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No.054 2011年夏 スマートフォン購入状況調査!

総評

今人気の「スマートフォン」に関する調査を行った。今年1月にも同様の調査を行ったので、この半年で、スマートフォンを巡る環境がどのように変化してきているのかといった点も今回の調査で明らかになった。

まず、スマートフォンの所有率であるが、全体の41.9%が所有しているという結果になった。4割を超える人がすでにスマートフォンを所有しているということで、過半数に届くのも時間の問題という状況だ。なお、半年前の所有率は29.3%だったので、半年ほどで12.6ポイントも上昇したことになる。この半年でスマートフォン普及がいかに急激に進んだかを示すものだろう。

これを通信キャリア別に見ると、従来は過半数を占めていた「iPhone」擁するソフトバンクのシェアが半分以下の44.8%に落ち、その代わりにドコモ、auの2大キャリアの勢力が大幅に増加している。特にドコモについては前回調査より10ポイント近くもシェアを上げており、勢力拡大が著しい状況だ。確かに、ドコモに関しては、今年の春モデルとして、ソニー・エリクソン製の「Xperia arc」やNECカシオ製の薄型モデル「MEDIAS」を発表して話題となったのに続いて、夏モデルでは「Xperia arc」の姉妹モデル「Xperia acro」を発売したほか、その処理性能でパワーユーザーに人気のサムスン製「GALAXY S II」を発売するなど、人気モデルが目白押しだ。この半年間ではもっとも多くの話題を振りまいてきただけに、シェア拡大も著しかったと言えるだろう。auも「Xperia acro」や「INFOBAR」などの人気製品が出てきているが、ドコモに比べるとややインパクトに欠けた印象はある。ただし、シェア自体は半年前よりも確実に増加傾向だ。これに対して、従来6月くらいに新製品が投入される予定の「iPhone」の新モデルが延期されたソフトバンクは、ややシェアを落としている。ただし、依然として「iPhone」の所有率は断トツのNo.1であり、他の追随を許すような状況にはない。

また、所有モデル別で見てみると、全体の4割近くを占める「iPhone」に対して、Android勢が5割近くを占めるというように、「iPhone対Android」という対決軸で考えるならば、すでにAndroid勢のほうが優勢という状況だ。しかし、「iPhone」は1モデルで数十%のシェアがあるのに対し、Android機は多くても1モデルあたり5%程度のシェアであり、個別モデルで見た場合にはまだまだ「iPhone」を超えるような魅力的なスマートフォンは出ていない状態だ。そんな中でも、昨年発売されたドコモの「REGZA Phone」や「Xperia」、auでは「IS03」などが比較的多くのユーザーを抱えており、Android人気の底辺を支えている。

全体的に見ると、これまでスマートフォン人気を牽引し先行してきたソフトバンクの「iPhone」は依然として人気ではあるものの、その勢い以上に、今やAndroid勢が伸びてきている状態といえる。特に、昨年末くらいから始まった、ドコモとauによる本格的なAndroiodスマートフォンのラインアップ強化以降、この春夏モデルでは端末の性能も比較的安定してきたこともあり、ドコモあるいはauユーザーのスマートフォンへの切り換えが急速に進んでいる。この春モデル以降は、バッテリー持続時間などの問題がある程度解決されてきたこともあって、Androidスマートフォンへの満足度も非常に高い。今後、「iPhone」の新モデルが出てくることで、再び「iPhone対Android」という構図での対決が盛り上がってくることとと思うが、現時点では、Android勢の勢いがかなり強いため、「iPhone強し!」という昨年の状況とはだいぶ異なる様相を見せるのは間違いないだろう。いずれにしても、消費者にとっては、選択の幅が増えてきているわけで、非常に歓迎すべき状態といえる。

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