スマートフォンの所有率:全体の56.0%が所有。20代未満76.7%、60代以上31.8%と、世代間の格差が鮮明に
最後に、スマートフォンの所有率を聞いた。こちらの所有率は全体の56.0%。想定よりも低い所有率という感想だ。年代別の内訳を見ると、年齢が若いほど所有率は高くなっており、20歳未満では76.7%がスマートフォンを所有しているのに対し、60歳以上では31.8%しか所有していないなど、世代間の格差が如実に表れた形だ。
【図14-1 スマートフォンの所有率】

【図14-2 スマートフォンの所有率(年代別)】

スマートフォンの購入時期:「1年前」32.2%、「2年前」28.1%。比較的最近の購入が過半数を占める
次に、スマートフォン所有者に対し、スマートフォンの購入時期(複数台所有している場合は、最初に買ったスマートフォンの購入時期)を聞いた。多かったのは「1年前」で32.2%、次いで「2年前」が28.1%と、比較的最近になって、スマートフォンを購入したという人が多い。
【図15 所有しているスマートフォンの購入時期】

スマートフォンの利用頻度と目的: 「ウェブサイト閲覧」(94.5%)、「メール」(95.3%)が2トップ
スマートフォンを所有している人に、その利用用途と、1日のうちにかける利用時間を聞いた。パソコンやタブレット端末と同じく、「ウェブサイト閲覧」が94.5%と多いが、95.3%でそれを上回るのが「メール」という結果になった。スマートフォンの利用においては、この2つがダントツで多い利用用途となる。また、そのほかの用途で比較的多かったのは、「ソーシャル・ネットワーキング(SNS)」(66.6%)や、「音楽管理・プレーヤー」(59.8%)、「動画鑑賞」(57.1%)など。アプリで提供される「ゲーム」については、意外に低く、52.2%という結果になった。なお、利用時間については、こちらも全体的には短めで、ほとんどの利用が1時間以内という結果となっている。
【図16 1日のスマートフォン平均使用時間 用途別】

今年中の新規購入・買い替え予定:「タブレット端末」(21.7%)がトップ。「ノートパソコン」(18.5%)、「スマートフォン」(18.0%)が続く
【図17 各端末を新たに購入・買い替える予定】

回答者全員に対し、今年中に、各情報端末を新たに購入する予定があるかを聞いた。今後購入予定がある割合がもっとも高かったのは「タブレット端末」で21.7%、次いで「ノートパソコン」が18.5%、「スマートフォン」が18.0%という結果になった。やや頭打ち感が出てきたタブレット端末であるが、ほかの端末と比較すると、まだ購買意欲は高いことがわかる。ノートパソコンも、全体の2割近い人が買い換える予定ありと回答しており、そこそこ買い換え需要は高めであるといえる。
次のページ:今後パソコンやタブレット端末に望む機能についてのご意見をピックアップ!
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- パソコンの所有率: 「持っている」96.1%。全世代で100%に近い所有率
- パソコンの利用頻度と目的:全体の83.4%が毎日利用。「ウェブサイト閲覧」(98.7%)、「メール」(95.5%)、「ネットショッピング」(93.8%)が利用用途のトップ3
- タブレット端末の所有率:全体の46.6%が所有。去年調査時(46.9%)と比べ、ほぼ横ばい
- タブレット端末の利用頻度と目的:毎日利用(56.7%)含め、9割が週に一度は利用。パソコンに比べ、「動画鑑賞」「ゲーム」「電子書籍を読む」などのエンターテインメント用途の利用が多い傾向
- スマートフォンの所有率:全体の56.0%が所有。20代未満76.7%、60代以上31.8%と、世代間の格差が鮮明に
- 総評
