auから格安SIM・格安スマホ(MVNO)乗り換えガイド
格安SIMはテレビCMなどでも話題となり、その名の通り価格の安さに注目が集まっています。ここでは、大手携帯キャリアの中から、auのユーザーが格安SIM・格安スマホへ乗り換える際の手続きや注意点をご紹介します。
疑問が解消したら、あなたに合ったプランを見つけましょう
通信回線を自社で持たず、docomo、au、SoftBankなど大手携帯キャリアの回線を借りてサービスを提供する事業者であるMVNOの通信サービス・SIMプランのことを、毎月の利用料金の安さから「格安SIM」と呼んでいます。また「格安スマホ」とは、月額料金が抑えられる格安SIMを対応スマホに装着して使うサービスのことです。
利用料金が安いのは、自社で回線を持たないことで基地局の維持費や増強等のコストをカットできていることが大きな要因のひとつです。
格安SIMの安さは大きな魅力の1つですが、安さ以外の魅力もあります。逆にauなどの大手携帯キャリアの方が優れている点もあります。メリットとデメリットを把握し、自分にあったSIMを検討しましょう。
乗り換え時には下記の費用が必要になります。
auの解約金は「2年契約N」と「2年契約」のどちらを契約しているかで変わってきます。
契約期間中の解約金ですが、「2年契約N」の場合は1,100円で、「2年契約」の場合は10,450円となります。解約金のかからない期間はどちらも申し込みの月から24か月目、その翌月・翌々月の3か月間となります。「2年契約N」が適用されるのは2019年10月1日より提供されたプランを対象としているため、2019年9月30日以前からのプランで契約している場合は旧プランの「2年契約」で契約している可能性があります。「My au」でご自身の契約状況を確認しましょう。
なお、機種代金の分割払いが完了していない場合、残額の支払いが継続して発生しますのでご注意ください。
現在使用している電話番号を変えずに他社に乗り換えるMNPを利用する場合は、au(転出する会社)にMNP転出手数料を支払う必要があります。auの場合、3,300円となっています。
乗り換え先のMVNOで新規SIM発行手数料や事務手数料などの初期費用が必要になります。MVNOごとに異なりますが、3,000円前後であることが多いです。
MVNOではキャリアメールが利用できないので、キャリアメールで登録しているサービスがある場合はGmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスを取得して、登録し直す必要があります。キャリアメールでやりとりしている相手がいる場合なども他のメールアドレスやSNSを用意しなければ連絡ができなくなってしまうので注意が必要です。
あまりキャリアメールを使用していない場合でもメールアドレスが必要になる場面は意外と多いので、格安SIMに乗り換える場合はフリーメールアドレスを取得しておきましょう。
端末の支払いがまだ残っていたり、端末に特に不満が無いなど今の端末をそのまま利用する場合は、乗り換え先の格安SIMが今の端末で利用できるか確認しましょう。
新しい端末に買い換える場合は、乗り換え先で格安SIMと端末をセットで購入するか、端末のみ別で購入することになります。別で購入する場合は好きな端末を自由に選べるメリットがあります。話題の最新機種など購入したい端末があれば、その端末で利用できる格安SIMを選ぶようにしましょう。
au端末であればau回線の格安SIMはそのまま利用できる場合が多いですが、2017年8月1日以前に販売されていたau端末の場合はau回線であってもSIMロック解除が必要です。またau以外の回線プランを利用したい場合はSIMロック解除が必要となります。
au以外の回線を検討する場合はもちろんですが、au回線の格安SIMを検討している際にも今の端末の動作確認情報を必ず確認しましょう。
現在の電話番号をそのまま引き継いで乗り換える場合、MNPを利用することになり、そのためにはauで「MNP予約番号」を取得する必要があります。店頭の他、電話やWEBでも取得可能です。
ただし、MNP予約番号には最大15日間の有効期限があり、過ぎてしまうと再度取得しなければなりません。MNP予約番号の取得手続きは、格安SIMを申し込む直前に行うようにしましょう。
※MNP転出手数料は、回線切り替え設定を行った際に発生します。
0077-75470(通話料無料)に電話すると案内に沿って取得できます。受付時間は9時から20時までで、契約者本人が電話する必要があります。auの携帯、一般の携帯共通の番号となっております。
【My au → 画面上部「スマートフォン・携帯電話」 → ご契約内容 / 手続き → お問い合わせ / お手続き → MNPご予約】の手順で取得できます。受付時間は9時から20時までとなっており、20時までにWEB上での手続きを完了させる必要がありますので注意しましょう。
【EZwebボタン → トップメニューまたはauポータル トップ → My au → 申し込む / 変更する → au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)】の手順で取得できます。受付時間は9時から20時までとなっております。
お近くのauショップやトヨタ au取扱店 (一部除く)で取得できます。受付時間は各店舗によって異なります。
使用中のau回線から格安SIMへ切り替える設定は、格安SIMが届いたあとに行います。回線切り替えの手順は、SIMカードに同封されている説明書に記載されていることが多いです。
一般的には、SIMカードが届いたら乗り換え先のコールセンターもしくはマイページから回線の切り替え手続きを依頼します。依頼後しばらくすると、利用していたスマホではau回線を使った通話も通信もできなくなります。およそ30分〜2時間程度で、auから格安SIMへの回線切り替えが完了します。回線が切り替わったSIMカードをスマホに差し込むと、格安SIMの回線で通話や通信が利用できるようになります。
(切り替えが完了するまでの間、一時的に通話や通信が利用できなくなります。また、その時間は乗り換え先によって異なります。)
また、この切り替え手続きを行わなかった場合、SIMカードが届いてから数日経過すると自動的に回線が切り替わります。
※回線の切り替え手続きを行うと、auの契約は自動的に解約になります。改めてauで解約手続きを行う必要はありません。
今の端末をそのまま使用する場合のおおよその流れは下記になります。
新しい端末に買い換える場合のおおよその流れは下記になります。
※端末を別で購入する場合は乗り換え先の動作確認端末情報を確認しましょう。
au端末であればau回線の格安SIMを利用できる可能性は高いですが、端末と格安SIMの組み合わせによっては利用できる機能に制限がかかることもあります。またau回線の格安SIMであってもSIMロック解除が必要なケースもあるので、乗り換え先の動作確認情報を慎重に確認する必要があります。
乗り換え先の格安SIMの候補を広げたい場合は、格安SIMとセットで販売している格安スマホに端末ごと乗り換えたり、別途でSIMフリースマホを購入するなども検討してみましょう。
格安SIMの国内通話料金は、従量課金制で一般的に30秒あたり22円程度かかります。音声通話を頻繁に利用する場合、かけ放題や通話定額のオプションまたはプランがある格安SIMを検討するのが良いでしょう。
格安SIMをご利用になる場合、今までの携帯電話キャリアサービスと異なる部分があります。代表的なものをご紹介します。
格安SIMでもテザリングを利用することは基本的に可能です。ただし、auで購入した端末と格安SIMの組み合わせでは利用できないケースもあります。使用する端末でテザリングが利用できるかは、乗り換え先の動作確認ページを確認しましょう。
格安SIMでもLINEを問題なく利用できますが、格安SIMでは携帯電話キャリアの年齢認証ができないため、LINEで友だちを追加する際にID検索ができません。ですが、格安SIMの中でも年齢認証が可能なLINEモバイルとY!mobileではID検索が可能です。
(Y!mobileにはau回線プランはありません。)
ID検索ができない場合でもQRコードなどで友だち追加することが可能です。
au回線に対応したMVNOは年々増えてきています。au回線プランを提供している主なMVNOは以下の通りです。
auと格安SIM・格安スマホは、それぞれの強みを活かしたサービスを展開しています。それぞれの良いところや苦手なところをしっかり把握したうえで、乗り換えを検討しましょう
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※ SIMプランの動作確認済み端末や端末の通信制限(SIMロック)については、通信事業者またはご購入店にてご確認ください。
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