三菱電機ホーム機器株式会社
営業部 アメニティ家電営業課
主任
岩下雅史 氏
―― まずは受賞おめでとうございます。ユーザーレビューなどでは、何と言ってもその風量パワーを真っ先に挙げる方が多いですが、この製品が支持されたポイントはどこだとお思いになりますか?
岩下氏 2003年度に発売した「MA-803」から一貫して「集塵力No.1」をテーマに製品作りを行ってきました。やはり、空気清浄機をお使いになるユーザーさんというのは、花粉症であったり何らかのアレルギーであったりという方がほとんどなのです。そういう方にとって何が必要なのかを考えたときに、やはり原因になるものを「しっかりと吸い込む」ということがもっとも重要だと考えたわけです。この分野での当社のシェアはこの「MA-803」あたりから徐々に拡大しておりまして、今回「MA-805」でこのような賞を受賞でき、ユーザーの方にしっかり評価していただけたのかなということを確認できましたね。
―― 最近の空気清浄機では、マイナスイオンなどの付加機能を重視した作りのものが増えていますが、プラズマッハは、空気清浄機の基本性能である「しっかりと吸い込んで空気をきれいにする」というところにひたすらこだわり続けている製品という感じがします。そのような実直な製品作りという点が評価されたようにも思いますが。
岩下氏 そのあたりの「実直なモノ作り」というのは社風でしょうね。実は以前には当社もマイナスイオンなどの機能を使った空気清浄機を作っていたこともあるのですが、花粉症やアレルギーの方に対して本当に何が必要なのかを真剣に考えたときに、「イオンではなくしっかりとした集塵力が必要だ」という結論に達し、今の路線に落ち着いています。よく言われることですが、「真面目なモノ作り」をやっているというのは、社内にいても感じる点ですね。
―― ユーザーによる評価の中でも、デザインやサイズなどに対する評価はそれほど高くありませんが、それでも、最終的な満足度という点では、ほぼ満点に近い4.9という点をユーザーの皆さんがつけています。このあたり、奇をてらわず、あくまで基本に忠実に作り上げた点に好感が持たれたという感じがしますが。
岩下氏 そうですね。こうした評価をいただけたことについては、開発陣もそうとう励みになると思います。確かに、最近の空気清浄機は縦型のスリムなものが主流になってきていますが、これだけのしっかりした風量を確保するためにはどうしても大きなファンを搭載しなくてはいけませんし、しっかり集塵するためにはフィルターの表面積をしっかり確保しなくてはいけないという課題も出てきます。そうすると、どうしても形としては、このようなやや大型のスクエア型になってしまうんですね。お客様の要望をかなえるためにも、性能面では妥協できませんから、致し方ないところもあると思っています。
―― ハイパワーもさることながら、フィルターのお手入れが簡単な「おそうじメカ」も好評のようですね。
岩下氏 皆さんに聞いてみても、フィルターのお掃除は結構面倒で、ほとんどの方がフィルターを掃除していないというんです。そうなるとせっかくの大風量があっても機能を生かし切れませんから、ある意味では、大風量とおそうじメカは対の機能ともいえます。もちろん、お手入れは非常に楽に行えます。
―― 最後にユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。
岩下氏 実際にユーザーの方に使っていただいた中できちんと評価されたということは、私たちメーカーにとって目指すところでもありますので、こうした賞をいただけたことは、本当にうれしいことです。今後も、「集塵力No.1」という路線は外さずに、ユーザーの方に満足していただける製品をご提供していきたいと思っています。
| エアマニア さん |
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| 争覇 さん |
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| チャイナ人形 さん |
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| 家電大好き... さん |
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| ミネラル3000 さん |
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さまざまなジャンルが存在する生活家電カテゴリの中でも、総合評価で4.9という高い満足度を得て文句なしの大賞に選出された。空気清浄機の基本機能に忠実に、部屋の空気を強力に吸い込む大型ファンを搭載し、集塵力No.1の大風量を誇る点が高く評価された形だ。実際のクチコミ評価などでもそのパワーを絶賛する声が高く、部屋のホコリっぽさが消えたなど、目に見える形の効果が実証されている。大風量ではあるが、動作音は比較的静かで、就寝中に稼働できる点も大きなポイント。フィルターの掃除が簡単に行える「おそうじメカ」も、手間いらずと好評だ。なお、後継モデルの「MA-806」も4.8の高評価で、空気清浄機カテゴリでの次点につけている。