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2025年のゲーム機市場における大きな話題と言えば、6月に発売された任天堂の新モデル「Nintendo Switch 2」をおいてほかにはないだろう。何しろ、4月の詳細発表後から一気に話題沸騰。あまりの人気ぶりと、予約購入の方法がかなり限定されたこともあって、発売日当日までネット上では、さまざまな情報が飛び交うこととなった。結果として、発売当日に買えた人はごく一握りという超品薄状態となり、年末に近づいた今も本機の入手はなかなか困難という状況。良くも悪くも話題性では今年一番の製品となった。
本機は、初代「Nintendo Switch」との互換性は持ちつつも、ディスプレイの大型化、処理性能のアップ、ストレージの容量拡大、Joy-Conの改良など、いくつかの改良が施されている。これらの改良により、より精細なグラフィックの専用ゲームをプレイできるようにもなったのが大きな進化点だが、従来のゲームもそのまま遊べる下位互換性を持ち、「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」と、形態を変化させながら遊べるというコンセプトはそのまま維持された。日本国内では販売価格がかなり抑えられたこともあり、多くのユーザーから好印象を勝ち得た。まさに、ユーザーオリエンテッドな正統進化的なバージョンアップと言えるだろう。