熱射病とは無縁?ファン付き帽子
カシレキが販売する「キャップーSA」は、ファンを内蔵した帽子である。夏場は日差しを防ぐために帽子が手放せなくなるが、普通の帽子には中が蒸れるという“副作用”もある。帽子の中に気流の流れがあれば、蒸れからは解放されるというものだ。
一見、普通の野球帽だが、内部はちょっとしたヘルメットのような構造になっており、そこにファンが内蔵されている。単三電池4本を入れた電池ボックスは腰に装着しておく仕組みだ。ほぼ同じ構造で、外側が野球帽でなく麦わら帽子になっているパターンもある。
使ってみると、屋外で熱中症を防ぐ効果はある程度ありそうだ。風のない炎天下で使うと、確実に暑さによるダメージは軽減されている。ただ、風はさほど強いわけではなく、劇的にひんやりと感じるほどではない。暑いが風はそこそこ吹いている、という状況だと、あまりファンによる風の効果を実感できないかもしれない。
また、室内の暑さから逃れるために使用するには、ややファンの音の大きさが気になる。今までの二つと違い、運転モードが一つしか用意されておらず、小さな音を選ぶことはできない。モーターの回転音の周波数がやや高めで、耳につきやすい音という印象もある。また「かぶっている帽子の中で音が鳴っている」状況であるため、使用者自身にとっては思いのほか大きな音が聞こえ、集中力がそがれてしまう可能性もある。あくまでこれは、屋外の暑さで健康を害さないための商品だといえそうだ。