エクステリア・外構 リフォーム 費用・相場

カーポートにはさまざまなタイプとサイズのものが発売されています。5〜25万円が中心的な金額ですが、屋根の支持方法や、柱の高さやサイズ（幅・奥行き）などの違いによって価格も大きく変わってきます。支持方法には、左右どちらかに柱を設置する「片ながれタイプ（片側支持タイプ）」と、両側に柱を設置する「両側支持タイプ」があります。1台用には、柱の本数も少なく「両側支持タイプ」より価格が安い「片ながれタイプ」が主流です。

なお、車高の高いワンボックスカーの場合は、高さのあるロング柱を選ぶ必要があります。雪や風が強い地域の場合は、耐雪や耐風性能に優れたカーポートが求められるため、価格がアップする傾向にあります。

設置にかかる費用は3〜5万円が目安です。ただし、既存のカーポートの撤去がある場合は、さらに2〜4万円必要です。この例では1台分を新しく設置する費用を想定しました。地面がコンクリートの場合や、残土の処理を行う場合、さらにカーポートの幅や奥行きを切り詰める作業が必要な場合には別途費用がかかります（設置費用に含まれる場合もあります）。

門扉から玄関ポーチを結ぶ通路をアプローチと言います。住居の内と外を結ぶ大事な場所ですので、床材にも気を配りたいところです。コンクリートだけの場合もありますが、タイルや乱形石（天然石を薄く割りはがしたもの）などを敷き詰めることで、落ち着いたアプローチになります。いずれも、色合いや質感の違うさまざまなものがそろっています。

費用は、選ぶタイルや石によって、また下地が土かコンクリートかなどによって変わってきますが、作業代金を含めて1平方メートル当たり、2〜4万円程度が目安になります。ただし、施工面積が数平方メートルなどと狭い場合は単価が高くなる場合があります。ここでは乱形石を選び、施工費用もふくめて1平方メートル2.5万円と見積もっています。

エクステリアフェンスは、となりの住居との境界であるだけでなく、目隠しや防犯対策といった意味もあります。素材には、木、アルミ、スチール、鋳物などがあります。金額は素材やデザインによってまちまちで、木は2〜10万円、アルミは1〜15万円、さらに曲線が多く装飾性の高い鋳物は2〜30万円になります。スチールのメッシュタイプであれば2m（フェンスの場合は1枚当たり2mのものが一般的です）当たり5000円程度のものもありますが、デザイン性も考慮すると1〜4万円が中心的な価格になります。また、一部の境界用の大型フェンス以外は、コンクリートや化粧ブロックなどで作る基礎工事の必要もあり、化粧ブロックを何段積み上げるのかによっても金額は変わってきます。

フェンスの設置費用はおおよそ1ユニット当たり5000円前後。たとえば化粧ブロックの高さが1m、フェンス自体の高さが80cmの場合、土台となる基礎工事は材料費を含めて2mで3〜4万円が目安です。後は、フェンスに何を選ぶかで総額が変わってきます。この例では、2mで2万円のものを選び、2m当たりの単価はフェンスの費用と工事費用をあわせて6万円としています。