時間に余裕ができた大人が、若い頃に熱中していた電子工作を再び始める動きも出てきた。その好例が、自作の小型ロボットが迷路を駆け抜ける競技の「マイクロマウス」だ。以前は電子回路やモーター、センサー、プログラミングなど電子工作の総合的な技術や知識が必要で、一般の人には難しかった。だが最近は、「専用の部品が開発され、キットも販売されるなどハードルが下がり、新たに挑戦する人も増えている」と、ホビーロボットに詳しいアールティの中川友紀子社長は話す。

電子工作にハマるのは男性が中心だが、家具やインテリア作りに興味を示す「DIY女子」も増えている。通販会社のフェリシモは、「より手軽なDIY商品へのニーズが高い」と話す。“なんちゃってDIY”ともいえる、段ボール箱に貼るだけで見た目をアンティークの木箱風に変えられるシールを発売したところ、好評だという。

では、真夏の“巣ごもり”を満喫できるDIYキットはあるのか。電子工作から本格的な料理ができる石窯作りまで、いくつか取り寄せて実際に試し、その難易度と満足度を探った。

keyword 2 大人の自由研究

手間のかかる趣味に取り組む大人が増えている。自作の小型ロボットで迷路を通り抜ける時間を競うマイクロマウスは、キットが発売されて注目度が高まった。大人の科学シリーズでは、プラネタリウムなど完成後にも活用できる製品が人気。作るだけでなく、それを使ったり改良したりできる製品が売れる。

学研の「大人の科学」シリーズが売れ筋。実験キットもよく売れている(画像クリックで拡大)

ディアゴスティーニが発売している「ロボゼロ」(全70号)。24軸モーターの二足歩行ロボットが組み立てられる(画像クリックで拡大)

アールティロボットショップの「マイクロマウスPi:Coクラシック」。実勢価格は5万円(画像クリックで拡大)

 

keyword 3 DIY女子

ホームセンターのDIY教室は、参加費が手頃。女性の参加者で賑わう(画像クリックで拡大)

ホームセンターで開催される工作教室が好調だ。参加者の大半は女性。ドリルをはじめ本格的な工具の使い方を教わり、家具などを作る教室が人気を集める。特に、買うと高いものや市販されていないサイズのものを自作する人が多いという。また、ネット通販のフェリシモでは、段ボール箱にシールを貼るだけで木箱に見える“なんちゃってDIY”グッズが好評。20〜30代女性もDIYを楽しんでいる。

フェリシモは、DIY初心者の若い女性向けに情報提供サイトを3月からスタート。関連グッズも販売している(画像クリックで拡大)

「段ボール箱がアンティーク木箱に変身! シールの会」(フェリシモ)は、貼るだけの手軽な商品(画像クリックで拡大)