もっとも使っているタブレット端末:「アップル」(58.5%)がダントツ。猛追するAndroid
現在タブレット端末を所有している人に、今使っている(複数台所有の人はもっとも使っている)タブレット端末のメーカーを聞いた。
圧倒的なシェアを占めたのは、やはり「iPad」のアップルで58.5%。半数をゆうに超え、6割近くの人が「iPad」を使っていることになる。この割合は、米国におけるタブレット端末の出荷台数シェアとほぼ一致する。逆に見ると、それ以外のメーカーはほぼAndroid陣営となるわけで、今や4割強という割合までAndroidタブレットが普及していると見ることもできる。
なお、Androidタブレットの中のメーカーシェアで見ると、もっとも多かったのは同率6.6%で、SONYとサムスンが並び、これに5.5%のAcerが続くという結果になっている。これらのメーカーは、比較的Androidタブレットの市場投入タイミングが早く、昨年2011年の秋には国内でもすでに自社製品を投入していたことが、これだけのシェアを獲得した大きな理由と言えるだろう。また、国内メーカーとしては、先行したSONYがかなり健闘している。
【図3 :もっとも使っているタブレット端末のメーカー】

タブレット端末を選ぶ際の重要ポイント:「画質」(36.7%)、「使い勝手」(35.2%)、「価格」(33.7%)が上位に。「バッテリーの持続時間」はスマートフォンほど重視されず
現在タブレット端末を所有している人に、今使っているタブレット端末を選ぶ際に重要視したポイントを聞いた。
多かった回答としては「画質がキレイだから」(36.7%)、「使い勝手がよいから」(35.2%)、「価格が手ごろだから」(33.7%)、「ディスプレイのサイズが大きいから」(30.3%)といったものがあがった。タブレット端末を選ぶ大きな理由として、画面のサイズとキレイさが大きな要素となっていることがわかる。【図3】の結果と合わせて見ると、アップルの「iPad」を購入している人が半数以上いることもあって、これらの意見はほぼ「iPad」を想起させるものと思える。また、「価格の手ごろさ」も比較的大きな要素となっているが、これはどちらかと言えば、価格の安い台湾メーカー製のAndroidタブレットのイメージを想起させる。
なお、スマートフォンを選ぶ際に比較的重要視される「バッテリーの持続時間」については、24.8%とさほど重視されていない。これは、タブレット端末を外に持ち出して使う人が比較的少ないことが大きく影響しているものと思われる。また「動作が速いから」(20.5%)や、スマートフォンでは必ずと言っていいくらい重要視される「アプリ・ゲームの種類が豊富だから」(19.3%)という回答も比較的割合が低い。
これらのことから、タブレット端末はスマートフォンとは違い、性能面よりも使いやすさが重視される傾向にあり、スマートフォンほどアプリの数や種類は重視されない傾向があることが見えてくる。
【図4 :もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由(複数回答)】

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