PHA-2 スペック・仕様・特長

• ウォークマンやiPhone/iPad/iPodとのデジタル接続に対応し、原音に忠実で自然な高音質を実現する、ポータブルヘッドホンアンプ。
• 192kHz/24bitのPCM音源や、2.8/5.6MHzのDSDフォーマットに対応し、非同期伝送方式により高音質コンテンツの実力を余すところなく再現する。
• ラインアウト機能により、本機の持つ高品位なD/A変換出力を外部機器に接続してD/Aコンバーターとして利用できる。

基本仕様

• タイプ: ヘッドホンアンプ
• 形状: ポータブル(ポタアン)
• 出力: 165mW+165mW(8Ω、10%歪); 90mW+90mW(32Ω、1%歪); 25mW+25mW(300Ω、10%歪)
• 電源: 充電池
• サンプリング周波数: PCM:192kHz
• 量子化ビット数: PCM:24bit
• DSD対応: ○
• DSDネイティブ再生: ○
• ハイレゾ: ○
• バッテリー連続再生時間: 電池持続時間 約17時間(アナログ接続時)、約6.5時間(デジタル接続時)

インターフェース・機能

• ヘッドホン端子(ミニプラグ): 1 系統
• USB端子: 3 系統

サイズ・重量

• 幅x高さx奥行: 68x29x140 mm
• 重量: 270g

新製品ニュース　ソニー、DSDとリニアPCM対応のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-2」

2013年9月5日　12:54掲載

ソニーは、ポータブルヘッドホンアンプの新製品として、「PHA-2」を発表。10月25日より発売する。

2012年に発表した同社初のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1」の後継機種。新たに5.6MHz/1bitのDSDフォーマットや192kHz/24bitのリニアPCM音源に対応したのが特徴。高音質なコンテンツのクオリティをあますところなく再現できるようになった。非同期伝送方式により、PC側のノイズに影響を受けない高音質なサウンドを実現する。さらに、iOS搭載端末を含む幅広いデバイスとのデジタル接続にも対応している。

DACは「WM8740」（Wolfson社製）から、据え置き型の高級アンプで使われる「PCM1795」（Texas Instruments社製）に変更されている。オペアンプとヘッドホンアンプは「PHA-1」と同じで、オペアンプは低ノイズ・低歪率な「LME49860」（Texas Instruments社製）、ヘッドホンアンプには電流帰還型の「TPA6120」（Texas Instruments社製）を採用している。

アナログ回路には「PHA-1」と同様、35μmの厚膜銅箔プリント基板、オーディオ信号用のフィルムコンデンザーといった高品位なオーディオ専用部品を採用。アナログ回路とデジタル回路を分離したレイアウトを用いることで、干渉による不要な内部電気的ノイズの発生を低減し、クリアな音楽再生を実現している。

このほか、筐体にはアルミ素材を利用し、外部の衝撃からボリュームノブやプラグ部を保護する亜鉛ダイキャストバンパーも備えている。また、ゲイン切り替えスチッチも引き続き装備する。

電源は、内蔵充電式のリチウムイオンバッテリーで、USB接続での充電に対応。充電時間は約3.5時間（ACアダプター接続時）/約7時間（PC接続時）。駆動時間は、アナログ接続時で約17時間、iPhone/iPod/iPadとのデジタル接続時で約6.5時間となっている。最大出力は、約165mW+165mW（8Ω、10％歪）、約90mW+90mW（32Ω、1％歪）、約25mW+25mW（300Ω、10％歪）。

入力インターフェイスとして、ステレオミニ端子、micro USB端子（タイプB）、iPod/iPhone/iPad用接続端子を搭載。出力はステレオミニ端子（PHONES）ステレオミニ端子（AUDIO IN、LINE OUTをスイッチで切り替え）。本体サイズは約68（幅）×29（高さ）×140（奥行）mmで、重量は約270g。micro USBケーブル、音声ケーブル（ステレオミニ）、シリコンベルト×4などが付属する。

市場想定価格は55,000円前後。