自由に使える金額:「10万円未満」が47.2%。昨年同様、冬のボーナスで使える金額は増加傾向にはない
2012年冬のボーナスのうち、税金、ローン返済・生活費の補填、ボーナス一括払いといった、返済義務のある金額を除いた、自由に使える手取り金額の予想額を回答してもらった。
もっとも多かったのは、「5〜10万円未満」の20.7%で、次いで「10〜20万円未満」の15.4%、「3〜5万円未満」の12.4%が続く。「10万円未満」の割合が全体の半数近い47.2%を占めており、冬のボーナスで自由に使える金額はさほど多くないという傾向は、今年もそのまま続いているといえる。
なお、昨年の調査時でも、これとほぼ同じような傾向は出ており、「10万円未満」の割合は48.8%だった。この割合が1.6ポイントほど減少しているがので、全体として自由に使える金額が増加しているかと言えばそうでもない。「自由に使えない」という割合が8.8%から10.0%へと1.2ポイント増加しているので、ほぼこれに吸収された形のようだ。相変わらず、一般消費者が、冬のボーナスで使える金額は増加傾向にはないと言っていいだろう。
【図2 税金、ローン返済・生活費の補填、ボーナス一括払いを除いた、実際に自由に使える金額】

「自由に使える金額」に対する実感:「減っている」「やや減っている」が過半数を占め、実感は昨年からほぼ変化なし
2012年冬のボーナスのうち、税金、ローン返済・生活費の補填、ボーナス一括払いといった、返済義務のある金額を除いた、自由に使える手取り金額について、増えているか減っているかを回答してもらった。
結果は【図3-1】の通りで、「変わらない」が42.1%でもっとも多かったものの、「減っている」「やや減っている」を合わせた数は過半数をやや上回る50.6%に達しており、全体としての手取りは「減っている」と感じている層が多いことがわかる。ただ、昨年の調査でもほぼ同じような結果が出ており、昨年と今年を比較すると実感はほとんど変わらないというのが実際のところだろう。世代別に見た増減傾向も昨年とほとんど同じ状況であり、「変わらない」という層が全体的に増加傾向にあることを見ても、この傾向は明らかだろう。
【図3-1 ボーナス支給額のうち、自由に使える金額の増減】

【図3-2 ボーナス支給額のうち、自由に使える金額の増減(世代別)】

「自由に使える金額」に対する満足度:74.9%が「不満」と回答、昨年と比較するとやや改善
【図3-1】に関連して、2012年冬のボーナスにおける「自由に使える手取り金額」に対する満足度を聞いた。前出上の設問でも「減っている」が過半数を占めていたことからもわかるように、満足度は高くない。全体の4割近い38.1%が「やや不満」、さらに3分の1を超える36.8%が「非常に不満」と回答しており、この2つを合わせると約4分の3の74.9%が「不満」と感じていることがわかる。昨年時の調査では76.4%が「不満」だったので、この割合が1.5ポイントほど減少しており、その分が「やや満足」に移っている形だ。わずかではあるが、満足度が改善されたという結果だ。
【図4 自由に使える金額についての満足度】

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