
写真の保存・共有に利用する方法:「自分のパソコン」(77.3%)が圧倒的多数。オンラインストレージサービス利用者は少数
デジタルカメラで撮影した写真データをどのように保存しているか聞いた。もっとも多かったのは、当然ではあるが「自分のパソコン」で77.3%と断トツの結果。そのほかのオンラインストレージサービスを使っているユーザーはかなり少ないという結果になっているが、その中では、Googleがサービス提供している「picasaウェブアルバム」が8.2%と比較的多くの人に利用されていることがわかった。そのほかのストレージサービスはほとんどが2%以下という利用割合にとどまっている。また、プリントアウトして「アルバム」に保存するという人も9.4%と比較的多かった。
【図9 写真の保存・共有によく利用しているもの】

よく撮る被写体:「風景」(41.1%)と「人物」(39.6%)が突出。
デジタルカメラを使ってどんな被写体を撮影しているのか、もっとも多い被写体を聞いた。結果としては、「風景」(41.1%)と「人物」(39.6%)が突出し、そのほかでは「動物」が6.4%となった。なお、この「人物」写真には、家族のイベント写真なども多く含まれ、「動物」写真では家のペットなどの写真も含まれている。
なお、【図10-1】のもっともよく撮る被写体に関する結果を、各カメラのジャンル別に割合として出したのが【図10-2】だ。これを見ると、「風景」と「人物」の割合が多いのは全カメラで共通しているが、デジタル一眼レフカメラでは、他のカメラより「夜景」や「スポーツ」と答えた人の割合が高く、コンパクトデジタルカメラでは「動物」「室内」の割合が高い。ざっくりと分けるなら、より撮影が難しい「夜景(高感度撮影)」や「スポーツ(高速撮影)」などはデジタル一眼レフを活用することが多く、その他の一般的なスナップや家族の写真にはコンパクトデジタルカメラを活用することが多いということになるだろう。なお、ミラーレス一眼カメラに関しては、絶対数が少ないのであまり参考にはならないが、比較的「室内」や「風景」が多く、活用シチュエーションとしては、コンパクトデジタルカメラに近いと言ってよさそうだ。
【図10-1 もっともよく撮る被写体】

【図10-2 もっともよく撮る被写体(メインカメラ別)】

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