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中小企業に最適な勤怠管理システム15選|コスト・機能・使いやすさで選ぶタイプ別比較

導入前に検討すべきことを専門家が詳しくアドバイス

中小企業に最適な勤怠管理システム15選

  • コスパ重視型
  • 柔軟な働き方対応型
  • 人事・給与連携型
  • サポート重視型

2025年6月30日 更新

中小企業にとって勤怠管理の見直しは、業務効率化と法令対応の両面で重要な課題です。本記事では「コスト重視型」「柔軟な働き方対応型」「給与連携型」「サポート重視型」といったタイプ別に、機能性と使いやすさを兼ね備えた勤怠管理システムを15製品厳選。各システムの特徴や導入のポイントを比較し、自社に最適なサービス選びをサポートします。

この記事を監修した専門家
執筆・監修 畑美希さん
執筆・監修 畑美希さん
畑美希社会保険労務士事務所 代表 特定社会保険労務士。新卒でエン・ジャパン(株)入社後、デロイト・トーマツ・グループ、外資系企業等にて人事・労務領域業務に従事。2022年社会保険労務士事務所を設立。HR Tech導入支援、社内運用を考慮した制度構築、助成金申請、諸規程の整備等を強みとする。

この記事で紹介する勤怠管理システムはこんな中小企業におすすめ

  • 導入コストを抑えつつも基本機能がきちんと備わったシステムを検討したいコスパ重視の中小企業
  • リモート勤務やシフト制など、社内の柔軟な働き方にあったシステムを選定したい中小企業
  • 勤怠集計を、人事データや給与計算とも連携して使いたい効率化重視の中小企業
  • 初めてクラウド勤怠システムを導入する、設定に不安があるなど、導入時や運用時のサポートが充実したシステムから選びたい中小企業

1.コスパ重視型(コストを抑えつつ基本機能を確保)

こんな企業におすすめ

  • 豊富な機能性やカスタマイズ性は不要。シンプルな運用管理を好む企業
  • 導入コストは抑えたいが、基本的な勤怠管理機能がきちんと搭載されたシステムを導入したい企業
  • 操作しやすい設定画面で、ITリテラシーが高くなくても使いやすいシステムを検討したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
初期費用0や、月額料金が無料、または人数に応じた従量課金のみで利用できる製品が多く、低コストで導入が可能
操作性がシンプルで、ITに詳しくない現場担当者でも設定しやすい製品が多い
小規模事業者や店舗での導入もしやすく、基本機能がきちんと備わっている
デメリット
コストパフォーマンスがよい反面、サポート体制はメールやチャットのみなど制限があることも
シフト制やフレックスタイム制、変形労働時間制などの柔軟な働き方やカスタマイズ設定には対応していない製品もある
打刻方法が数種類に限定されており、希望する打刻ツールが使えない場合がある

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 問い合わせ方法やサポート体制について事前に確認し、限られたサポート体制でも自社で設定〜運用できそうか検討する
  • 社内の働き方に変更が生じた場合でも継続利用できるか、数年後の想定も検討しておく
  • 使いたい打刻方法があるか、あらかじめ確認する

専門家からの選び方アドバイス

コスパ重視型の勤怠管理システムは、必要最低限の機能を備えつつ、コストを抑えて導入したい中小企業にとって非常に有効な選択肢です。まずは勤怠管理のデジタル化に踏み出したい企業や、シンプルな運用を求める小規模事業者に適しています。ただし、機能が限定的な場合もあるため、自社の勤務形態や将来の運用ニーズに対応できるかを見越して検討しましょう。費用対効果の高いシステムを選ぶためにも、導入前の無料トライアルを上手に活用し、しっかり検証しながら利用するとよいでしょう。

コストパフォーマンスに優れた勤怠管理システム一覧

  • キンコン

    この製品の特徴サマリ

    • 月額料金が1人あたり220円、最低利用人数が5人からと低コストで導入が可能。さらに年額プランにすれば5%オフで利用できます
    • スマホ1台で手軽に導入できます。ブラウザ打刻やスマホアプリ打刻など、打刻方法も複数用意し、リモートワークや直行直帰にも対応します
    • 基本の勤怠管理機能に加えて、交通費精算機能も搭載。各従業員が行う交通費精算処理の事務作業も軽減できます

    月額料金が1人あたり220円、最低利用人数が5人からと低コストで導入が可能です。さらにコストを抑えたい場合、年額プランを選択することで料金が5%オフになります。スマホ1台で簡単に開始でき、導入のしやすさも特徴です。ブラウザ打刻やスマホアプリ打刻、チャット打刻など複数の打刻方法を搭載。フレックスタイム、裁量労働制、時短勤務といった勤務形態にも対応します。また勤怠管理機能に加えて、交通費精算機能も搭載。勤怠管理と経理業務を一元化できるのも強みです。

  • この製品の特徴サマリ

    • 費用は月額の利用人数分のみで、1人あたり月額220円から。初期費用、サポート込みのワンプランで低コストでの導入が可能です
    • スマホ、パソコン、ICカードなど、従業員の働き方に合わせてさまざまな打刻方法を用意。専用の打刻機やカードが不要でコストを抑えられるQRコード打刻も選択肢に
    • 最長2か月の無料体験期間が用意され、基本的な打刻機能や労働時間の集計・計算機能をはじめ、各種申請機能やシフト作成など、すべての機能が体験可能

    初期導入費用が0円で、オプションの機能やサポートにも追加費用が一切発生しないワンプランのサービスです。5名以下は月1,650円、99名以下は1IDあたり月275円、100名以上は1IDあたり月220円と、利用人数で価格は異なりますが、すべての機能・手厚いサポートがワンプランで利用できます。支払いは3か月ごとの後払い制で、費用は利用人数分のみ発生するため、低コストで導入できます。また、さまざまな打刻方法が用意されており、ICカードレスにしてカード発行・回収にかかる手間やコストを抑えたい会社にはQR打刻、リモートワークがメインであればスマホ打刻など、要望に応じた選択が可能です。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    ICタイムリコーダーについて詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • 機能制限や利用制限なく10人までが完全無料のプランを用意。有料プランも定額制のため、低コストで導入ができます
    • ブラウザでの手動打刻に対応し、パソコンやスマホでの打刻が可能。GPSで打刻時の位置情報の記録も行います
    • 搭載機能がシンプルで、基本的な勤怠管理機能は備えるいっぽう、残業や打刻修正の申請やフレックスタイム制などには対応していません

    10人まで無料、11人以上も月額2,178円とリーズナブルです。手動打刻では各従業員用のスマホやパソコン端末からブラウザ経由で打刻できるためリモートワークなどにも対応可能。共有の端末でスタッフを選択しての打刻もできます。また、ICカードでの打刻機能も用意されています。部署ごとに集計ルールを設定できるなど基本的な機能は備えるいっぽうで、シフト管理やフレックス勤務などの変則的な勤務形態には非対応だったり、申請・承認などのワークフロー機能が非搭載だったりと、搭載機能はシンプルなため、自社の業務にマッチするかの見極めが必要です。

  • この製品の特徴サマリ

    • 勤怠管理に特化した「スタンダードプラン」なら、30名までは無料で利用可能。初期費用もかからないため、完全無料で利用できます
    • タブレットやPCを一台用意すれば打刻用端末として活用できます。汎用的な端末が打刻用機器として使えるため、専門機器を購入するコストが抑えられます
    • 店舗向けのクラウド型POSレジシステム「スマレジ」と連携できるため、人件費を含めた売上分析も可能。経営の最適化などにも貢献します

    勤怠管理機能だけを提供するスタンダードプランなら従業員30名までが完全無料、30名を超える場合も、基本料金が月額1,210円、追加の従業員1名あたり110円とリーズナブルなため、コストを重視したい会社に向きます。また、汎用的な端末が打刻用機器として使えるのもメリット。タブレットやPCが一台あれば打刻用端末として活用できるため、導入コストが抑えられます。小売や飲食、サービス業などの店舗向けクラウド型POSレジシステム「スマレジ」をすでに利用している場合、連携することで人件費を含む売上分析などもできるため、経営の最適化にも貢献します。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    スマレジ・タイムカードについて詳しく見る

2.柔軟な働き方対応型(リモートやシフト制に強い)

こんな企業におすすめ

  • 出社勤務だけでなく、テレワークや直行直帰などの柔軟な働き方を採用している企業
  • 決まった勤務時間の集計だけでなく、シフト勤務やフレックスタイム制、変形労働時間制など複数の就業形態がある企業
  • 従業員の雇用区分や働き方の状況に合わせて、自由に機能をカスタマイズしたい企業
  • PCからのWeb打刻以外に、複数の打刻方法を導入したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
シフト勤務やフレックスタイム制など、複数の勤務形態にも柔軟に対応可能
PCからの標準打刻に限らず、スマホやタブレットの利用、顔や指紋の認証、SlackやLINE等のトーク画面打刻など、多様な打刻手段から自社に合ったツールを選択できる
労働時間の適正管理やアラート機能により、法令遵守の面でも安心
拡張性が高いため、勤怠以外の人事領域とのシステム連携も可能
デメリット
搭載機能が多く、設定項目が複雑な場合もあり、導入初期にある程度の工数を要する
システムによっては独自カスタマイズに制限がある
社内の運用ルールの整備が不十分だと、設定へと落とし込みづらい
多機能ゆえに操作習得まで一定の時間が必要になり、担当者のリソース確保が必要となる
自社独自の設定が多いと、導入後も社内の組織変更や働き方の変化に合わせ設定の微調整やメンテナンスが継続的に必要となる

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 自社の勤務形態に合った打刻方法や設定が備わっているか、独自カスタマイズがどこまで可能かを確認する
  • 従業員が無理なく使える打刻方法、操作方法かをきちんと検証する
  • 初期設定や運用体制をどのように整えるかスケジュールを立ててから対応する
  • 導入担当者が操作に不安があったりリソース確保が難しかったりする場合には、設定代行サービスもあわせて検討する
  • サポート体制の充実度についても確認しておく

専門家からの選び方アドバイス

柔軟な働き方へ対応する勤怠管理システムは、テレワークやシフト勤務、フレックスタイム制など多様な勤務形態に対応できる点が大きな強みです。導入にあたって、自社の就業形態に適した機能を備えているかを見極めることが重要であり、同時に現場での運用負担や操作性も十分に考慮する必要があります。多機能であるがゆえに初期設定や導入準備には一定の工数がかかるため、スムーズな利用に向けて事前の計画と社内体制の整備をきちんと行ってから導入にとりかかりましょう。

柔軟な働き方に対応可能な勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • スマホ・パソコン、チャットツールなどさまざまな打刻方法で在宅勤務やリモートワークでの打刻も対応。位置情報も把握し、不正打刻を防止します
    • 日報機能で在宅勤務やリモートワークでの仕事内容を適切に共有可能。勤怠アラート機能で時間外労働時間の上限を超えそうな社員に注意喚起
    • 日次勤怠申請・月締申請、有給休暇や残業などの届出申請もスマホアプリで実施でき、ワークスタイルに合わせて柔軟に対応できる

    さまざまな打刻方法を用意し、フレックスタイム制、変形労働時間制、裁量労働制、時短勤務、シフト勤務などさまざまな労務形態にも対応します。たとえば自宅からはパソコンで打刻、外出先からはスマホで打刻というように、在宅勤務やリモートワークでも打刻が可能。位置情報も取得できるため、不正打刻も防ぎます。ほかにもQRコードやICカード、生体認証、LINEなどのチャットツール、打刻専用端末など多岐にわたる打刻方法があり、従業員ごとに設定ができます。また仕事内容の共有に役立つ日報機能や、36協定の時間外労働の上限を超えそうな社員に注意喚起する勤怠アラート機能など、勤怠が把握しにくい勤務形態も含めて円滑な労務管理を後押しします。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    HRMOS勤怠について詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • スマホからの打刻に対応し、テレワークや外出先からの利用にも応えます。GPSでの位置情報も確認できるため、不正打刻を防止します
    • タブレットを打刻端末として利用可能。FeliCa対応端末を用意すれば、スマホやスマートウォッチをタッチしての打刻にも対応可能です
    • 顧客の要望に合わせて柔軟にカスタマイズ可能。開発費用がかかりますが、特殊な就業規則、独自の労務体系にも対応できます

    打刻は、パソコンのほか、スマートフォンやタブレット端末のWebブラウザからも行えます。移動中や外出先、テレワークなどでは、スマホだけで打刻が完結でき、GPSの位置データを参照できるため、不正打刻も防止できます。またモバイルFeliCaにも対応するため、スマホやスマートウォッチを打刻用の端末(タブレットPCなど)にかざし、タッチ操作で打刻することもできます。また、開発費用が発生しますが、顧客の要望に合わせて柔軟にカスタマイズ可能で、特殊な就業規則にも対応できます。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    Dr.オフィスLookJOB2について詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • PC、スマホ、タイムレコーダーなど多彩な打刻方法を用意。PCのログオン・ログオフデータを出退勤記録としてデータ連携することもできます
    • スマホ打刻ではYahoo地図と連携して位置情報を取得でき、不正打刻を防止します。複数の打刻方法を併用し、自己申告との差をチェックする「乖離チェック」機能も用意
    • 固定勤務、フレックス勤務、時給勤務に対応。従業員ごとに勤務パターンを設定でき、雇用形態が変更になる場合も設定変更が可能です

    PC、スマホ、タイムレコーダなど多彩な打刻方法を用意。スマホ打刻ではYahoo地図と連携して位置情報を取得し、不正打刻を防止できます。PCのログオン・ログオフデータを出退勤記録としてデータ連携することも可能です。さらに複数の打刻を組み合わせ、自己申告された就業時間との差をチェックできる「乖離チェック」機能も搭載。不正報告防止やサービス残業の解消など、コンプライアンス向上が図れます。

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    e-就業OasiSについて詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • フレックスタイム制、変形労働制などさまざまな就業ルールに対応。シフト自動作成機能などで、煩雑なシフト関連業務を簡単にしてくれます
    • リアルタイムでの勤怠状況の確認や、休暇申請の承認プロセスもスムーズ。管理者は労務管理の負担を軽減しながら、従業員は働きやすい環境を実現できます
    • ブラウザやアプリ打刻をはじめ、幅広い打刻方法や連携機器に対応。働く環境や業種に応じた打刻方法が導入できます

    フレックスタイム制、変形労働制などさまざまな就業ルールに対応します。スケジュールパターンの設定や、シフト自動作成機能などにより、煩雑なシフト作成にかかる時間や手間も軽減します。また、パソコン・スマホのブラウザ打刻やスマホアプリでの打刻に対応するため、外出時やリモートワークなどでの打刻にも対応します。チャットやICカード、顔認証や指紋認証、決済端末や打刻専用端末、さらにアルコールチェッカーと連携した打刻など、豊富な打刻方法を揃えるのも特徴。働く環境や業種に応じた打刻方法が導入できます。

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    KING OF TIMEについて詳しく見る

3.人事・給与連携型(バックオフィス一体管理)

こんな企業におすすめ

  • 勤怠・給与・人事情報を一元管理し業務効率を高めたい企業
  • 人事・労務の業務量が多く、手作業の負担を軽減したい企業
  • 法改正対応や社会保険手続きの自動化を図りたい企業
  • 勤怠を給与との連携に加え、人事評価や人材管理とも連動させ、HR領域全体を統合したい企業
  • 将来的な機能拡張や人数増加のための効率化などを見越して、他システムとの連携も検討したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
勤怠集計と人事・給与データを連携することで集計ミスの防止や二重入力の手間を削減できる
勤怠を人事・給与情報を連動させると、法定帳票の作成や社会保険関連書類の作成・申請をスムーズにし業務を簡素化できる
拡張性の高いシステムが多く、成長企業の中長期的な運用にも耐えられる
給与との連携のみならず、人事評価や人材管理と連動できるシリーズをリリースしているメーカーが多く、HR領域全体を一元管理できる
デメリット
機能が豊富なため初期設定や運用開始までに時間と工数がかかることがある
自社で使用中の給与・人事システムがある場合は、連携できないことや追加設定が必要なことがある
従業員数や拠点が少ない企業にとっては、機能が過剰で操作性に複雑さを感じることがある
多機能である分、小規模事業者には費用が高めで導入コストが負担になりやすい

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 初期導入にかかる工数や期間を事前に把握し、スケジュールに組み込む
  • 自社で使用中の給与・人事システムがある場合には、データ連携が可能か確認する
  • 従業員情報の整備状況や人事制度の運用実態に応じて、必要な機能をリスト化し絞り込んでおく
  • 機能の多さに対して自社の業務フローが対応できるか運用体制についてもあらかじめ整理しておく
  • コストに見合う業務改善効果が見込めるか、連携システム全体で費用を試算し検討する

専門家からの選び方アドバイス

人事・給与連携型の勤怠管理システムは、勤怠データを起点に人事・給与業務を一体化できる点が大きな特徴です。データの二重入力や転記ミスを防ぎ、業務全体の効率化と精度向上が期待できます。その分、機能が多岐にわたるため、導入前には自社の業務フローとの適合性や連携システムとの互換性をていねいに確認することが必要となります。将来の組織拡大や人事制度の見直しなどを見越し、柔軟に対応できるシステムを検討しましょう。

人事・給与連携型の勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • 統合型データベースで従業員情報や勤怠情報などの人事データを1か所で管理するため、ジンジャーの他システムとスムーズに連携可能
    • 「ジンジャー給与」との連携では、各従業員の勤怠集計データをCSV出力/入力処理なしで給与計算につなげられます
    • 人事異動の際は、データベースの変更が勤怠の申請・承認ワークフローにも反映され、組み直しの手間などが軽減できます

    統合型データベースで従業員情報や勤怠情報などの人事データを管理するため、ジンジャーの他システムとのスムーズな連携を実現しています。「ジンジャー給与」との連携では、CSVファイルでの出力/入力処理を行わずに勤怠集計データを給与計算につなげられます。また人事異動の際は、データベースの変更が勤怠の申請・承認ワークフローにも反映され、組み直しの手間などが軽減。人の手によるミスの防止にもつながります。また、複数のシステムを同一のID・パスワードで利用でき、1つの管理画面に集約できるため、運用も楽になります。

  • この製品の特徴サマリ

    • 人事考課や経費精算、給与明細照会、地図ソリューションなど、WiMS/SaaSシリーズの複数機能を同時に使うことで相乗効果が得られます
    • 勤務データを人事評価に連携することで、業務効率や時間あたりの生産性など、長時間労働に変わる評価に役立てられます
    • 勤務データを給与計算システムで計算後、給与明細をWiMS/SaaS にアップロードすることで、印刷や郵送の負担なく、各従業員に配布できます

    WiMS/SaaSは、同シリーズの複数機能を同時に使うことで相互入力やチェックの負荷が軽減され、相乗効果が期待できます。勤務データを人事評価に連携することで、業務効率や時間あたりの生産性など、長時間労働に変わる評価に役立てられます。また、WiMS/SaaSから出力した勤務データを給与計算システムで計算後、給与明細をWiMS/SaaSにアップロードすることで、印刷や郵送の負担なく、各従業員に配布できます。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    WiMS/SaaSについて詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • CSVファイルにより給与ソフトへのデータ連携が可能。「オフィスステーション 給与」とは勤怠データの自動連携にも対応し、スムーズな給与計算を実現します
    • 月額料金は10人以下の場合は一律で3,300円、11人以上は1人あたり330円の従量課金のため、必要な人数分のみで契約できます
    • 変形労働制やフレックスタイム制など多様な働き方に対応するほか、働き方改革関連法に則した勤怠管理が行えます

    CSVファイルでの給与ソフトへのデータ連携に対応するほか、「オフィスステーション 給与」とは勤怠データの自動連携にも対応します。利用料金は、10人以下の場合は一律で月額3,300円。11人以上は1人あたり月額330円の従量課金制で、不要な出費を抑えやすくなっています。なお初期費用として登録料の11万円が発生します。また変形労働制など多様な働き方にも対応します。

  • この製品の特徴サマリ

    • 勤怠・給与・人事の情報を共通のデータベースで管理するため、一気通貫のシームレスな管理をクラウド上で実現します
    • 労務に精通したシステムエンジニアが顧客の要望を聞きながらシステムを設計・構築。運用しやすいシンプルなシステムに仕上げることができます
    • 人事管理は標準搭載、勤怠管理は3つのプランを用意、給与計算は月額2万円〜の1プランでアウトソーシングオプションも用意します

    勤怠管理だけでなく、給与・人事管理もあわせて管理できる統合型クラウドサービスです。労務に精通したシステムエンジニアが顧客の要望を聞きながらシステムの設計・構築を担当。システム本稼働まで支援してくれます。そのため、必要なメニューを厳選した運用しやすいシンプルなシステムに仕上げることができます。料金は、就業管理は月額1人220円〜で3つのプランから選択、給与管理は何人で使っても月額2万円〜、人事管理は標準搭載で無料となっており、別途初期費用がかかるほか、構成によってはオプション料金が発生します。

  • マネーフォワード クラウド勤怠

    この製品の特徴サマリ

    • 50名以下の法人向けプランは、勤怠に加えて会計・請求書・給与・契約など、バックオフィス業務に関わる各種サービスがパッケージされます
    • 各サービス間はAPIやCSVでの連携が可能で、勤怠データを「マネーフォワード クラウド給与」へワンクリックで取り込むなどの連携も可能です
    • 「ビジネスプラン」では従量課金により、必要な人数を追加できます。追加料金は利用サービスごとに異なります

    50名以下の法人向けプランでは、勤怠に加えて給与や会計など11のサービスがパッケージされます。契約プランごとに利用できる人数は変動し、小規模企業向けの「スモールビジネスプラン」では3名まで利用可能。中小企業向けの「ビジネスプラン」では基本料金だけで5名まで利用でき、それ以上は従量課金となります。各サービス間はAPIやCSVでの連携が可能で、自動集計した勤怠データを「マネーフォワード クラウド給与」へワンクリックで連携し簡単に給与計算を行うなどが可能です。

4.サポート重視型(導入・運用時の安心感)

こんな企業におすすめ

  • システム導入や運用に不安があり、手厚いサポートを重視したい企業
  • 専任の人事担当者がいない、担当者の工数・リソースを確保できないなど、社内でのシステム設定・運用を社外に依頼したい企業
  • 自社独自の勤務形態やルールへ柔軟に対応できるよう、サポートを受けながらカスタマイズ設定を行いたい企業
  • 職種や業種独自のノウハウなど、他社の事例を参考にしながら設定したい企業
  • トラブル発生時に迅速な対応や手厚いアフターフォローを希望する企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
初期設定や操作説明をサポート担当者がていねいに代行・支援してくれ、継続的なフォロー・運用支援があることで、社内に専任担当者がいなくても安心して運用できる
自社の就業規則や勤務形態に合わせたカスタマイズ相談が可能。現場に合った運用がしやすい
カスタマイズや設定変更をともなう対応にも、サポートと相談しながら進められる
実績豊富なサポート担当者から、他社や同業種のノウハウを共有してもらいながら設定を進められる
設定代行のほか、電話やチャット・メール・訪問対応など複数のサポート手段が用意され、トラブル時も迅速に対応してもらえる
デメリット
サポート体制が充実している分、ほかのタイプに比べコストが高額になりやすい
カスタマイズ性が高い分、初期設定や運用ルールの確定までに時間がかかることがある
サポートの質が担当者に依存するため、都度担当者が変わる場合には対応にばらつきが出ることがある
細かな設定や説明をサポートに頼りすぎると、社内にナレッジが蓄積されにくい
サポート対応が平日の営業時間内に限られることがあり、緊急時に不便なことがある

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 自社の就業ルールや勤怠管理上の課題を明確にし、サポート担当者へ正確に伝えられるようにしておく
  • サポートの質や評判を事前に調べ、自社に適した支援が受けられるかを見極める
  • 導入後は、サポートに頼りすぎず社内に最低限の運用知識を持つ担当者を置くなど体制整備も検討する
  • サポートの支援方法や提供範囲、対応可能時間を確認する

専門家からの選び方アドバイス

サポート重視型の勤怠管理システムは、ITに不慣れな企業や専任の人事担当者がいない、担当者がいても工数やリソースが割けない中小企業にとって、安心して導入・運用できる点が大きな魅力です。初期設定の支援や問い合わせ対応など、ていねいなサポートを受けられることで、勤怠管理の仕組みをスムーズに社内に定着させることができます。ただ、サポートの範囲や対応方法は製品ごとに差があります。自社の課題や運用体制に合ったサポート内容か事前にしっかり確認しましょう。また手厚いサポートが含まれる分、他タイプと比較して費用が高額になりやすいため、自社で行うこととサポートに頼る範囲を明確にして検討しましょう。

サポート重視型の勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • 導入時は専任のSEが担当として付き、仕様打ち合わせ、システム設計・構築、操作指導など、システム本稼働の準備が整うまでサポートします
    • 導入後は専用のサポートダイヤルにて対応を行います。メール・FAXでの問い合わせも可能です
    • 50〜500人規模の企業を対象とし、業種を問わず柔軟に対応。中小〜中堅企業でも導入しやすい価格設定のサービスです

    労務管理に精通したシステムエンジニアが導入から本稼働までをコンサルティングする、設計・構築型のシステムです。導入時は専門のSEが担当として付き、仕様打ち合わせ、システム設計・構築、操作指導など、システム本稼働の準備が整うまでサポート。導入後は専用のサポートダイヤルにて対応を行います。50〜500人規模の企業を対象とし、業種を問わず柔軟に対応できます。利用人数に応じた従量課金制のため、初期コストを抑えて導入が可能です。

  • 勤労の獅子

    この製品の特徴サマリ

    • 10万以上のシフトに対応し、オプション機能の組み合わせで顧客のニーズに合う勤怠運用が可能。顧客へのヒアリングをもとにプラン・オプションを提案します
    • 専任の勤怠コンサルタントが設定代行など導入をサポート。プランによって、訪問またはWeb会議形式での操作レクチャーも実施します
    • 勤務体制や就労規則に変更があった場合にも、勤怠コンサルタントが対応する「サポート専用窓口」にてサポートします

    オプション機能の組み合わせで顧客のニーズに合わせた運用ができます。導入時には専任の勤怠コンサルタントが、就業規則や運用状況をヒアリングし初期設定を代行します。またプランによっては、訪問またはWeb会議形式で操作レクチャーが受けられます。運用開始後も電話やメール、サポートサイトなどで疑問や不明点をすぐに解決できます。勤務体制や就労規則に変更があった場合、勤怠コンサルタントが対応する「サポート専用窓口」にてサポート(有償の場合もあり)してくれます。

この記事で紹介した勤怠管理システム

1.コスパ重視型(コストを抑えつつ基本機能を確保)

  • キンコン

    キンコン

    月額料金が1人あたり220円、最低利用人数が5人からと低コストで導入が可能。さらに年額プランにすれば5%オフで利用できます

  • ICタイムリコーダー

    ICタイムリコーダー

    費用は月額の利用人数分のみで、1人あたり月額220円から。初期費用、サポート込みのワンプランで低コストでの導入が可能です

  • フリーウェイタイムレコーダー

    フリーウェイタイムレコーダー

    機能制限や利用制限なく10人までが完全無料のプランを用意。有料プランも定額制のため、低コストで導入ができます

  • スマレジ・タイムカード

    スマレジ・タイムカード

    勤怠管理に特化した「スタンダードプラン」なら、30名までは無料で利用可能。初期費用もかからないため、完全無料で利用できます

2.柔軟な働き方対応型(リモートやシフト制に強い)

  • HRMOS勤怠

    HRMOS勤怠

    スマホ・パソコン、チャットツールなどさまざまな打刻方法で在宅勤務やリモートワークでの打刻も対応。位置情報も把握し、不正打刻を防止します

  • Dr.オフィスLookJOB2

    Dr.オフィスLookJOB2

    スマホからの打刻に対応し、テレワークや外出先からの利用にも応えます。GPSでの位置情報も確認できるため、不正打刻を防止します

  • e-就業OasiS

    e-就業OasiS

    PC、スマホ、タイムレコーダーなど多彩な打刻方法を用意。PCのログオン・ログオフデータを出退勤記録としてデータ連携することもできます

  • KING OF TIME

    KING OF TIME

    フレックスタイム制、変形労働制などさまざまな就業ルールに対応。シフト自動作成機能などで、煩雑なシフト関連業務を簡単にしてくれます

3.人事・給与連携型(バックオフィス一体管理)

  • ジンジャー勤怠

    ジンジャー勤怠

    統合型データベースで従業員情報や勤怠情報などの人事データを1か所で管理するため、ジンジャーの他システムとスムーズに連携可能

  • WiMS/SaaS

    WiMS/SaaS

    人事考課や経費精算、給与明細照会、地図ソリューションなど、WiMS/SaaSシリーズの複数機能を同時に使うことで相乗効果が得られます

  • オフィスステーション 勤怠

    オフィスステーション 勤怠

    CSVファイルにより給与ソフトへのデータ連携が可能。「オフィスステーション 給与」とは勤怠データの自動連携にも対応し、スムーズな給与計算を実現します

  • CYBER XEED

    CYBER XEED

    勤怠・給与・人事の情報を共通のデータベースで管理するため、一気通貫のシームレスな管理をクラウド上で実現します

  • マネーフォワード クラウド勤怠

    マネーフォワード クラウド勤怠

    50名以下の法人向けプランは、勤怠に加えて会計・請求書・給与・契約など、バックオフィス業務に関わる各種サービスがパッケージされます

4.サポート重視型(導入・運用時の安心感)

  • VG Cloud

    VG Cloud

    導入時は専任のSEが担当として付き、仕様打ち合わせ、システム設計・構築、操作指導など、システム本稼働の準備が整うまでサポートします

  • 勤労の獅子

    勤労の獅子

    10万以上のシフトに対応し、オプション機能の組み合わせで顧客のニーズに合う勤怠運用が可能。顧客へのヒアリングをもとにプラン・オプションを提案します

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