スマートフォン部門

ここ数年、スマートフォンの高価格化が進んでいる。ハイエンドモデルはどれも10万円を超え、なかには20万円を超えるものも。ミドルレンジと言われていた製品も、少し前なら5万円前後で買えたものが軒並み値上がりして、今や7〜8万円前後が中心だ。もちろん、その分、性能は向上しているのだが、すでにスマートフォンの性能はやや頭打ちとなっており、ハイエンド機の売り上げは下がり気味。これに代わって、今市場の中心を担っているのが、ミドルレンジのスマートフォンだ。それだけに、各社ともこの市場に意欲的な製品を投入し、しのぎを削っている。
そんな熾烈なミドルレンジスマホ市場にあって、安定した人気を維持しているのが、シャープの「AQUOS sense」シリーズである。必要十分な処理性能とカメラ、見やすいディスプレイ、2〜3日は充電いらずで駆動するロングバッテリーと、堅牢で軽量なボディ。こうした当シリーズの魅力はモデルを経ても変わらず、本機もこれらの特徴はしっかり踏襲。処理性能やカメラなどの機能は着実にアップしつつも、多くのユーザーから高い評価を得てきたバッテリー駆動時間は、2日間を堅持。本体価格も、高騰著しいスマホ市場にあって6万円を切るレベルを維持。こうした堅実な設計と、価格の安さが、多くのユーザーから高い評価を得ている。