使用しているスマートフォンへの満足度:「非常に満足」「やや満足」が約7割。2011年3月発売モデルを境に、満足度に差
今使っているスマートフォンの満足度を聞いた。「非常に満足」と「やや満足」を足した合計は69.7%で、ほぼ7割ほどの人が、今使っているスマートフォンに満足していることがわかる。逆に「非常に不満」という人は5.8%となっており、さほど多くはない。
これを、スマートフォンの発売時期別に見てみたのが【図14-2】だ。満足度が大きく上がるのは、2011年3月以降に発売された製品からということが見て取れる。それ以前の満足度は、およそ50〜60%といったところだったのが、2011年3月以降の製品では、満足度のレベルがワンランクかツーランクほど上がっており、70〜90%ほどとなってきている。これは、今年3月以降に製品化された春モデル以降のスマートフォンの出来のよさを示していると言っていい。
【図16】で使用しているスマートフォンの不満点を見てもわかるように、スマートフォンで常に問題となるのは、「バッテリーの持ち」である。「超小型パソコン」と言ってもいいスマートフォンは、従来の携帯電話よりもはるかに電力を使うので、携帯電話用の小型バッテリーだけでは1日持たないというケースもある。その点、初期のスマートフォン(特にAndroid機)では問題になることも多かったが、今年の春モデル以降の製品では、こうしたバッテリー問題がだいぶ改善された。また、Android OSのバージョンもほぼ横並びの最新バージョンを用いるようになってきており、使い勝手の善し悪しや性能差もそれほどなくなってきていることから、全体としての製品への満足度が高まってきているものと思われる。
【図14-1 現在使用しているスマートフォンの満足度】

【図14-2 現在使用しているスマートフォンの満足度 発売時期別】

使用しているスマートフォンの満足な点:1位「機能・アプリケーション」(63.3%)、2位「タッチパネルの操作性」(59.2%)
現在使用しているスマートフォンの「満足な点」を聞いた。上位に挙がったのは「機能・アプリケーション」(63.3%)や、「タッチパネルの操作性」(59.2%)、「画面の画質・サイズ」(45.8%)など。全体の4割ほどを占める「iPhone」のメリットとして語られることの多いポイントであるが、最近増加しているAndroidスマートフォンでも、同様のメリットを感じられるようになってきたということだろう。特に機能やアプリについては現状でも満足度は高く、日々増加を続けるアプリの数と種類に満足しているユーザーは多い。また、画面とタッチパネルの品質についても満足度は高く、4インチ前後の大画面と、その上で行えるタッチ操作によるユーザーインターフェイスは比較的評価されているようだ。
【図15 現在使用しているスマートフォンの満足な点(複数回答)】

使用しているスマートフォンの不満な点:1位「バッテリーの持続時間」(76.7%)、2位「タッチパネルの操作性」(42.8%)
逆に、現在使用しているスマートフォンの「不満な点」を聞いた。断トツで多かったのは「バッテリーの持続時間」で76.7%。およそ4分の3の人が、バッテリー持続時間に関しては不満を持っていることがわかる。その他、だいぶ離れて「タッチパネルの操作性」(42.8%)が続き、以下「通信速度」「通信料金」「防水非対応」「通話エリア・電波の悪さ」となる。
バッテリーの問題については、今年の春モデル以降かなり解消されつつはあるのだが、それでも丸一日持つ程度というバッテリー持続なので、従来の携帯電話から乗り換えた人にとっては、非常に「バッテリーが持たない」と感じることだろう。「超小型パソコン」とも言うべきスマートフォンだけに致し方ない部分はあるのだが、まだユーザーの満足度を勝ち得るところまでは行っていないようだ。
「タッチパネルの操作性」については、この分野ではかなり高度なユーザーインターフェイスを実現している「iPhone」に対し、Android機はやや劣る部分があるため、「iPhone」とAndroid機を比較した場合に、それが不満というケースが多いものと思われる。
【図16 現在使用しているスマートフォンの不満な点(複数回答)】

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