No.056 ブルーレイレコーダー購入状況調査！ -ご自宅の録画事情は？-

今後ブルーレイレコーダーを購入する予定があるかどうかを聞いた。「購入する予定がある」と回答した人は、全体の1/3強の38.0%。逆に「購入する予定がない」と回答した人は31.3%という結果になった。すでに所有している人が半数程度いることを考えると、なかなか高い購入意欲といえるのではないだろうか。特に、ブルーレイレコーダーを現在持っていない人に限ってこの結果を見ると、43.7%が「購入の予定がある」としており、「購入予定がない」の21.3%を大きく上回っている。また、ブルーレイレコーダーをすでに所有している人でも32.3%が「購入の予定がある」と回答しており、この年末年始にかけて、ブルーレイレコーダーを購入しようと考えている人は、かなり多そうな見込みだ。

ブルーレイレコーダー購入予定者に、購入しようと決めた理由について複数回答でうかがった。もっとも多かったのは「価格が安くなったから」で51.9%。前述したとおり、ここ1年ほどでブルーレイレコーダーの価格はかなり下がってきており、エントリーモデルであれば5万円程度から購入できる状態にある。このように、価格が手ごろになってきたことが、ブルーレイレコーダーの購入を大きく後押ししているという状況が見えてくる。
次点となった「デジタル放送を高画質で保存したいから」（35.9%）は、ブルーレイレコーダーの最大のメリットと言っていいが、これも、テレビのデジタル化が一段落したことで、録画というニーズがここ1年ほどで急激に高まってきたことが背景にある。また、「長時間録画できるから」という回答も35.6%と多いが、これも前述の「ハイビジョン長時間録画」機能が、ここ数年で飛躍的に発展したことで、HDD容量をそれほど気にする必要がなくなってきたことが大きく関係している。5位につけた「HDDを増設できるようになったから」（27.3%）も、これと同じ理由によるものだろう。
なお、「映画など高画質で楽しみたいから」という回答も28.0%あったが、それほど大きな理由にはなっていないようで、やはりここでもブルーレイコンテンツの再生に対するニーズは今ひとつ盛り上がりに欠けている様子がうかがえる。

現在購入を予定しているブルーレイレコーダーのメーカーを聞いた。結果としては、【図3】の「所有しているブルーレイレコーダーのメーカー」とほぼ似た傾向となり、パナソニック、SONYが人気の上位を占めた。ただし、3位には東芝が16.7%でつけており、2位のSONYに1.3ポイント差にまで迫っている。東芝の液晶テレビ「REGZA」が人気となったことで、レコーダーも同じブランドでそろえたいというニーズが高まっているようだ。