ホーム > 価格.comリサーチ > 結果レポートバックナンバー > No.064 タブレット端末アンケート!-AndroidとiPad、売れ筋は?-
価格.comリサーチ

結果レポート

リサーチの新着お知らせをRSSで受け取る

No.064 タブレット端末アンケート!-AndroidとiPad、売れ筋は?-

タブレット端末の購入意欲:「具体的に買う予定はないが、欲しいと思っている」(51.4%)が最多。新規購入より買い換え・買い増し意欲が高い傾向に

アンケート対象者全員に、タブレット端末の購入予定を聞いた。対象者全体の回答と、タブレット端末非所有者のみの回答を両方掲載したが、どちらも全体の傾向としては同じようになった。

いずれの場合も過半数を占めたのは、「具体的な予定はないが、欲しいと思っている」という回答。おもしろいのは、「買う予定」と回答した割合が、回答者全体では17.4%あるのに対し、タブレット端末非所有者だけの回答では10.9%と低くなったことだ。つまり、タブレット端末をすでに所有しているユーザーのほうが、タブレット端末を買い増す(もしくは買い換える)意欲が高いということになる。タブレット端末を購入した人が、タブレット端末のメリットを力説するということはよくあるが、この結果からもそのような傾向が見えてくる。逆に、タブレット端末を「欲しいと思わない」という人の割合は全体で31.3%あるが、タブレット端末非所有者のみの回答ではその割合が36.4%にまで増加する。

このように、タブレット端末に対する利便性のイメージは、人によってかなりハッキリと異なっており、便利だと思う人はよりタブレット端末を欲しがるのに対し、そのメリットを感じていない人はより欲しがらないという傾向が強く出ている。

【図10-1 :タブレット端末の購入意欲(アンケート回答者全体)】

図10-1:タブレット端末の購入意欲(アンケート回答者全体)

【図10-2 :タブレット端末の購入意欲(未所有者のみ)】

図10-2:タブレット端末の購入意欲(未所有者のみ)

欲しいタブレット端末のメーカー:アップルが依然強く55.6%。Android端末では本格参入を始めた国内メーカーが目を引く結果に

【図10-1】で、タブレット端末を「買う予定」あるいは「具体的な予定はないが、欲しいと思っている」と回答した人に、今もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカーを聞いた。
こちらの結果も、図3の「もっとも使っているタブレット端末のメーカー」に近い結果となっており、圧倒的に多かったのはやはり「アップル」で、過半数の55.6%を占めた。この結果から、現在「iPad」のユーザーである人は、次もほぼ「iPad」を買おうと思っていることがわかってくる。

なお、このほかのメーカー、つまりAndroidタブレット陣営では、多い順に「東芝」(8.0%)、「SONY」(7.6%)、「ASUS」(4.5%)、「富士通」(3.6%)などの名前があがっている。特に、最近になって本格参入し始めた国内メーカーに対する期待度は高いようで、東芝、富士通といったメーカーが比較的ポイントを伸ばしているのが目を引く。海外勢ではASUSの人気が高いが、ASUSは今年6月に行われた「COMPUTEX TAIPEI 2012」でも、かなり積極的に、さまざまな新機軸のAndroidタブレットを発表しており、こうした新規性に注目が集まっているものと思われる。

【図11 :もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカー】

図11:もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカー

欲しいタブレット端末を選んだ理由:「画質がキレイだから」(40.2%)が首位、次いで「好きなメーカーの製品だから」(30.3%)。

【図11】と関連して、もっとも欲しいと思うタブレット端末を選んだ、その理由を聞いた。

もっとも多かった理由は「画質がキレイだから」(40.2%)。次いで「好きなメーカーの製品だから」(30.3%)、「使い勝手がよいから」(24.8%)、「デザインが好みだから」(20.3%)と続く。これらの回答を見ていると、高品質・高精細な「Retinaディスプレイ」を採用した、アップルの第3世代「iPad」のイメージと重なる部分が多いことがわかる。実際に過半数のユーザーが、次に購入したいタブレット端末として「iPad」を考えていることからも、このあたりは妥当な理由といえるだろう。

なお、【図4】の「もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由」と、この結果を比較して見ると、「価格が手ごろだから」「バッテリーの持続時間が長いから」という理由が、かなりポイントを下げている。「価格が手ごろだから」という項目が重視されなくなってきていることから、端末の価格よりも利便性や製品イメージを重視する傾向が見られる。ただし、次の【図13】を見ると、タブレット端末の現在の価格が妥当と考えているわけではないようだ。このことも、ほかにライバルのいない、アップルの「iPad」が過半数を占める人気であることと無縁ではないだろう。

【図12 :もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由(複数回答)】

図12:もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由(複数回答)

次のページ:今後、タブレット端末に何を求める?

このページの先頭へ