今回は、今徐々に注目を集めつつある「4Kテレビ」に関する、消費者の意識調査を行った。ちなみに「4Kテレビ」というのは、現在のフルハイビジョンテレビ(2Kテレビ)の4倍の解像度を持った次世代規格のテレビであり、現状の2K映像コンテンツなどでも、4Kならではの精細な解像度の映像として楽しめるのが特徴。まだ、4Kのテレビ放送は開始されるメドは経っていないが、電波行政を司る総務省では、予定を前倒しして、来年2014年にも、試験放送を行うとしている。
そんな「4Kテレビ」の認知率は86.5%。かなり多くの人が「4Kテレビ」のことを知っているが、まだ1割以上の人が知らないということで、まだ認知向上の必要性があることを物語っている。なお、2013年10月現在での「4Kテレビ」の所有率はわずか0.7%。今年は国内の主要メーカーから4Kテレビの普及価格帯製品が出そろったが、普及という意味ではまだまだ始まったばかりの段階といえる。
ただし、「4Kテレビ」の購入を検討している人は意外に多く、4Kテレビ認知者全体の13.5%が、今後購入予定、あるいは購入を検討すると回答した。まだ価格も30万円以上する高価な製品であることを考えると、比較的高い購入意欲と言えるだろう。なお、購入したい時期に関しては、「FIFAワールドカップ・ブラジル大会」が開催され、4Kテレビの試験放送が開始されるとされている、来年「2014年春夏」と回答した人が26.7%でもっとも多く、少なくともその2年後、「リオ五輪」が開催される「2016年春夏」までに購入したいという人が多かった。やはり、テレビの買い換えタイミングとしては、こうした大きなスポーツイベントが今でも効果的ということがわかってくる。
なお、「4Kテレビ」の購入意思がある人は、比較的、現在使っているテレビの購入時期が古く、なおかつ現在使っているテレビの画面サイズが大きめであるという結果が出ている。購入時期に関しては、5年以上前にテレビを購入したという人が3割以上を占め、画面サイズに関しては、42インチ以上の割合が6割以上にも達する。この結果から見ると、どちらかといえば、今使っているテレビがすでに古くなってきたか、あるいは大型サイズのテレビを置くスペース的な余裕がある人が、今「4Kテレビ」への買い換えを検討していると言ってよさそうだ。
購入したいブランドでは、ソニーの「ブラビア」がダントツの1位で、次いで東芝「レグザ」、パナソニック「スマートビエラ」、シャープ「アクオス(ICC PURIOUS)」となっている。ソニーの「ブラビア」は、今年6月1日に、各社の先陣を切る形で普及価格帯の「4Kテレビ」を投入し注目を集めたが、性能面でも評価され、現状での人気はダントツとなっている。また、最後発となったパナソニックも、このアンケートを実施した段階では、まだ製品が発売されていないが、それでもシャープを抜いて3位につけた点は注目したい。
逆に、「現状4Kテレビの購入予定がない」と回答した人に、その理由を聞くと、やはり「価格が高い」という意見がもっとも多かった。妥当な価格としては、55V型で10〜20万円という回答が多く、現在のフルハイビジョンテレビ並みの価格にならないと、なかなか手を出しづらいようである。このほか、「現状のテレビで不満がない」「4K放送やコンテンツがまだ始まっていない」などの理由も多くあげられており、4Kコンテンツの開始・普及が、4Kテレビの普及のカギとなることは間違いないだろう。
![]()
- 調査対象:
- 価格.comID 登録ユーザー
- 調査方法:
- 価格.comサイトでのWebアンケート調査
- 回答者数:
- 5,856人
- 男女比率:
- 男93.0%:女7.0%
- 調査期間:
- 2013年10月10日〜2013年10月16日
- 調査実施機関:
- 株式会社カカクコム
