これがなかなか楽しめます。電車や帰路でラジオを流すと旅情のようなものがあって、音楽を聴くのとはまた違ったチル感が味わえました。若い人にとってはラジオ体験そのものが新鮮かもしれませんね。一方で、高齢の方ならばポケットラジオも聴ける音楽プレイヤーとして、ウォーキングや自宅で活用できるかも。さらにスマホのインターネットラジオと比べて遅延が少なく、スポーツを観戦しながら中継を聴くのに便利なほか、軽さを生かしてアウトドアでも使えたりと、意外と活用シーンが多かったりします。1万円ちょっとなのに。

SONY NW-S313を価格.comで購入する

ただ聴くだけじゃない機能も便利

多くのDAPはPCを介して音楽データを追加しますが、S313は別売のケーブルを使うと、PCなしでも音源を追加できるのも特徴。スマホやCDプレイヤーなど、ヘッドホン端子さえあればあらゆるデバイスからダイレクトに録音ができます。これを利用して、テープ音源のようなPCに取り込むのが難しい音源をデジタルデータとして持ち歩けるメリットも。もちろん著作権には配慮したうえでの話ですよ。

また、メーカー的には語学学習のサポートもウリにしてまして。任意の地点を繰り返して聞ける「A-Bリピート再生」機能や、約3秒前まで即戻れる「クイックリプレイ」機能があります。英語や中国語などの学習用音源から、集中してリスニングしたい部分を何度も聞けますよーというものです。実際やってみるとかなり使いやすく、電車に乗っていてもポケットの中でボタンを押すだけでリピートして聞けました。

製品名の末尾に『K』がつく「NW-S313K」と「NW-S315K」には、ドック式のスピーカーとスピーカー用AC電源アダプターが付属する。充実したセット内容にも関わらず、タイミングによってはこちらの方が安く買える場合もあるので、購入前にはぜひ価格をチェックしておきたい。

S313は値段も手頃なのでプレゼントとして子どもにも与えやすい。かつ音楽リスニングだけでなく語学学習用途にも使えたりと、本機の性格とこれらの機能がうまいことかみ合ってるんですよね。ちなみに派生の製品ですが、ドック式のスピーカーとセットの「NW-S313K」や「NW-S315K」なら、自室でのリスニング体験がさらにはかどるでしょう。

このように聴くという機能を軸にいろいろできるのがS313なのです。

SONY NW-S313を価格.comで購入する

安いからこそ手軽に試せる

ここまで読んで「音楽を聴くのも語学学習をするのも、スマホでよくない?」と思った人。ぶっちゃけ、それも正解です。1つにまとまっているメリットがありますしね。

ただ、僕個人としては「スマホとは別に音楽を再生できるデバイスを持っていて損はない」と思っています。

たとえば、僕はSpotifyなどのストリーミングサービスには加入しておらず、mp3やFLACなどの音楽ファイルをDAPに入れて管理&リスニングしています。それはスマホでゲームしているとスマホから流してる音楽が止まるとか、スマホの容量が気になるとか、何せ「スマホに音楽もエンタメも全部まかせるのが不安」っていう理由です。DAPなら有線イヤホンをぐるっと巻きつけて常備しておけば、リスニングに関してはまかせられるので、そのシンプルさも好きな点。

言い換えれば、ストリーミングサービスを使っていたり、音楽はYouTubeで聴くのがメインという人にとっては、DAPを持たずスマホで音楽を聴くほうが便利ともいえます。そのスタイルも正解だと思うので、結局はその人次第だったりするんですよね。

音楽をスマホに集約させるのも、あえてセパレートさせるのも、どちらにも一長一短がある。それぞれの利点を考えてみて、どんな機能や要素をDAPに求めるかを見極めるのが大事だと思います。で、そうした見極めの初期投資としてS313の安さは強みというワケ。

SONY NW-S313を価格.comで購入する

1つあると何かと便利、そんなDAP

音質はそこそこといっても、値段や機能を思えば十分。本体を見ずにポケットの中でもカチカチ操作できる物理ボタンは、電車や移動時のリスニングに使いやすい。総じて、サクっと買えてサラっと使えるお手頃DAPという立ち位置です。

価格的にも「スマホでよくない?」となってしまいそうですが、スマホのSuicaで改札に入って、残りバッテリーが5%だったりすると音楽を聴くのにバッテリーは使えない→DAPがあると助かる、といったこともあって(実体験)、スマホとは別にDAPを持つメリットは侮れないと思います。そんなときに限ってモバイルバッテリーがなかったりするのが人生なのです。なのです……。

また、スマホはまだちょっと早い子どものプレゼントとしても、これくらいの価格なら買いやすい。年齢が上がってくれば英語などの語学学習にも使えるし、専用スピーカーがあれば自室リスニングもはかどったりと、そのあたりの使い出は本格的なDAPにも勝るかもしれません。

逆に高齢の人にはFMラジオやシンプルな操作性で推せるので、老若両面に「あったら便利だぜ」と推せるDAPでもあります。旅行のときに持っていけば現地のラジオも楽しめますし、このコンパクトさなら荷物にもならないでしょう。好きな音楽と現地の声、両方楽しめる。

音楽やエンタメを楽しむなら、スマホだけでいいかもしれない。でも、S313を1つ持っていれば、スマホから離れて音楽を聴きたいときや、手軽にラジオを聞きたいときなど、日常生活の頼もしい相棒になってくれるでしょう。価格.com

文:ヤマダユウス型 写真:佐藤竜太

SONY NW-S313 でこの製品を購入する

SONY NW-S313

記憶媒体: 内蔵メモリ
記憶容量: 4GB
インターフェイス: USB2.0(WM-PORT)
再生時間: 52 時間
USB充電 充電時間(約/時間): 約4時間(満充電)、約2時間(約80%まで充電)
Bluetooth: Bluetooth 4.1 + EDR
最大記録曲数(音楽): MP3 128kbps 約830曲、AAC 256kbps 約410曲、FLAC 44.1kHz/16bit 約75曲
ノイズキャンセリング:
幅x高さx奥行き: 44.3x94.6x9.9 mm
重量: 53 g
カラー・記憶容量: 4GB ブルー / 4GB ブラック / 4GB ライトピンク / 16GB
スピーカーセット: NW-S313K(4GB) / NW-S315K(16GB)

価格.comでこの製品を購入する

More Articles

Page Top