タブレット端末を利用するシーン:「自宅でくつろぎながら」(85.7%)が最多。家の外での利用は少数
現在タブレット端末を所有している人に、どういったシーンで、タブレット端末を利用することが多いかを複数回答で聞いた。
もっとも多かったシチュエーションは「自宅でくつろぎながら」で、85.7%とダントツの結果になった。この結果から見ても、多くの人は、タブレット端末を自宅内でパソコン代わりに利用していることがわかる。逆に、「仕事用」(24.6%)や「通勤・通学中」(20.4%)といったシーンで利用している人は比較的少数で、家の外ではそれほど多く使われているわけではなさそうだ。
【図7 :タブレット端末を利用するシーン(複数回答)】

タブレット端末の用途:トップは「ネットサーフィン」(49.7分)。
「地図・カーナビ」(27.0分)利用が「動画鑑賞」(26.6分)を上回り3位に
現在タブレット端末を所有している人に、用途ごとに1日どれくらいの時間、タブレット端末を使っているかを聞いた。このグラフはその平均値を算出したものである。
もっとも利用時間が長かったのは、やはり「ネットサーフィン(Web閲覧)」で、平均49.7分利用されている。次いで、「メール」(33.9分)と、パソコンの代わりにWebやメールを利用するというのが一般的なようだ。
意外に多かったのが、「地図・カーナビ」の27.0分。多いと思われた「動画鑑賞」の26.6分を超えて3位につけており、地図の確認やナビ代わりにタブレット端末を利用する人が意外と多いことがわかる。
逆にもっと多いと思われていた、「ゲームアプリ」は16.8分、「音楽プレーヤー」も12.5分と利用時間が短い。また、タブレット端末での利用が多いと思われた「電子書籍」も10.0分とふるわない結果だ。こうしたエンターテインメント用途は、スマートフォンでは必ず上位に来るものだが、タブレット端末では、意外に利用者が少ないのかもしれない。また、スマートフォンで多く利用される「ソーシャルネットワーキング(SNS)」も、8.8分とかなり短い。
こうした利用時間の傾向を見ると、同じようなジャンルと思われることの多いスマートフォンとタブレット端末とでは、利用用途がかなり異なっていることがわかる。スマートフォンは外出先で、タブレット端末は自宅でと、利用シーンも大きく異なっているが、利用用途としても、タブレット端末はどちらかといえば、Webや動画、地図などの閲覧がメインで、エンターテインメント系や、SNSなどの用途にはあまり長時間の利用はなされていないようである。

よく使用しているアプリのカテゴリ:OSに標準搭載されたアプリ以外は使われない傾向
現在タブレット端末を所有している人に、よく利用しているアプリのカテゴリーを複数回答で聞いた。
多い順に並べると、「ニュース」「天気」「ゲーム」「本」「写真・ビデオ」「エンターテインメント」「ソーシャルネットワーキング(SNS)」となっている。こうして見ると、比較的エンターテインメント系のアプリも利用はされているようだが、前の設問の結果とあわせて考えると、それほど長時間の利用はなされていないと考えたほうがよさそうだ。また、「ニュース」「天気」「写真・ビデオ」といったアプリは、OSに標準搭載されているものが多いだけに、搭載されているアプリを活用しているだけという人も多そうだ。スマートフォンと比べても、アプリへの依存度は低く、ちょっとした息抜き程度にゲームや電子書籍などのアプリを利用する程度で、あまりアプリ自体を利用しないということかもしれない。
【図9 :よく使用しているアプリのカテゴリ(複数回答)】

タブレット端末のインターネット接続方法:7割近くが「Wi-Fiのみ」。
外出先でのスマートフォンのテザリング機能利用は少数
現在タブレット端末を所有している人に、インターネットにどのような方法で接続しているのかを聞いた。
結果としては、全体のほぼ3分の2となる67.3%の人が「Wi-Fiのみ」と回答した。先の設問でも、タブレット端末をほぼ自宅でしか利用しない人が多いことは明らかだが、この結果からもそれが裏付けられた形だ。自宅のWi-Fi環境に接続して、自宅のリビングなどで、パソコン代わりにWebサイトをチェックしたり、メールをチェックしたりするというのが、もっとも典型的なタブレット端末の活用シーンといえそうだ。
なお、外出先などでのインターネット接続方法としては、「3G」が11.4%でもっとも多いが、「モバイルWi-Fiルーター」も9.5%とそれなりに多い。スマートフォンのテザリング機能を利用しているという人は3.9%のみで、まだそれほど多くないという結果になった。
【図10 :タブレット端末のインターネット接続方法】

タブレット端末の購入意欲:全体の4分の3に購入意思あり。タブレット端末需要は今後も底堅い模様
回答者全員を対象に、今後タブレット端末を購入する予定があるかどうかを聞いた。
その結果、4分の1近い22.5%が「買う予定がある」と回答。さらに、半数を超える50.2%が「買う予定はないが欲しいと思っている」と回答しており、実に全体の4分の3近い人が、今後もタブレット端末の購入意思があることがわかった。
なお、この結果を現在タブレット端末を所有していない人に限定すると、14.5%が「買う予定がある」と回答しており、半数を超える53.1%が「買う予定はないが欲しいと思っている」と回答した。現在タブレット端末を所有していない人も、全体の7割近い人が、タブレット端末の購入意思があるという結果になっている。
こうした結果から考えると、今後もしばらくは、タブレット端末の需要は衰えることはなさそうだ。特に、すでに1台目を所有しているユーザーの買い増し需要もそこそこあることを考えると、タブレット端末の需要はまだまだ底堅いものと思われる。
【図11-1 :タブレット端末の購入意欲(アンケート回答者全体)】

【図11-2 :タブレット端末の購入意欲(未所有者のみ)】

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- タブレット端末の所有率:1年で約20%上昇し、半数に迫る46.9%が所有。パソコン依存度が低い若年層ほど所有率が高い傾向に
- もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由:半数近くが「価格の手ごろさ」(44.9%)をあげる。
「バッテリー駆動時間」、「動作速度」はスマートフォンほど重要視されず - タブレット端末の用途:トップは「ネットサーフィン」(49.7分)。
「地図・カーナビ」(27.0分)利用が「動画鑑賞」(26.6分)を上回り3位に - タブレット端末の購入意欲:全体の4分の3に購入意思あり。タブレット端末需要は今後も底堅い模様
- もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由:「画質」(33.7%)、「好きなメーカー」(27.3%)が上位に。
価格よりも各メーカーの商品力、ブランド力が重視される傾向に - 総評
