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No.067 冬のボーナス2012 -ボーナス、みんなの使い道は!?-

総評

今年もおなじみとなった「冬のボーナス」に関する調査を行った。まず、今年の冬のボーナスの推定支給額は55.0万円で、昨年よりも5,000円ほど上回った。ただ、全体の傾向としては、今年2012年冬のボーナスは、昨年2011年の冬のボーナスの支給状況とほとんど変わっておらず、ほぼ横ばいと言っていいレベルとなった。推定支給額、満足度はともにわずかながらプラスといった状況で、大きな変化は起こっていない。

昨年2011年の冬のボーナスは、3月に起こった東日本大震災の影響で、経済にも大きな打撃があったのを受けてのボーナス支給となった。今年は昨年に比べれば平穏ともいえる年だったが、大手家電メーカーなどが大幅な赤字決算となるなど、経済的には厳しいニュースも多かった。そうした情勢を受けて、今年の冬も昨年の冬とほぼ同程度の、やや低調なボーナス支給状況となりそうである。

消費行動もにぶい。昨年調査時に比べて消費割合、額ともに上がっているのは「貯金」くらいなもので、その他の消費に回す割合は全体的ににぶっている。例年、消費割合の高い「商品・サービス購入」に関しても、1人あたりの金額ベースでは3,000円近く増えた67,125円となっているが、その割合はやや減少している。今年の冬も、消費者の財布の紐は固そうだ。

この消費の冷え込みを助長しているのが、ヒット商品の不在だ。一昨年まで家電市場を牽引してきた「薄型テレビ」や「ブルーレイレコーダー」といった製品に対する興味が今年の冬はかなり低下しており、あまり期待できない状況となっている。10月に発売された新OS「Windows 8」に期待をかけていたパソコンに関しても、ほとんど興味を喚起できていない状況で、今冬のボーナス商戦については、これというヒット商品がなかなかないという状況となっている。

そんな中でほぼ唯一注目されているのが「タブレット端末」だ。「タブレット端末」はこれまでもそこそこの注目度を集めていたが、今冬については、ファッション関連製品に次ぐ2位の人気カテゴリとなっており、人気が急上昇している。その背景には、10月に発売された、Googleの「Nexus 7」や、11月に発売されたアップルの「iPad mini」といった7インチタブレットの登場がある。これまでの9〜10インチクラスのタブレットよりも軽くて持ち運びしやすい7インチタブレットは、価格.comでも現在非常に人気を集めている商品カテゴリだが、この冬はこの7インチタブレットを中心にタブレット端末に人気が集まりそうである。このほか、今年が本格派製品の大きな当たり年となった「デジタル一眼レフカメラ」も、久々に注目度がアップしており、中上級クラスの製品を中心に人気が高まっている。また、「自動車」についても、エコカー補助金の駆け込み需要がある程度期待できそうな状況となっている。

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