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No.069 空気清浄機についてのアンケート! -花粉・有害物質対策してる!?-

総評

今年2013年の春は、前年比3〜7倍ともいわれる大量の花粉の飛散に加え、中国大陸からの黄砂や有害微粒子「PM2.5」の飛来など、何かと空気にまつわる話題が多い。そのためもあってか、例年以上に「空気清浄機」に対する関心が高まっている。そこで、今回の価格.comリサーチでは、この空気清浄機についての利用状況を調査した。 まず普及率であるが、本調査においては、全体のほぼ3分の2に当たる65.6%が何らかの空気清浄機を所有しているという結果が出た。内閣府の消費動向調査では、2012年3月の時点で空気清浄機の普及率は40.0%と発表されているが、それよりもかなり多い割合となっている。ただし、価格.comリサーチで2年前の2011年3月に行った同様の調査でも62.6%という結果だったので、この2年で大きく伸びたというわけではなく、順調に普及が進んでいるというところだろう。なお、各家庭においては、複数台の空気清浄機を所有している割合も全体の4分の1程度に上っており、1台だけではなく、2台目、3台目と買い増しも進んでいるようだ。 この2年ほどで大きく変化したのは、加湿機能付きの「加湿空気清浄機」の割合が増加したことだ。現在販売されている主要モデルのほとんどが「加湿空気清浄機」となっていることもあって、ユーザーが所有する空気清浄機においても、すでに半数近くが「加湿空気清浄機」となってきている。また、メーカー別に見ると、シャープ、パナソニック、ダイキンという主要3メーカーだけで全体の76.2%を占めており、寡占状態が加速している。なお、この3社の中でも、特にシャープとダイキンのシェアがこの2年で増加しているが、パナソニックはほぼ横ばいという状況だ。 空気清浄機の購入理由としては、「花粉症対策」が51.5%でもっとも多い。次いで多かったのが、「風邪の予防(ウイルス対策)」で41.2%。この2つの目的で空気清浄機を購入する人が圧倒的に多い。最近では、加湿機能付きの「加湿空気清浄機」がメインストリームとなっていることもあり、花粉症が問題となる春先ではなく、秋から初冬にかけて、冬の乾燥対策も合わせて空気清浄機を購入するケースも増えてきている。なお、今春話題になっている有害微粒子「PM2.5」をきっかけに空気清浄機を購入したという人はわずか2.3%にとどまった。

なお、購入する際に重視するポイントは、「価格」と「メーカー・ブランド」が多く、空気清浄機本来の性能を決める「集塵性能」や「花粉除去機能」「ウイルス除去機能」は、これらの要素ほど重視されていないことがわかった。これは、空気清浄機自体が成熟して、メーカー間の性能差がなくなってきたことによる、コモディティ化の裏返しとも取れるだろう。ちなみに、空気清浄機の購入価格は、15,000〜25,000円というゾーンが中心で、その前後5,000円分を入れた10,000〜30,000円という価格帯がボリュームゾーンとなっている。

空気清浄機という製品は、その効果が目に見えないものだけに、ユーザー側がどれくらいその効果を実感できているのかが気になるところだが、全体的には77.3%の人が空気清浄機に対して何らかの効果を実感しているようだ。ただし、機能別に見ると、「消臭・脱臭機能」と「集塵機能」の効果は多くの人が実感しているのに対し、「除菌機能」や「イオン放出機能」は、その効果を実感していない人のほうが多いという結果となった。花粉やハウスダストなどの集塵効果や、タバコ臭などの消臭効果はわかりやすいが、細菌やウイルスの除去などについては、正直よくわからないというのが、ユーザーの実感であると言えそうだ。

このように、空気清浄機を取り巻く環境は、2年前とそれほど大きくは変わっていないものの、空気清浄機自体のメインストリームが加湿機能付きの「加湿空気清浄機」となったことと、主要3メーカーの寡占状態がますます進み、しかも各メーカー間での性能差がほとんどなくなったことで、空気清浄機自体のコモディティ化はさらに進んできているといえる。多くの家電製品がそうであるように、製品のコモディティ化が進めば、製品選択は価格やブランドの勝負になりやすい。そういった意味で、空気清浄機市場は新たな局面を迎え始めているとも言えそうだ。

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調査対象:
価格.comID 登録ユーザー
調査方法:
価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答者数:
6,254人
男女比率:
男91.1%:女8.9%
調査期間:
2013年2月22日〜2013年2月28日
調査実施機関:
株式会社カカクコム

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