ホーム > 価格.comリサーチ > 結果レポートバックナンバー > No.063 夏のボーナス2012 -今年はズバリ! 上がる?下がる?-
価格.comリサーチ

結果レポート

リサーチの新着お知らせをRSSで受け取る

No.063 夏のボーナス2012 -今年はズバリ! 上がる?下がる?-

業種別の推定支給額:「公益法人・財団法人」「製造業」「金融業」で増加。「医療業」で大幅マイナスに

ボーナス推定支給額の増減を、業種別に見てみたのが【図1-3-1】だ。まず、業種別に見たボーナス推定支給額だが、昨年に比べて増加しているのは「公益法人・財団法人」(+2.9万円)と、「製造業」(+1.8万円)、「金融業」(+1.1万円)の3業種。ほかの業種についてはマイナスとなっている。特に落ち込みが大きかったのは「医療業」で前年比-3.4万円と大幅マイナスとなった。このほか、「ソフトウェア・情報サービス業」と「サービス業」もそれぞれ-1.7万円、-1.6万円のマイナスとなっている。

【図1-3-1 :夏のボーナス推定平均支給額 業種別(額面)】

2012夏(万円) 2011夏(万円) 増減(万円) 前年比
全体平均 54.9 54.2 0.7 1.4%
業種別 金融業 79.4 78.3 1.1 1.4%
国家・地方公務員 63.1 63.5 -0.4 -0.6%
製造業 60.5 58.6 1.8 3.1%
公益法人・財団法人 54.5 51.7 2.9 5.6%
ソフトウェア・情報サービス業 51.9 53.6 -1.7 -3.2%
医療業 46.7 50.2 -3.4 -6.8%
卸売・小売業 45.1 45.1 0.0 -0.1%
サービス業 40.1 41.7 -1.6 -3.9%

※算出方法: 支給金額の合計 ÷ ボーナスが実際に支給された人の数

※端数の関係で、"増減(万円)"と"前年比"の間に誤差が出ることがあります。

勤務先規模別の推定支給額:中小企業で減少、大企業は増加。明暗分かれる

なお、勤務先規模別に見ると(【図1-3-2】)、従業員50人未満の小規模企業と、従業員500人未満の中規模企業がマイナスとなっており、全体として見ると、中小企業においてマイナスとなっている。逆に、従業員500人以上の大企業では全体的にプラスとなっており、企業規模によって比較的はっきりとボーナスの増減が分かれた形となった。ちなみに、中小企業の平均ボーナス推定支給額は39.4万円(前年比-0.6万円)、大企業の平均ボーナス推定支給額は70.6万円(前年比+1.3万円)となっている。

【図1-3-2 :夏のボーナス推定平均支給額 勤務先規模別(額面)】

2012夏(万円) 2011夏(万円) 増減(万円) 前年比
全体平均 54.9 54.2 0.7 1.4%
勤務先規模別 50人未満 34.5 35.9 -1.3 -3.7%
100人未満 42.2 39.1 3.1 7.9%
300人未満 45.4 46.9 -1.5 -3.1%
500人未満 56.5 56.3 0.2 0.3%
1000人未満 59.6 59.0 0.6 0.9%
5000人未満 70.3 69.1 1.2 1.8%
5000人以上 82.5 81.0 1.5 1.9%

※算出方法: 支給金額の合計 ÷ ボーナスが実際に支給された人の数

【図1-4 :夏のボーナス推定支給額(企業規模別)】

図1-4:夏のボーナス推定支給額(企業規模別)

※従業員300人未満の企業を中小企業、従業員300人以上の企業を大企業としています。

ボーナスの支給時期:6月下旬〜7月上旬が一般的。例年通りの傾向

夏のボーナスの支給時期を聞いた。もっとも多かったのは「7月上旬」で27.4%、続いて「6月下旬」で26.1%となった。「6月上旬」「6月中旬」は意外と少なく、半数以上の企業が6月下旬から7月上旬にかけてボーナスを支給する予定であることがわかった。この傾向自体は、昨年調査結果とほぼ同トレンドとなっている。

【図2 :2012夏のボーナス支給時期】

図2:2012夏のボーナス支給時期

次のページ:自由に使える金額は?

このページの先頭へ