もっとも欲しいタブレット端末のメーカー:「アップル」(45.0%)がダントツも、相対的には人気にやや陰り。「Google」(10.0%)と「マイクロソフト」(5.7%)を抜いて、「ソニー」(15.2%)が健闘
回答者全員を対象に、今後もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカーを聞いた。
所有メーカーの割合と同じく、ダントツだったのはアップルで45.0%にものぼった。現在の所有割合とほぼ同率であることを考えると、今「iPad」を利用している人が、次もまた同じ「iPad」の後継機を購入して乗り換えようと考えていることがうかがえる。ただし、こちらに関しても、昨年調査(2012年7月)時には、55.6%と過半数を超えていたことを考えると、相対的には「iPad」人気にやや陰りが出てきたと言える。
アップル以外の陣営では、ソニーが15.2%と健闘しており、Googleの10.0%や、マイクロソフトの5.7%を大きく上回った。ソニーは現在10.1型フルHD液晶搭載の「Xperia Tablet Z」が好調な人気を見せているが、この評判の良さが高評価につながっているようだ。なお、ソニーは昨年調査時には7.6%だったのでほぼ倍増。Googleやマイクロソフトは昨年調査時にはメーカーとして認知されていなかったため、いきなりの上位登場ということになった。
その他のメーカーでは、ASUSが4.9%と比較的人気で、富士通、東芝といった国内メーカーがそれに続く。現在比較的シェアの高いAcerは1.5%、サムスンは1.4%と、低めの結果となった。
【図12-1:もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカー】

【図12-2 :もっとも欲しいと思うタブレット端末のメーカー(2012年7月)】

もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由:「画質」(33.7%)、「好きなメーカー」(27.3%)が上位に。価格よりも各メーカーの商品力、ブランド力が重視される傾向に
上の設問の、今後もっとも欲しいと思うタブレット端末を選んだ、その理由を聞いた。
【図5】の「もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由」の結果では、「価格が手ごろだから」「ディスプレイのサイズが大きいから」「軽量だから・コンパクトだから」という回答が多かったが、こちらではあまり上位には上がっておらず、むしろ「画質がキレイだから」(33.7%)を筆頭に、「好きなメーカーの製品だから」(27.3%)、「OSの使い勝手がいいから」(21.4%)といった項目が上位に上がってきている。
こうした傾向を見ると、以前よりもユーザーがタブレット端末というものに対して目が肥えてきたことと、端末の価格がだいぶ安くなったことで、価格をそれほど重要視しなくなったことが見えてくる。「画質がキレイだから」という理由からは、アップルの「iPad」のRetinaディスプレイや、ソニーの「Xperia Tablet Z」に代表される高解像度・高画質ディスプレイへの需要が高いことがわかる。また、「OSの使い勝手がいいから」という理由からは、iOS、あるいはAndroidを実際に利用してみて、その便利さを実感しているユーザーの姿が見えてくる。「好きなメーカーの製品だから」という回答は、多くがアップルの「iPad」ユーザーによるものと思われるが、この分野に関しては、スマートフォン以上にメーカーのブランディングが浸透していることがわかるだろう。
なお、ここでも「バッテリーの持続時間が長いから」(12.1%)、「アプリ・ゲームの種類が豊富だから」(11.6%)といった理由はさほど重視されておらず、タブレット端末がスマートフォンと異なる使われ方をされていることが見て取れる。
【図13 :もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由(複数回答)】

タブレット端末の価格への感想:6割強のユーザーが「本体価格の高さ」を指摘
タブレット端末の価格について、その感想を聞いた。
多かった感想としては、「本体価格も維持費も高い」(31.0%)、「本体価格は高いが、維持費はそこまで高くない」(31.1%)の2つで、どちらの感想も「本体価格は高い」という点で共通している。全体の3分の2近いユーザーが「本体価格は高い」と感じているようだ。なお、ここでいう維持費は主に通信コストとなるが、これについては、通信機能搭載モデルと、Wi-Fiのみのモデルとで状況が異なるため、感想に関してもほぼ二分される形となった。
これに対して、「本体価格は安い」と感じているユーザーは全体の3分の1弱。維持費については同様にほぼ二分されている。この結果を多いと取るか、少ないと取るかは難しいところだが、昨年2012年秋のGoogle「Nexus 7」の発売をきっかけに、7インチクラスのタブレット端末の価格が一気に下がり、2万円以下で購入できる製品が増えたことを考えると、このあたりの製品を購入した人の多くが「本体価格は安い」と回答したことが考えられる。
【図14 :タブレット端末の価格についての感想】

今後のタブレット端末に求めること:「価格の低下」(67.8%)、「駆動時間の長さ」(60.4%)が上位に
今後、タブレット端末に求めることを複数回答で聞いた。
もっとも多かったのは「価格の低下」で67.8%。先述の設問で「本体価格は高い」と回答しているユーザーが全体の3分の2近くもいることを考えれば、自然な流れだろう。次点には「駆動時間の長さ」が60.4%で続いた。先の設問では、あまりバッテリー駆動時間を重視しないという傾向だったのだが、スペックとしては長ければ長いほどいいというところだろうか。以下、「軽量さ・コンパクトさ」(47.5%)、「維持費の低下」(43.0%)、「処理・通信の速さ」(39.9%)と続く。
先述の設問の結果と合わせて考えると、次に購入する予定のタブレット端末では、画質以外のスペックはさほど重視していないが、今後は、バッテリー駆動時間や処理速度ももっと改善の余地があると考えている人が多いということになりそうだ。それと同時に、本体価格や、通信などにかかる維持費ももっと下げてほしいというのが、ユーザーの本音なのかもしれない。
【図15 :今後、タブレット端末に求めること(複数回答)】

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- タブレット端末の所有率:1年で約20%上昇し、半数に迫る46.9%が所有。パソコン依存度が低い若年層ほど所有率が高い傾向に
- もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由:半数近くが「価格の手ごろさ」(44.9%)をあげる。
「バッテリー駆動時間」、「動作速度」はスマートフォンほど重要視されず - タブレット端末の用途:トップは「ネットサーフィン」(49.7分)。
「地図・カーナビ」(27.0分)利用が「動画鑑賞」(26.6分)を上回り3位に - タブレット端末の購入意欲:全体の4分の3に購入意思あり。タブレット端末需要は今後も底堅い模様
- もっとも欲しいタブレット端末を選んだ理由:「画質」(33.7%)、「好きなメーカー」(27.3%)が上位に。
価格よりも各メーカーの商品力、ブランド力が重視される傾向に - 総評
