自営業だとカードローン契約に不利？

安定的な収入を証明できれば、問題ありません。自営業者向けの専用ローンもあります。

職業が自営業だとカードローンの審査に不利、と言われることがあります。確かに、自営業は毎月一定の収入が見込めない不安定な身分と見なされ、審査が厳しめになってしまうのは事実。しかし、逆に考えれば、自営業でも「安定している」ことさえ証明できれば、カードローン審査を通過するのはさほど難しいことではありません。

自営業の人がカードローンを申し込むと、多くの場合、審査のために収入が分かる書類の提出を求められます。この書類で定期的な収入があることが証明できれば、他に大きな問題がない限り、審査は通るのです。

ちなみに、どの種類のカードローンでも、自営業者は借入の際、複数の書類が必要です。本人確認書類や、確定申告書・収入証明書など収入が証明できる書類に加え、請求書や受注書など、事業の実態が分かる書類の提出を求められることも多いです。事前にこれらの書類を用意しておけば、審査もスムーズに進められるでしょう。

また、多くのカードローン会社は、自営業者向けのカードローン商品を用意しています。一般向けカードローンは、自営業者の借入は可能でも、借入資金の使途は「事業性資金を除く」と限定されています。一方、自営業者向けのカードローン商品のほとんどは、借り入れた資金は事業費・生活費、どちらにも使えるのが大きな特徴。事業の資金繰りが大変なときに借り入れたり、収入が低いときに一時的な生活費に充てたりすることができます。事業性資金としても使えるカードローン商品は総量規制の対象外なので、年収の3分の1を超える金額でも借入が可能です。