カメラ・カメラ周辺機器部門
カメラ・カメラ周辺機器部門大賞
受賞ポイント
- 最上位機「Z9」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載した高性能なAPS-C機
- 有名クリエイターが作成した「イメージングレシピ」で多彩な画作りが楽しめる
- 1000カンデラの高輝度EVFを搭載し、明るい環境でも快適なファインダー撮影が可能
大賞寸評 人気の小型ミラーレス市場に遅れてやってきた、ニコンの本格派モデル
2020年に端を発したコロナ禍で大きく落ち込んだデジタルカメラ市場。コロナ禍が明けてからも市場の回復は遅く、新製品の発売ペースも鈍ったままだった。そんなデジタルカメラ市場で、ほぼ唯一人気を維持しているのが、より機動性の高い小型ボディのミラーレス一眼カメラだった。この分野では、富士フイルムやソニーの製品が常に人気ランキングの上位を占めていたが、2024年末、ニコンから発売された「Z50II」によって、この分野におけるニコンの地位は大きく向上した。
「Z50II」は、ニコンのミラーレス一眼カメラ「Z」シリーズのラインアップでは、入門機という位置づけ。ただし、入門機とは言っても、その中身はかなりの本格派だ。撮像素子は小型のAPS-Cサイズだが、映像エンジンには、上級モデル「Z9」と同じ「EXPEED 7」を搭載。AFの速さや精度が前モデル「Z50」に比べても大幅に向上したほか、上級機で利用される9種類の被写体検出機能も利用できるなど、上級機並みの使い勝手を実現した。しかも、APS-C機としては初めて、上級機で採用されている編集機能「ピクチャーコントロール」も搭載するなど、撮影後の楽しみも増やされている。もちろん、550gという軽量・小型ボディのため、持ち運びもしやすく機動性は抜群。ボディ単体で12万円台から購入可能という価格の安さもあり、価格上昇著しいデジタルカメラ市場にあって、一躍人気を得た形だ。
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| タイプ | ミラーレス |
| レンズマウント | ニコンZマウント |
| 撮像素子 | APS-C/23.5mm×15.7mm/CMOS |
| 手ブレ補正機構 | ー |
| 可動式モニタ | バリアングル液晶 |
| 動画記録画素数 | 4K(3840x2160)/59.94fps |
| 重量 | 約550g(バッテリー、メモリーカードを含む)/約495g(本体のみ) |
| 付属レンズ | 無(本体のみ) |
レビューピックアップ
さん
一推しポイントは、最近では珍しい内蔵フラッシュです。イルミネーションや夜景を背景に知人を撮りたい時に大活躍します。そんな時、鞄から大きなフラッシュを取り出して時間かけてると、スマホでいーじゃん、となっちゃいますよね。手ぶれ補正では対応できないシチュエーションです。
さん
大口径マウントでAPS?との疑問を払拭する完成度とコスパ。フルサイズ機種が性能向上とともにどんどん重たく、かつ高くなる状況を考えると、この使いやすさ、持ち運びやすさ、性能はフルサイズでなくてもこれで十分ではと思ってしまいます。
レビューデータ
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評価項目
受賞製品評価
カテゴリ平均値
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デザイン
- 4.67
- 4.52
-
画質
- 4.47
- 4.53
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操作性
- 4.49
- 4.27
-
バッテリー
- 3.24
- 4.12
-
携帯性
- 4.39
- 4.25
-
機能性
- 4.25
- 4.39
-
液晶
- 4.46
- 4.30
-
ホールド感
- 4.71
- 4.41
※2025年11月時点のデータです
デジタル一眼カメラ受賞製品
デジタル一眼カメラ銀賞
レンズ受賞製品
デジタルカメラ受賞製品
ビデオカメラ受賞製品
Mr.あえらすさん
コスパ最強カメラ!グリップホールド感が凄い!画質は、趣味として使うなら問題ありません。ボケ感はAPS-Cですので、美味しい所がトリミングされた形となります。おおよそ1段分落ちたボケ味と思って頂ければとわかりやすいかと思います。携帯性は、軽くて小さく抜群です!!高感度ノイズは、思ったより強いと思ってます。