ホーム > 価格.comリサーチ > 結果レポートバックナンバー > No.084 セキュリティソフト利用状況調査-パソコン、スマホ、守ってますか?-
価格.comリサーチ

結果レポート

リサーチの新着お知らせをRSSで受け取る

No.084 セキュリティソフト利用状況調査-パソコン、スマホ、守ってますか?-

総評

昨今、ウイルス感染や不正アクセスによる個人情報漏洩といったパソコンのセキュリティ被害がたびたび報道され、セキュリティ対策の重要性はますます高まっていますが、今回の調査では、一般のPCユーザーのセキュリティに対する認識の甘さが露呈された結果となりました。メインで使用しているパソコンに何らかのセキュリティ対策を講じている人は、全体の93.4%という高い結果になりましたが、有料のセキュリティソフトを利用している割合は7割にとどまり、残りの3割は無料ソフトか、自己流の方法でセキュリティ対策を行っています。また、同じパスワードを複数のサイトで使い回さないようにしているのは全体の2割と、パスワード管理の重要性についても、認識が甘いという状況が読み取れます。

利用しているソフトの種類については、トレンドマイクロの「ウイルスバスターシリーズ」が19.4%と最も多く、シマンテック「ノートンシリーズ」(12.1%)、キヤノンITソリューションズ「ESETシリーズ」(10.4%)と続きました。これらのセキュリティソフトの購入の決め手となるのは「知名度の高さ」や「価格の安さ」がメインで、性能で選んでいるという人は少ないのが実情です。いっぽう、その満足度については、「非常に満足」「やや満足」が合わせて90.8%と高い結果になりました。

逆に、セキュリティソフトを利用していない人にとっては、毎年かかるライセンス料金が高いことや、導入によってパソコンの動作が重くなることが、その大きな理由となっているようです。ただし、ひとたびウイルスに感染したり不正アクセスを許したりしてしまうと、ソフトの利用料の何倍もの損害を負いかねません。ユーザー1 人1 人がセキュリティ対策への意識を高く持ち、できる限りの対策を行うことが引き続き求められていると思われます。

このページの先頭へ