「豆乳ゆば」で若い層を狙うミツカン

ミツカンは2010年に「冷やしぶっかけつゆ」シリーズでバラエティめんつゆ市場に参入。ターゲット、トレンドを踏まえて毎年新しいアイテムを投入しつつ、消費者の反応を見ながらシリーズ品の改廃を重ねている。「震災以降、いざという時に水を使わずに使えるというメリットからストレートつゆ市場が拡大し、パウチ容器入りのつゆも伸びている。この動きを牽引しているのが、ストレートタイプでパウチ容器入りのバラエティかけつゆであることは間違いない」(同社)。同社ではこの傾向は今後もさらに続くと見て、さらなる定番化が見込める強力な新商品の投入を検討した。

同社が調査したところ、バラエティかけつゆの購入比率が高いのは、30代から40代。そこで新フレーバーはこの年齢層が好むものに絞り込んだ。そこで比較的若い層の利用が多い外食店で好まれるメニューのデータを調べると、おしなべて目新しいメニューの人気が高かったという。このことから30、40代の食シーンのバラエティ化が進み、「新しい味」を貪欲に求めていると判断。これまで市場になかった味が必要と感じ、2月14日、刻みゆば入り・豆乳ベースのかけつゆ「冷やしぶっかけつゆ 豆乳ゆば」を発売した。

豆乳味は、冬の鍋つゆからヒントを得た味のバリエーション。ミツカンの鍋つゆで2011年に最も売れたのが「ごま豆乳鍋つゆストレート」で、幅広い世代に受けたという。ほかの候補として担々麺やキムチなど辛味系の味も評価が高かったが、和のイメージがある「豆乳味」を選んだという。

スタンダードめんつゆとバラエティかけつゆでは売り上げの動きが異なり、スタンダードつゆは5、6月から徐々に売り上げを伸ばし、7月に入ってピークを迎える。だがバラエティかけつゆは5、6月から売れ始めるという。「冷やしぶっかけつゆ 豆乳ゆば」の売り上げは好調で、すでに昨年から継続販売している2品とほぼ同程度となっているそうだ。

冷やしぶっかけつゆ 豆乳ゆば」(250g)(参考小売価格246円)。鍋つゆと同じようにゴマ風味をプラス。カツオダシとチキンエキスでマイルドな豆乳の風味を生かしている。刻みゆばがたっぷり入っており、めんに絡みやすい
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ミツカンでは2011年秋冬に10種類のストレート鍋つゆを販売したが、最もよく売れたのはこの「ごま豆乳鍋つゆストレート」だった
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