価格.comリサーチ第79回のテーマは、「パソコン・タブレット端末」!価格.comユーザーの使用しているデバイスやOS、利用目的などについてお聞きしました。タブレット端末が普及してから数年、パソコンの利用率は減少しているのか。また、ユーザーのインターネット利用に変化はあったのか。結果レポートを要チェックです!
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- パソコンの所有率: 「持っている」96.1%。全世代で100%に近い所有率
- パソコンの利用頻度と目的:全体の83.4%が毎日利用。「ウェブサイト閲覧」(98.7%)、「メール」(95.5%)、「ネットショッピング」(93.8%)が利用用途のトップ3
- タブレット端末の所有率:全体の46.6%が所有。去年調査時(46.9%)と比べ、ほぼ横ばい
- タブレット端末の利用頻度と目的:毎日利用(56.7%)含め、9割が週に一度は利用。パソコンに比べ、「動画鑑賞」「ゲーム」「電子書籍を読む」などのエンターテインメント用途の利用が多い傾向
- スマートフォンの所有率:全体の56.0%が所有。20代未満76.7%、60代以上31.8%と、世代間の格差が鮮明に
- 総評
パソコンの所有率: 「持っている」96.1%。全世代で100%に近い所有率
まず、回答者全員にパソコンの所有率を聞いた。インターネット上のリサーチだけあって、さすがに所有率は100%に近く、96.1%となった。年代別では、若年層ほどパソコンの所有率が高く、20歳未満と20代ではほぼ100%。30〜40代で96.2%、50代が95.5%で、60歳以上は96.0%という結果になった。
【図1-1 パソコンの所有率】

【図1-2 パソコンの所有率(年代別)】

所有しているパソコンの種類と所有台数:全体の6〜7割が1台所有。複数台所有の比率はデスクトップよりノートパソコンのほうが高い。年代別では、40代以上に複数台所有者が多い
次に、所有しているパソコンの種類とその所有台数を聞いた。結果としては、デスクトップパソコン、ノートパソコンの区別なく、1台所有しているというユーザーが全体の6〜7割を占めた。両者を比べると、ノートパソコンのほうが複数台所有している比率がやや高く、2台持っているユーザーが全体の約4分の1の24.3%おり、3台持っているユーザーも8.4%いるという結果になった。
なお、年代別にこの結果を見ると、デスクトップ、ノートとも、ややブレの大きい20歳未満を除くと、50代がもっともパソコンを多く所有しているということがわかった。次いで、40代と60歳以上が複数台のパソコンを持つ傾向が高めで、20代、30代は、比較的パソコンの所有台数は少ないという結果になった。
【図2-1 所有しているパソコンの内訳】

【図2-2 所有しているパソコンの内訳(何台持っているか)】

【図2-3 ノートパソコンの所有率(年代別)】

【図2-4 デスクトップパソコンの所有率(年代別)】

パソコンの購入時期:「半年以内」「1年前」「2年前」 で合計57.0%。「Windows 8」リリース後の新規購入が過半数以上に
もっとも最近購入したパソコンの購入時期を聞いた。結果はかなりバラけたが、比較的多かったのは「2年前」で21.2%、次いで「1年前」(18.7%)、「3年前」(17.9%)、「半年以内」(17.1%)となった。逆に「5年以上前」と回答したユーザーは全体の14.4%のみで、8割を超える多くのユーザーは、少なくとも4年以内にパソコンを新規購入していることがわかった。
ちなみに、現在の最新OSである「Windows 8.1」がリリースされたのは2013年なので約1年前、その前の「Windows 8」がリリースされたのは2012年で約2年前となる。このことを結果に当てはめて考えてみると、「Windows 8」のリリース以降(2年前〜現在)までにパソコンを購入している人は過半数以上おり、「Windows 8.1」のリリース以降(1年前〜現在)までに購入した人も35.8%と、かなり多くいることがわかる。
【図3 所有しているパソコンの購入時期】

所有しているパソコンのメーカー:トップは「自作」(12.1%)、次いで「NEC」(10.4%)。パソコンに詳しいユーザーの多い価格.comならではの結果か
所有しているパソコンのメーカー(デスクトップ、ノート問わず)を聞いた(複数選択)。やや意外なことに、もっとも多かった回答は「自作」で全体の12.1%を占めた。このあたりは、パソコンに詳しいユーザーの多い価格.comならではのリサーチ結果かもしれないが、自由に機能を拡張できる自作マシンを使っているユーザーが思いのほか多いことがわかる。
「自作」以外のメーカーでは、「NEC」(10.4%)がトップ。次いで、「富士通」(9.9%)、「東芝」(9.5%)、「DELL」(8.8%)、「ソニー/VAIO」(8.1%)と、国内メーカーを中心に著名なブランドが名を連ねている。近年人気の「Lenovo」は7.2%、唯一の非Windows勢である「アップル」は6.4%という結果になった。
【図4 所有しているパソコンのメーカー】

