Windows 8の満足度:「満足」は45.2%、「不満」は42.3%
「Windows 8」を購入した人を対象に、「Windows 8」の満足度を聞いた。結果はグラフの通りだが、「非常に満足」が7.2%、「やや満足」が38.0%と、「満足」の割合は合わせても45.2%と半数に満たない。これまでのWindows OSの登場時に比べても、その満足度は低いことがわかる。逆に「非常に不満」(14.8%)、「やや不満」(27.5%)の合計は、42.3%と、満足しているユーザーの数にほぼ匹敵する割合となっている。
ちなみに、「Windows 7」の発売時に行った調査結果では、その満足度は、「非常に満足」が28.7%、「やや満足」が46.2%で、「満足」の合計は74.9%と、満足度はかなり高めだった。この結果に比べても、「Windows 8」の満足度は極端に低い。
なお、この結果を、以前に使っていたOS別に見てみたが、どちらの結果も同様の傾向を示している。機能的にあまり変わらないといわれる「Windows 7」ユーザーからの不満ならともかく、それ以前の「Windows XP」や「Windows Vista」からのアップグレードユーザーにまで、ここまで不満の声が大きいというのは、いささか驚きを禁じ得ない。
【図5-1 Windows 8の満足度】

【図5-2 Windows 8の満足度(以前利用していたOS別)】

Windows 8の項目別満足度:「体感速度」には75.3%が満足。「Windowsストア」「操作のしやすさ」に対する不満は高め
「Windows 8」の満足度を項目別に表したのが、【図6】だ。これを見ると、「Windows 8」がどの点で満足度が高く、どの点で不満が高いのかが理解できる。
まず、比較的満足度の高い項目としては、「体感速度」があげられる。この点に関しては、75.3%の人が「満足」と回答しており、「Windows 8」の処理の軽さ、起動時間や復帰時間の短さは、多くの人が納得するところとなっているようだ。また、「セキュリティ機能」「画面デザイン」「インターネットエクスプローラー 10」の各項目に関しても、半数程度の満足度を得ており、不満の割合は比較的少ないといえる。
逆に、比較的満足度が低く、不満度が高い項目としては、「Windowsストア」「操作のしやすさ」「それまで使用していた周辺機器やソフトへの対応」といったものがあげられる。特に「Windowsストア」に関しては、満足と回答した人の割合が23.0%しかなく、逆に不満の合計は41.1%とかなり多い。これについては、タッチ操作前提のインターフェイス「Modern UI design」(METROインターフェイス)を使った新スタート画面で利用できるものだけに、タッチパネル搭載パソコンのユーザー以外にはほぼメリットがなく、また、「Windowsストア」に登録されているアプリの数がまだ限定的であることも大きく影響している。こちらについては、ハードウェアの制約もあるのである程度仕方ない部分もあるが、問題は、「操作のしやすさ」「それまで使用していた周辺機器やソフトへの対応」という、OSの根本に関わる部分での不満が多いことである。
「Windows 8」に関する感想を記載してもらったフリーアンサーの内容を合わせて見ると、これらの不満の内容がより詳しくわかる。特に「操作のしやすさ」に関しては、前述のタッチ機能に特化した「Modern UI design」に対する批判に加えて、「Windows 7に比べて操作回数が多くなった」「アクセサリなどに含まれるプログラムを探すのが大変」「シャットダウンがしづらい」などの意見が寄せられている。なかには、従来の「スタートボタン」に代わるフリーアプリなどを導入して、「Windows 7」と同等の利便性を確保したというユーザーもいるなど、これまでのWindowsとはかなり異なったインターフェイスにとまどいを隠せないユーザーが多いようだ。
【図6 Windows 8の項目別満足度】

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