
所有しているスマートフォンのキャリア:ソフトバンク(57.4%)が断トツ1位、前回調査に比べドコモ、auも大幅増加
所有しているスマートフォンのキャリアを聞いた。もっとも多いのは、やはり「iPhone」を擁するソフトバンクで、57.4%と半数を超えている。しかしながら、二番手のドコモも24.7%と1/4近いシェアとなり、スマートフォンでは出遅れたauも11.2%と比較的健闘している。
ちなみに、2009年8月の調査結果では、ソフトバンクが61.5%で、ドコモが14.8%。今回ソフトバンクはマイナス4.1ポイントの微減で、ドコモは9.9ポイントの大幅増加。auに至っては、前回調査ではわずか0.5%しかなかったので、10.7ポイントの大幅増加となった。また今回シェアが4.4%となったウィルコムについては前回調査では15.4%あったのが急減しており、イー・モバイルも、6.1%から1.0%へと下落した。
【図4-1 所有しているスマートフォンのキャリア】

【図4-2 所有しているスマートフォンのキャリア(前回調査と比較)】

所有しているスマートフォンのOS:1位「iOS」(54.1%)、次いで「Android OS」(30.9%)。AndroidがiPhoneを猛追する結果に
所有しているスマートフォンのOSの種類ならびに機種名をうかがった。
まずOSであるが、図4のシェア状況とほぼ同じく、ソフトバンクの「iPhone」が採用する「iOS」が54.1%でトップとなり、次点には「Android OS」が30.9%と続いた。ちなみに3位は「Windows Mobile」で8.5%という結果だった。この1年でAndroid系スマートフォンのシェアがかなり増え、先行するiPhone(iOS)との差も23.2%と、Androidの猛追ぶりがよくわかる結果となった。
次に所有する機種別に見てみると、1位、2位ともiPhone勢が占め、1位の「iPhone 4」の25.1%、2位の「iPhone 3GS」の21.0%、さらには5位の「iPhone 3G」の8.0%を加え、この3機種で半数を超える54.1%となった。Android勢でもっとも多かったのは、ドコモの「Xperia SO-01B」が9.3%で、年末に発売されたauの「IS03」が5.9%、ドコモの「GALAXY S SC-02B」が4.4%という結果になった。その他の細かいスマートフォンも合計するとそれなりのシェアとなっており、なかでもドコモ系のその他スマートフォンのシェアは8.4%にものぼっている。ドコモに関しては、Android以外にも、Windows MobileやBlackBerryなど、いくつかのOSを使ったスマートフォンをラインアップ展開しており、こうしたOSを採用するスマートフォンのユーザーを合算することで、図4の24.7%というシェアを構成していることがわかる。逆に、auについては、先行して発売された「IS01」と、年末に発売された「IS03」とでほとんどのシェアを構成していることもわかる。
【図5 所有しているスマートフォンのOS】

【図6 所有しているスマートフォン】
