
ブルーレイ再生機能の使用頻度:回答は分かれ、「毎日」19.0%「週1〜2日」16.2%「ほとんど利用しない」15.7%。
ブルーレイレコーダーは、デジタルハイビジョン番組の録画はもちろん、ブルーレイコンテンツの再生も行えるが、実際、この再生機能をどれくらいの頻度で利用しているのかを聞いてみた。その回答はかなり分かれる結果となった。「毎日」と回答した人が19.0%と多かったが、「週1〜2日」という人も16.2%おり、「ほとんど利用しない」という人も15.7%となるなど、人によってブルーレイ再生機能の使い方はかなりバラバラであることがわかる。映画やアニメなどが好きな人は、ほぼ毎日のようにブルーレイ再生機能を使っているが、「週1回くらい使えばいいほう」というような人や、番組録画がメインでブルーレイタイトルの再生をほとんど行わないという人もかなり多い。ここ数年でブルーレイタイトルの数も随分増え、レンタルなどでブルーレイタイトルを楽しめる環境も整ってきたが、まだDVDほどの再生頻度には至っていないというのが現状といえるだろう。
【図6 「ブルーレイ再生機能」を使用する頻度】

ブルーレイレコーダーを持っていない理由:値下がりが進むも、1位は「本体価格が高い」45.5%
現在ブルーレイレコーダーを所有していない人に、複数回答でその理由をうかがった。もっとも多かった回答は「本体の価格が高い」で45.5%となった。ただし、ここ1年ほどでブルーレイレコーダーの販売価格はかなり下がってきており、HDD容量500GBクラスのエントリーモデルであれば5万円程度の価格で買えることも多くなっている。価格に対するハードルはかなり低くなっている状況だ。
その次に多かった回答は、「HDDレコーダーで十分だと思った」というもので31.3%。ブルーレイ再生・録画機能を持たないHDDレコーダーは、一般的にはそれほどメジャーなジャンルではないが、ケーブルテレビでデジタル放送を見ているご家庭などでは、チューナー一体型のHDDレコーダーも広く使われている。また、SONYのゲーム機「PS3」に接続して使える「torne」などが人気になったこともあり、一部のユーザーの間ではHDDレコーダーのみでブルーレイは必要ないと考える人も意外に多いということがわかった。このあたりは、「DVDレコーダーで十分だと思った」(25.9%)や、「録画テレビで十分だと思った」(18.7%)などとも共通する認識だろう。
また、「記録メディアの価格が高い」という回答も28.5%と高かった。すべての人が記録メディアとしてのブルーレイディスクを使っているわけではないと思うが、いまだに1枚200円ほどするメディアを高いと感じる人は多いようだ。ただし、こちらもここ1年ほどでメディアの単価はかなり下がってきており、なかには少し前のDVDディスク並みの1枚100円を切るようなものも出てきている。メディアの価格に対するハードルも徐々に解消されつつあると言っていいだろう。
【図7 ブルーレイレコーダーを持っていない理由(複数回答)】
