「ズボンの中を風が吹き抜ける」という快感

まずは、先ほどの空調服と同じ「株式会社空調服」の商品である「空調ズボン」。作業服のようなズボンに、同じようなファンを内蔵した商品だ。これでもある程度、奇異の視線を集めることは避けられないが、少なくとも上着タイプよりはマシである。

そして、ズボンの内側を風が吹き抜けていくことの意味は非常に大きかった。男にとって、夏の暑さで始末に負えないのは、上半身よりも下半身だからである。上半身はノーネクタイで、時折あおぐなどすれば何とか耐えられるが、ズボンの内側が汗でべたつくのはどうしようもない。また、椅子に座り続けていると、太ももの部分だけが蒸れて困るというケースも多いだろう。エアコンの効きが悪い部屋で、長時間のデスクワークに従事する場合でも、これを着用していれば蒸れる心配は全くない。

空調ズボン(電池パックなど込みで1万2600円)も一部のサイズが既に売り切れるなど品薄(画像クリックで拡大)

デスクワーク時に着用すると、全く熱がこもらないので非常に快適(画像クリックで拡大)

ただ、上着タイプほどは目立たないとはいえ、衣服にファンを内蔵した姿はやはり、ある程度の違和感があることはぬぐえない。また、ファンはズボンの内側に対してもむき出しであるため、太ももに触れて気になるほか、ポケットに重いものを入れたときのような重量感もある。デスクワークでは効果が大きいが、立ち上がって活動する際にはやや動きにくさがあることは知っておきたい。

ファンはズボンの内側にむき出しになっているため、立ち上がって活動すると、太ももにプラスチックが当たって気になる(画像クリックで拡大)

単三電池4本または充電池で駆動。ファンは取り外せる。ズボンの部分だけを別に買い足せる(画像クリックで拡大)