ベストバランスな相棒HUAWEI MediaPad M5 lite 8
スピードも大事。画面の広さも重要。だが、モバイルデバイスを選ぶ上で、ポータビリティは最も意識したいポイント。その点、Androidタブレット「HUAWEI MediaPad M5 lite 8」のサイズ・重量は絶妙。作業効率のいい8インチクラスという手軽に持ち運べるボディだから、いつも一緒に動けるパートナーとなる。
帯によし、たすきによしのサイズ感
よく話題にあがりませんか? スマートフォンのサイズはどれくらいがいいのかって。
通話・通知確認が主体の方は、小さければ小さいほうがいいと言う。映像・写真・電子書籍などのビューワーとしても使う方は、大きめのサイズがいいと言う。それぞれに使い方が異なるため、マストだと思えるサイズが異なるのは自然なことです。
では、タブレットの場合はどうでしょうか。いかほどの画面サイズを求めるでしょうか。
これが面白いんです。ビューワーを求める方々の一部から、7〜8インチサイズがいいよね、という声が聞こえてくるんですよ。10インチ超の大型・大迫力・超没入モデルがあるにも関わらず。

なぜか。片手で持ちやすいサイズだから。
確かにポータビリティは大事です。持ち運びしやすいサイズであれば、いつでも一緒にいられますし。そうだよな、と、「HUAWEI MediaPad M5 lite 8(以下、「MediaPad M5 lite 8」)」を手にして強く実感。がっしりと片手で握れるサイズで絶大な安心感があります。10インチ超のタブレットだとこうはいかない。いうなればボディサイズが大きくハンドリングが重いクルマです。「落とすかも」「ぶつけるかも」という不安がつきまといがち。
個人的に、普段は5インチ級のスマートフォンを使っているから、8インチの画面サイズにも広々とした開放感を覚えます。タブレット専用アプリも、拡大表示したスマートフォンアプリも、大きな画面だからこその快適な操作感が気持ちいい。老眼が始まった目にも優しいんです。
ウェルバランス、ベストサイズ。うん。MediaPad M5 lite 8を称すなら、この2つの言葉を使いたい。
スマホ生活をアシストする8インチ
スマートフォンが常に手元にある現在は、スマートフォンこそファーストディスプレイでファーストデバイス。テレビもPCも、そしてタブレットも基本的にセカンドディスプレイ&デバイスです。
だからMediaPad M5 lite 8は、スマートフォンを超える画面サイズながら、どこにでも持ち運びやすい個性を生かしたくなります。
まずは、やっぱり、映像ビューワーとしての生き様を感じたい。イヤホンと共にベランダに持っていけば、そこは自分だけのシネマに早変わり。外界に接している場所なのに、強固な没入感が映像の世界に心を解き放ってくれます。飛行機や新幹線での移動中も活躍してくれます。
ブラウザとして使うなら、キッチンに置くのはどうでしょうか。コンパクトなサイズは狭いキッチンでもじゃまにならず、大きな画面でレシピサイトを確認したり、調理動画を見ながらの手料理チャレンジは思いのほか捗るもの。しかも「OK Google、コロッケのレシピ探して」とハンズフリーでも操作できるのですから。

約310gという軽量ボディは、手で持ち続けても負担にならない重さ。縦位置にして電子書籍を読むのにもピッタリ。dマガジンなどの電子雑誌は1ページの情報量が多くてスマートフォンだと拡大しないと読みにくいときもあるが、MediaPad M5 lite 8なら大丈夫。キャプションとかの細かい文字でなければ、普通の雑誌と同じように読み進められます。
おっと、スピードもなかなかのものでしたMediaPad M5 lite 8。さすがに最高画質設定は無理がありましたが、「荒野行動」や「PUBG」といったヘビーウェイトな3Dゲームも問題なく遊べます。横位置にしたときにステレオスピーカーになるというのも大きなメリット。これ、もしかして子どもに渡す端末としても優れているかも?

その直感は正しかった! スマートフォンよりも大きな画面、対応するスタイラスペンならタッチするだけで手書き入力モードになる親和性の高さは、オンライン授業のツールとしても適していました。「ここテストに出るからなー」のときはスクリーンショットをとり、スタイラスペンで赤字を入力しておけば、ノートとは別に学ぶべきポイントを記録できますし。
多くのシーンで活躍するハイコスパ機
まだまだMediaPad M5 lite 8の活躍の場はあります。いまやカーナビの世界は、専用機よりスマートフォンアプリのほうが高性能という時代となりましたが、同様の性能を持ちながら大画面のMediaPad M5 lite 8なら、見やすさもグッとUP。照度センサーがないために、トンネルの中に入ると明るすぎちゃうという欠点はあるにしても、ほら、大画面カーナビって正義だから。
ノートPCを持ち歩いている方でも、サポートメカとしてMediaPad M5 lite 8を使ってもらいたいんですよね。「TwomonAir」などのアプリを使ってノートPCの外部ディスプレイにする...といったハイエンドな活用法でなくてもいいんです。「Google ドキュメント」や「Google スプレッドシート」はオンラインで編集結果を即座に反映してくれるので、MediaPad M5 lite 8側を書類や資料のビューワーとすることで、疑似的に画面拡張ができますから。
LTEモデルならばネットの世界に即ダイブできるのもいいですね。自宅のみならず移動先でもウェビナー、ビデオチャットに臨めます。意外とMediaPad M5 lite 8のマイクの品質は良好で、ミーティングのメンバーに滑舌が悪く聞こえるなんてことはありません。このようにテレワークを加速させるスキルもあるのですよ。

画像編集がしやすいのも特徴でしょうか。高品位なカメラを持つスマートフォンからMediaPad M5 lite 8に写真を転送し、MediaPad M5 lite 8の大画面でレタッチすれば快適そのもの。「Instagram」や「Facebook」、「Twitter」などSNS担当者にとってすばらしい武装となりえます。
セカンドディスプレイ・セカンドデバイスだとしても、これだけの活用法があるMediaPad M5 lite 8。その最も推しのポイントを伝え忘れていました。すっごく安いんです。2020年7月時点で、一番安いメモリ32GBのWi-Fiモデルなら2万円前後、最も高いメモリ64GBのLTEモデルでも2万9,000円前後と、とってもリーズナブル。
発売からやや時間が経過したモデルだから、というのもあるのでしょうけど、MediaPad M5 lite 8のコスパはタブレット界でもトップクラス。こんなにうれしいことがあっていいのでしょうか。
いいのです。絶対に、いいことなのです。
文:武者良太 写真:文田信基(fort)