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【失敗しないための勤怠管理システム選び】導入ミスを防ぐ勤怠管理システム15選|サポート・操作性でタイプ分類

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導入前に検討すべきことを専門家が詳しくアドバイス

導入失敗を防ぐ勤怠管理システム15選

  • シンプル操作重視タイプ
  • 柔軟勤務対応タイプ
  • バックオフィス連携タイプ
  • サポート重視タイプ

2025年6月30日 更新

勤怠管理システムの導入時にありがちな失敗を防ぐためには、何よりもシステム選びが重要です。社内の状況やニーズに合った適切なツールを選ばないと、運用が煩雑になったり、従業員が使いづらくなったりといったことが起こりえます。その結果、せっかく導入したシステムも使われず導入失敗に終わる・・・といったことも。この記事では、操作性やサポート体制を重視した勤怠管理システム15製品を厳選し、タイプ別にご紹介します。直感的に操作できるシステムや、豊富なサポートが付いている製品など、導入後の負担を減らし、効率的に運用できるツールを選ぶポイントを解説します。失敗しないための選び方をチェックしましょう。

この記事を監修した専門家
執筆・監修 畑美希さん
執筆・監修 畑美希さん
畑美希社会保険労務士事務所 代表 特定社会保険労務士。新卒でエン・ジャパン(株)入社後、デロイト・トーマツ・グループ、外資系企業等にて人事・労務領域業務に従事。2022年社会保険労務士事務所を設立。HR Tech導入支援、社内運用を考慮した制度構築、助成金申請、諸規程の整備等を強みとする。

導入失敗を防ぐ勤怠管理システムはこんな企業におすすめ

  • IT操作が苦手な従業員がいても簡単に使える、直感的でシンプルな操作を重視する企業
  • シフト制やリモートワークなど、多様な勤務形態に対応できる柔軟なシステムを選定したい企業
  • 勤怠データを人事労務・給与計算システムと連携して使いたい企業
  • 紙・Excelでの管理から初めてクラウド型勤怠管理システムを導入するため、サポートが手厚い製品を選びたい企業

1.操作が直感的で、社員にすぐ浸透する「シンプル操作重視タイプ」

こんな企業におすすめ

  • ITツールの操作に不慣れな従業員が多く、直感的に使える画面設計を重視したい企業
  • 導入後すぐに全社で活用を開始し、短期間でスムーズに定着させたい企業
  • 紙のタイムカードからの移行など、初めての導入でもスムーズに初期設定を完了させたい企業
  • 誰でも簡単に打刻や申請ができる操作性で、従業員教育にかかる時間や問い合わせ対応への労力を抑えたい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
操作が直感的で、初めての導入でも従業員が迷わず使えるため、社内への定着が早い
初期設定がシンプルで、専門知識がなくてもスムーズに導入準備が進められる
マニュアルなしでも操作できる設計のため、ITが苦手な従業員にも安心して展開できる
操作方法に関する問い合わせや説明会対応の手間が減り、担当者の負担を軽減できる
現場の状況や従業員の働き方に応じて、ICカードやスマホ利用などいくつかの打刻方法から自社にあったものを選択できる
デメリット
使いやすいよう機能を絞った設計のため、複雑な勤務形態や柔軟な集計には対応しにくい製品もある
設定や管理画面の簡易化により、細かなカスタマイズや条件設定が制限されることがある
他システムとの高度な連携(API接続など)が非対応または限定的なことがある
標準機能外の要望に対して個別対応が難しく、成長企業には機能不足を感じる可能性がある
初期導入は容易でも、将来的な業務拡大や運用の複雑化にシステムが追いつかないことがある

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 自社の勤務形態や集計ルールが、シンプルな機能構成で十分にカバーできるか確認する
  • 自社特有の集計や管理業務が標準機能で対応可能か、導入前に具体的な業務フローで検証する
  • 将来的な組織拡大や勤務制度の多様化に備えて、拡張性や追加費用も含めて確認する
  • 実際の打刻ツールを何にするか、現場にあったものを早めに検討する
  • 給与計算や労務管理との連携が必要な場合、CSV出力や外部連携機能の柔軟性を事前に確認する

専門家からの選び方アドバイス

シンプル操作重視タイプの勤怠管理システムは、ITに不慣れな従業員が多い職場や、初めて勤怠システムを導入する企業にとって、スムーズな定着と運用を実現しやすい選択肢です。打刻や申請など基本機能に特化しており、導入初期のハードルが低く、短期間での活用開始が可能です。いっぽうで、複雑な勤務形態や高度な集計、他システムとの連携などが必要な場合には、導入担当者の知識やリソースが必要になります。設定に制限のある製品もあるため、自社の運用に必要な機能要件を明確にしたうえで、将来の業務拡大も見据えた選定を心掛けましょう。

シンプル操作重視タイプの勤怠管理システム一覧

  • キンコン

    この製品の特徴サマリ

    • 従業員向け画面には、勤怠と交通費関連の機能に特化した内容が表示され、打刻や各種申請が迷わず行えます
    • 管理者向け画面には勤怠レポートがグラフで表示され、「残業時間ワーストランク」など従業員の勤怠状況が素早く把握できます
    • 勤怠や交通費に関する申請内容の確認や承認・差し戻し処理もスムーズ。各種設定変更なども簡単に行えます

    キンコンはシンプルな操作性を重視しています。従業員向け画面は勤怠と交通費関連の機能に特化した内容で、管理者向け画面は従業員の勤怠レポートがグラフで一覧表示されて残業時間や有給取得率などの勤務状況が把握できる内容になっています。また、勤怠や交通費の申請は管理画面で一覧でき、そこから承認・差し戻し処理の画面に移行可能。ワークフロー機能では承認者の人数や順序などを自由にカスタマイズできたり、設定画面で各従業員の就業形態の個別設定を簡単に変更できたりと、シンプル操作かつ細やかな設定項目が用意されています。

  • この製品の特徴サマリ

    • 直感的に操作しやすいインターフェイスを採用。複雑な設定や操作を必要としないシンプルなメニュー構成で、誰でも簡単に使えるよう設計されています
    • 手順ごとにガイドを示してくれる「設定ガイド」を搭載。また電話やチャットなど、無料でもサポートが充実します
    • 専任スタッフやITコンシェルジュがサポートしてくれる有償のプレミアムサポートも用意。導入支援や運用支援など、複数のプランから検討できます

    直感的に操作しやすいインターフェイスを採用し、シンプルなメニュー構成で複雑な設定や操作を必要とせず、誰でも簡単に使えるように設計されています。「設定ガイド」を使えば手順ごとにガイドを示してくれるため、初期設定や設定変更も行う際も安心です。また電話やチャットなど無料のサポート内容も充実しています。専任担当者やITコンシェルジュが導入や運用を支援してくれる有償のプレミアムサポートもあり、必要に応じて利用可能です。

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  • この製品の特徴サマリ

    • 共有の打刻専用端末を用意する場合、ICカードをかざす、あるいは名前を選んで打刻ボタンを押すだけのシンプル操作で打刻できます
    • 従業員用のパソコン・スマホで打刻する場合は契約者ID・社員番号・パスワードの入力のひと手間はあるものの、ログイン後は打刻ボタンを押すだけと簡単です
    • スタッフは打刻履歴画面で打刻漏れを確認できます。打刻時刻の修正は管理者のみが行えます

    ICカード打刻と、手動打刻の2種類が用意されます。ICカード打刻は、パソコンに接続した読取機にICカードをかざすだけのシンプル操作。手動打刻には共有端末を使用する方法と各従業員の端末を使用する方法の2通りがあり、共有端末で打刻する場合は、スタッフを選択してから打刻を押すだけ。各従業員の端末で打刻する場合は、ページにログインする工程はありますが、ログイン後は打刻を押すだけとシンプルです。

  • この製品の特徴サマリ

    • ボタン配置や画面遷移がわかりやすく設計されたシンプルな管理画面。フィルタリングで事業所や従業員グループごとの勤務状況なども素早く検索可能
    • 有給申請やシフトの提出、日報など、従業員向け機能も用意。あらかじめ業務内容を設定した「日報タグ」などで、記入の手間も軽減します
    • シフト管理では、従業員のシフト希望を自動反映し編集できる「かんたんシフト作成」機能や、AIが最適なシフトを作成してくれる「AIシフト」アプリで業務を効率化できます

    ボタン配置や画面遷移がわかりやすく設計されたシンプルな管理画面が特徴です。シフトや勤務状況の確認、データの作成が効率的に行えるため、労務管理を大幅に簡略化できます。また従業員も、有給の申請やシフトの希望提出、日報の閲覧・編集などが簡単に行えるように設計されています。さらにシフト管理機能では、従業員のシフト希望を自動反映し編集できる「かんたんシフト作成」なども提供。シフト作成の条件を文章で入力するとAIが自動で最適なシフトを作成してくれる「AIシフト」アプリもリリースするなど、シンプル操作を重視しつつ利便性にすぐれた機能も提供しています。

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2.シフト制やリモートワークなど多様な働き方に強い「柔軟勤務対応タイプ」

こんな企業におすすめ

  • シフト制や交代勤務など、複雑な勤務パターンがあり、正確な勤怠集計を行いたい企業
  • フレックスタイム制や裁量労働制、変形労働時間制など勤務時間が一定でない働き方を導入している企業
  • リモートワークや複数店舗の勤務など、勤務場所が一定でないため、豊富な打刻手段から最適な打刻ツールを選択したい企業
  • 所属ごとに異なる勤務条件や就業規則があり、細かな勤怠ルールを設定したうえで運用を行いたい企業
  • シフト作成や希望収集をシステムで行い、担当者の業務負担を軽減したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
複雑なシフトや勤務パターンの集計に対応しており、柔軟な働き方を導入する企業に適している
部署や職種ごとの勤務パターンを個別に設定でき、異なる就業ルールや勤務条件の設定が可能
リモートワークや直行直帰などにも対応できる柔軟な打刻手段を備えており、場所を問わず勤怠管理が可能
シフト希望の提出から自動割り当て・調整までをシステム上で効率化でき、担当者の負担やミスを削減できる
デメリット
複雑な勤務がある場合は設定項目が多く、初期導入時にシフトや勤務ルールの登録作業に担当者の負担がかかる
高機能な分、画面構成が複雑になりやすく、操作に慣れるまで時間を要することがある
複数の勤務形態を併用する場合、設定ミスや運用のズレが生じやすく注意が必要
一部機能の活用にはオプション契約が必要な場合があり、コストが膨らむ可能性がある
複雑な設定がある場合には従業員側にも一定の操作理解が求められ、システム慣れしていない従業員への研修やサポートが必要になる

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 初期設定をスムーズに進めるため、現行の勤務ルールやシフトパターンを洗い出し、システムで再現可能か確認する
  • 無料トライアルなどを利用し、操作性や画面構成を事前に確認したうえで、社内で浸透できそうか検討する
  • 設定ミスや集計ズレを防ぐため、テスト運用期間を設けてきちんと検証し、対応が難しい場合は初期設定支援やサポートを検討する
  • 利用したい機能が標準提供かオプション契約かを事前に確認し、予算とのバランスを考慮する
  • 従業員へのスムーズな定着に向け、操作資料の整備や説明会を早めに検討する

専門家からの選び方アドバイス

シフト制勤務やフレックスタイム制、リモートワークなど多様な働き方に対応できるこのタイプの勤怠管理システムは、柔軟な勤怠管理が求められる企業にとって有効な選択肢です。複雑な就業ルールや部署ごとの勤務パターンにも対応できるため、業種や職種を問わず幅広い現場で活用できます。ただし、初期設定が複雑になりやすく、運用ルールの見直しや従業員へのていねいな周知が成功の鍵となるため、導入前には設定負荷をきちんと見積もり、サポート体制も含めて総合的に検討しましょう。

柔軟勤務対応タイプの勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • 「フレックスタイム制」「変形労働時間制」など、さまざまな勤務形態での労働時間の自動集計に対応。従業員個人単位で勤務形態を設定できます
    • シフト管理では収集から作成までをシステム上で完結。時間帯ごと必要な職種や役職、人数を設定すると、シフト作成時に足りない人員を表示可能です
    • 飲食業界、建設業界、製造業界など多様な業界で導入実績があり、企業ごとに最適な運用を提案します

    「フレックスタイム制」「変形労働時間制」など、さまざまな勤務形態に対応します。従業員個人単位で勤務形態を設定可能で、勤務形態ごとの集計ロジックで労働時間や残業時間を自動集計できます。煩雑になりやすいシフト管理は、シフトの収集から作成までをシステム上で完結できます。たとえば、特定の時間帯に必要な人員を設定すると、シフト作成時に足りない役職や人数が表示され、過不足が一目でわかります。飲食や建設、製造など多様な業界での採用実績があります。

  • この製品の特徴サマリ

    • 移動中や外出先でもスマホ打刻でき、テレワークにも対応可能。従業員は直行・直帰や出退勤の申請、管理者は承認処理など、場所を問わずどこからでも行えます
    • 1か月単位の変形労働制に対応し、店舗や従業員(社員・パート・アルバイト)ごとに変わる勤務シフトや、時間帯ごとのシフトに合わせた勤務時間を集計できます
    • 登録人数無制限のプランなら、単発のパートやアルバイトなどの就業データも保持し続けることができ、データ整理が不要。人の入れ替わりが多い業種にもマッチします
    • 顧客の要望に合わせて柔軟にカスタマイズ可能。開発費用がかかりますが、特殊な就業規則、独自の労務体系にも対応できます

    移動中や外出先でもスマートフォンから打刻ができ、テレワークにも対応可能です。従業員は直行・直帰や出退勤の申請、管理者は承認処理などを、場所を問わずどこからでも行えます。また、1か月単位の変形労働制に対応しており、店舗や従業員(社員・パート・アルバイト)ごとに変わる勤務シフトや、時間帯ごとのシフトに合わせた勤務時間を集計できます。登録人数無制限のプランならデータ保持も永久的に行えるため、単発アルバイトの就業データ整理など煩わしかった作業が一切不要です。また別料金でカスタマイズを行えば、会社独自の労務体系にも対応できます。

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  • この製品の特徴サマリ

    • フレックスタイム制、変形労働時間制、裁量労働制、シフト制などにも対応。社員とパートを異なる勤務形態で管理することもできます
    • 従業員ごとの出勤・休日日数や、各日の投入人数を確認しながらシフトを作成できます。月の途中での変更も簡単です
    • 従業員ごとやグループごとの基本スケジュールを設定可能。毎月のシフト作成を省力化できます

    フレックスタイム制、変形労働時間制、裁量労働制、シフト制などの働き方に合わせた設定・管理が可能。社員とパートを異なる勤務形態で管理することもできます。シフトは従業員ごとの出勤・休日日数や、その日ごとの投入人数を確認しながら作成できます。月の途中で変更がある場合、管理者が直接修正したり、従業員からのスケジュール変更申請を承認して対応できます。規則性のある勤務パターンは、従業員単位やグループ単位であらかじめ基本スケジュールとして設定しておくことができます。

  • この製品の特徴サマリ

    • カスタマイズの自由度が高く、ハイブリッド勤務などの多様な働き方や、固定勤務・フレックス勤務・時給勤務といった勤務形態に対応します
    • 社員マスター(個人)に各種マスターを適用する仕様なので、従業員ごとの柔軟な設定が可能で、実態に即した勤務集計ができます
    • 固有のルールや勤務集計(計算)方法、複雑な勤務形態、管理方法など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発も可能です

    ハイブリッド勤務などの多様な働き方や、固定勤務・フレックス勤務・時給勤務といった勤務形態に対応します。社員マスター(個人)に各種マスター(勤務マスターや有休付与マスターなど)を適用する仕様なので、従業員ごとに職種や社員属性、カレンダー(出勤日/日数)などをふまえた柔軟な設定が可能で、実態に即した勤務集計ができます。また、固有のルールや勤務集計(計算)方法、管理方法など、顧客の要望に合わせたカスタマイズ開発が可能です。

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  • この製品の特徴サマリ

    • 変形労働時間制(1か月、年間など)、フレックスタイム制、みなし労働時間制、裁量労働制など、さまざまな勤務形態に対応。働き方に合わせた柔軟な設定が可能です
    • ワークフロー機能では時間外勤務や休暇、時差勤務、特別条項適用申請などのさまざまな申請を設定可能。在宅勤務者の出社日を申請制で管理することもできます
    • スマホから出勤・退勤の打刻や、残業・休暇などの申請承認が可能なほか、在宅者の勤務状況を把握できるなど、テレワークを支援する機能を備えます

    変形労働時間制(1か月、年間など)、フレックスタイム制、みなし労働時間制、裁量労働制など、さまざまな勤務形態に対応。工場勤務者、派遣社員、日雇いアルバイトなど、多様な働き方に合わせた柔軟な設定が可能です。また、各種申請ワークフロー機能では、時間外や休暇、時差勤務、特別条項適用申請など、さまざまな申請画面を設定可能です。在宅勤務者の出社日を申請制で管理したい、自社独自の休暇取得や制度利用をワークフロー化したいなどの課題に応えます。

3.人事労務・給与計算との連携がスムーズな「バックオフィス連携タイプ」

こんな企業におすすめ

  • 勤怠データを人事労務・給与計算とスムーズに連携し、バックオフィス業務全体の効率化を図りたい企業
  • 法定帳票や申請業務など、総務の手続きをデジタルで完結させたい企業
  • 同じメーカーの人事労務・給与計算システムをシリーズで利用し、人材情報を効果的に管理したい企業
  • 業務量や従業員数の増加により、バックオフィス業務を手作業で対応することが難しくなってきた企業
  • 既存の給与ソフトや人事システムと連携できる勤怠システムを導入したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
勤怠・給与・人事情報をスムーズに自動連携でき、データの転記ミスや集計作業の手間を大幅に削減できる
同一シリーズ内での連携により、操作感が統一され、複数業務の運用も効率的に行える
既存の給与ソフトや人事システムと連携することで、システム移行の手間を省きながら勤怠管理業務の効率化を実現できる
高機能で拡張性が高い製品が多く、成長企業にとっては中長期的な事業拡大も視野に入れた対応ができる
デメリット
初期設定やシステム連携の構築に一定のIT知識や準備期間が必要となる
利用機能や連携範囲によっては月額費用が高額になりやすく、コスト負担が大きくなる場合がある
他社製品との連携には制限があることが多く、特定メーカーへの依存が生じやすい
小規模企業では機能を十分に活用しきれず、過剰スペックとなる可能性がある
人事・総務部門の業務整理が不十分なままだと、システム上での設計や運用が複雑化しやすい

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 既存の人事・給与システムとの連携可否や、CSV・API接続などの対応方法を事前に確認する
  • 自社の業務フローや情報管理体制が新たに連携するシステムに適合するか、運用面での見直しを含めて検討する
  • 利用予定の機能範囲や導入規模に応じた費用感を精査し、不要な機能の過剰契約を避ける

専門家からの選び方アドバイス

バックオフィス連携タイプは、勤怠・人事・給与といった業務を一体で効率化できる点が大きな魅力です。勤怠情報を起点に各種データが自動で連携されるため、計算ミスや作業の重複を削減し、運用全体の精度とスピードを高められます。ただし、高機能な分、連携対象となる既存システムとの相性や、運用フローの整理、初期設定の工数など、導入前に検討すべき点も多くあります。業務量や従業員数の増加により、手作業での対応に限界を感じ始めた段階で、早めの導入を検討するとよいでしょう。

バックオフィス連携タイプの勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • 採用管理や人財活用、労務給与、経費精算など、ほかの「HRMOS」シリーズとセットで使うことでバックオフィス業務をより効率化できる
    • 勤怠データを他社の給与計算システムにAPI連携やCSV連携で渡すことが可能。他社の給与計算システムを利用中の場合など、勤怠管理機能の補完にも適します
    • 給与明細や年末調整機能も完全無料。給与計算システムから受け取ったデータでWeb給与明細を発行したり、年末調整に必要な申告書を作成したりできます

    HRMOS勤怠は、ほかの「HRMOS」シリーズとセットで使用することで、従業員マスタの自動連携、勤怠データを1クリックで給与情報に反映、勤怠データの各種分析への活用など、バックオフィス業務の効率化を実現できます。また、他社の給与計算システムと連携については、「人事労務freee」「マネーフォワード クラウド 給与」「給与奉行クラウド」とAPI連携が可能。CSVでの勤怠データのエクスポートにも対応するため、これら以外のシステムとも連携できます。なお、無料プランでもCSVファイルのエクスポートは可能ですが、1時間に1回までの制限があります。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    HRMOS勤怠について詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • 人事考課や経費精算、給与明細照会、地図ソリューションなど、WiMS/SaaSシリーズの複数機能を同時に使うことで相乗効果が得られます
    • 勤怠データを人事評価に連携することにより、業務効率や時間あたりの生産性など、長時間労働に代わる評価に役立てることができます
    • 勤務データを給与計算システムで計算後、給与明細をWiMS/SaaS にアップロードすることで、各従業員がスマホやパソコンから明細を確認できます

    WiMS/SaaS勤務管理システムは、同シリーズの複数機能を同時に使うことで相互入力やチェックの負荷が軽減され、相乗効果が期待できます。勤怠データを人事評価に連携することで、業務効率や時間あたりの生産性など、長時間労働に変わる評価に役立てられます。また、WiMS/SaaS 勤務管理から出力した勤務データを給与計算システムで計算後、給与明細をWiMS/SaaS にアップロードすることで、給与明細を電子化できます。各従業員はスマホやパソコンで確認でき、印刷や郵送の負担を減らせます。

    価格.com編集部が実際に使ってみた使い方・使用感レポートを掲載中

    WiMS/SaaSについて詳しく見る
  • この製品の特徴サマリ

    • 勤怠データを「オフィスステーション 給与」と自動連携することができ、スムーズな給与計算を実現します
    • 「オフィスステーション 給与」を軸に「オフィスステーション 年末調整」と「オフィスステーション 給与明細」も組み合わせることで給与計算および周辺業務を完全に電子化可能
    • 給与ソフト取込用に勤怠の月別集計データをCSV形式で出力することもできます

    同じオフィスステーションの別製品と連携させることで、スムーズな給与計算の実現により業務を効率化できます。「オフィスステーション 給与」とは勤怠データの自動連携に対応します。また、「オフィスステーション 給与」を軸に「オフィスステーション 年末調整」と「オフィスステーション 給与明細」も組み合わせることで、給与計算および周辺業務の完全な電子化も実現可能です。いっぽう、給与ソフトへの取り込み用に勤怠の月別集計データをCSV形式で出力することもできます。

  • マネーフォワード クラウド勤怠

    この製品の特徴サマリ

    • 50名以下の法人向けプランは、会計・給与・人事管理・請求書・社会保険・契約・債務支払・経費・年末調整など11のサービスもパッケージされます
    • 集計した勤怠データは、API連携により「マネーフォワード クラウド給与」へワンクリックで取り込み、簡単に給与計算へつなげることができます
    • 「マネーフォワード クラウド人事管理」に登録した従業員情報を取り込んで勤怠管理を行うことも可能。対象の人数が多い場合はCSVでのインポートも利用できます

    50名以下の法人向けプランでは、勤怠に加えて会計・給与・人事管理・請求書・社会保険・経費・年末調整など11のサービスもパッケージされ、必要に応じて利用可能です。サービス間での連携にも対応しており、勤怠データを「マネーフォワード クラウド給与」へワンクリックで取り込めるほか、「マネーフォワード クラウド人事管理」に登録した従業員情報を勤怠管理側に連携することもできます。

4.初めてでも安心、サポートが手厚い「サポート重視タイプ」

こんな企業におすすめ

  • 勤怠管理システムの導入が初めてで、操作や設定に不安がある小規模企業
  • 社内に導入担当者がいない、もしくは工数が割けない場合に、初期設定の支援を求めている企業
  • 従業員からの操作に関する問い合わせが多く、サポート窓口の充実度を重視したい企業

このタイプのメリット・デメリット

メリット
無料トライアル期間中に初期設定サポートを受けられ、初めてでも安心して導入を検討できる
操作や運用に関する不明点を、電話・チャット・メールですぐに相談できる
法改正時には自動アップデートや通知機能で最新状態を保てるため、法令対応漏れを防げる
FAQやマニュアルが充実しており、社内での問い合わせ対応や運用ルール整備に役立ち、社内定着がしやすい
デメリット
サポート費用が別途かかる場合があり、全体コストが割高になることがある
サポート窓口の混雑や対応の質にばらつきがあり、回答までに時間がかかる場合もある
操作や設定を外部サポートに依存しすぎると、担当者交代時の引き継ぎが難しくなり、自社内に運用ノウハウが蓄積しにくくなる
サポートの対象時間が平日・日中に限られる場合があり、緊急時に対応できないこともある

導入前に担当者が検討するべきこと

  • 導入初期の支援範囲がどこまで含まれるか、別途費用が発生するかを確認する
  • サポート窓口の対応時間・手段(電話・チャット・メール)を事前に把握する
  • 社内での担当者変更や運用引き継ぎが想定される場合、マニュアルや学習支援があるか確認する
  • 操作性や導入負担の軽減だけでなく、将来的な拡張性や他システムとの連携についても検討しておく
  • 無料トライアル期間を活用し、実際のサポート品質や対応スピードを事前に体感する

専門家からの選び方アドバイス

サポート重視タイプは、導入や運用に不安がある企業にとって、手厚い支援体制によりスムーズな立ち上げを実現しやすい点が大きな魅力です。初期設定のサポートや問い合わせ対応などが充実しているため、勤怠管理システムの利用が初めてでも安心して運用を開始できます。ただし、サポートに頼りきりになると社内にノウハウが蓄積しにくくなるため、サポートを活用しながらも自社の担当者が運用方法を把握・継承していく体制づくりも重要です。導入後の自立運用も見据えて、段階的にスキルを習得できるよう意識しておくとよいでしょう。

サポート重視タイプの勤怠管理システム一覧

  • この製品の特徴サマリ

    • 電話や訪問サポートなど、手厚いサポート体制を備えながらサポート費用は0円。サポートセンターは導入前から利用できます
    • サーバーの保守・アップグレードもすべて無償。サーバー故障やセキュリティ対策などに加えてトレンドに合わせた機能追加や労基法改正などもカバー
    • 専門のサポートスタッフが顧客と同じ設定画面を見ながら適切にガイドするため、システムに詳しい人がいない現場や、パソコン初心者でも安心

    サポートスタッフが電話で設定支援を行うなど、サポート体制が充実しています。サポートセンターは導入前、無料体験期間中、導入後も利用できます。サポートスタッフが顧客と同じ画面を見ながら適切にガイドするため、システムに詳しい人がいない場合や、パソコンが苦手な初心者でも安心。ID数が多い場合には訪問サポートも可能です。サポートはプランに含まれており、サーバーの保守・アップグレードもすべて無償です。

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    ICタイムリコーダーについて詳しく見る
  • タッチオンタイム

    この製品の特徴サマリ

    • 初期費用、最低利用期間、利用人数の制限なく、1人あたり月額330円で始められます。サポートセンターの利用も無料で、導入から運用まで安心です
    • 導入・運用サポートでは、各社に1名ずつ専属のサポート担当がつくため、自社の就業ルールをふまえた各種要望などの相談がスムーズです
    • 電話・メール・問合せフォームなど、サポートへの連絡手段も豊富。緊急性に合わせて連絡方法が選べます

    1人あたり月額330円のワンプランでサポートも料金に含まれており、導入から運用までずっとサポートしてくれます。最低利用期間や最低利用人数もなく、初期費用もかかりません。30日間の無料トライアルがあり、期間中もサポートが利用可能。予約制の初期設定サポートを受けることもできます。導入・運用サポートでは、各社に1名ずつ専属のサポート担当がつくため、自社の就業ルールをふまえた各種要望などの相談もスムーズです。連絡手段も豊富で、電話・メール・問合せフォームなどが用意されています。

この記事で紹介した勤怠管理システム

1.操作が直感的で、社員にすぐ浸透する「シンプル操作重視タイプ」

  • キンコン

    キンコン

    従業員向け画面には、勤怠と交通費関連の機能に特化した内容が表示され、打刻や各種申請が迷わず行えます

  • KING OF TIME

    KING OF TIME

    直感的に操作しやすいインターフェイスを採用。複雑な設定や操作を必要としないシンプルなメニュー構成で、誰でも簡単に使えるよう設計されています

  • フリーウェイタイムレコーダー

    フリーウェイタイムレコーダー

    共有の打刻専用端末を用意する場合、ICカードをかざす、あるいは名前を選んで打刻ボタンを押すだけのシンプル操作で打刻できます

  • スマレジ・タイムカード

    スマレジ・タイムカード

    ボタン配置や画面遷移がわかりやすく設計されたシンプルな管理画面。フィルタリングで事業所や従業員グループごとの勤務状況なども素早く検索可能

2.シフト制やリモートワークなど多様な働き方に強い「柔軟勤務対応タイプ」

3.人事労務・給与計算との連携がスムーズな「バックオフィス連携タイプ」

  • HRMOS勤怠

    HRMOS勤怠

    採用管理や人財活用、労務給与、経費精算など、ほかの「HRMOS」シリーズとセットで使うことでバックオフィス業務をより効率化できる

  • WiMS/SaaS

    WiMS/SaaS

    人事考課や経費精算、給与明細照会、地図ソリューションなど、WiMS/SaaSシリーズの複数機能を同時に使うことで相乗効果が得られます

  • オフィスステーション 勤怠

    オフィスステーション 勤怠

    勤怠データを「オフィスステーション 給与」と自動連携することができ、スムーズな給与計算を実現します

  • マネーフォワード クラウド勤怠

    マネーフォワード クラウド勤怠

    50名以下の法人向けプランは、会計・給与・人事管理・請求書・社会保険・契約・債務支払・経費・年末調整など11のサービスもパッケージされます

4.初めてでも安心、サポートが手厚い「サポート重視タイプ」

  • ICタイムリコーダー

    ICタイムリコーダー

    電話や訪問サポートなど、手厚いサポート体制を備えながらサポート費用は0円。サポートセンターは導入前から利用できます

  • タッチオンタイム

    タッチオンタイム

    初期費用、最低利用期間、利用人数の制限なく、1人あたり月額330円で始められます。サポートセンターの利用も無料で、導入から運用まで安心です

他にもこんな勤怠管理システムを紹介しています

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