製品特長
[メーカー情報]裏面照射型の新センサーをシリーズ初搭載
Xシリーズ第4世代目となる、裏面照射型の新開発イメージセンサー「X-Trans(*1) CMOS 4」を搭載。2610万もの画素数を誇り、X-Trans CMOSの特徴である独自のカラーフィルター配列により、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色を抑制。また、裏面照射型構造を採用したことで、高いS/Nレベルを維持したまま解像度を向上させています。さらに、これまでは拡張感度であったISO160が常用感度となり、明るい屋外でも開放絞りによるボケを活かした撮影が可能です。
X-Trans CMOS 4のポテンシャルを最大限に引き出す頭脳
画像処理エンジンは高速処理と高い演算能力を誇る「X-Processor 4」へと進化。多彩な色調・階調表現を設定できるフィルムシミュレーションのさらなる充実、動体追従性の大幅な向上、あらゆる被写体を確実に捉える高速・高精度AF、シネマカメラに匹敵する本格的な動画機能など、新デバイスと新アルゴリズムの組み合わせにより、X-Trans CMOS 4のポテンシャルを最大限に引き出し、あらゆる面でXシリーズ史上最高のパフォーマンスを実現します。
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*1 X-Transは富士フイルム株式会社の商標または登録商標です。
*2 BOOSTモード使用時
*3 電子シャッター使用時。メカニカルシャッター使用時は最速11コマ/秒
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被写体を確実に捉える大型EVF
ファインダー倍率0.75倍、369万ドットの高倍率・高精細のEVFを搭載。表示タイムラグは0.005秒、表示フレームレート100フレーム/秒(*1)の滑らかさで、被写体の動きやピント位置を高精度に把握できます。
AF/AE追従最速30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写
センサーからの読み出し速度向上とプロセッサーの高速処理により、電子シャッター使用時約60フレーム/秒のスムーズなライブビュー映像で被写体を確認しながら、約1660万画素(1.25倍クロップ)でAF/AEに追従する、最速30コマ/秒(*2)のブラックアウトフリー高速連写に対応。また、電子シャッター特有のローリング歪みを従来比約半分に低減しています。
動体撮影に最適なスポーツファインダーモード
動きのある被写体を捉えやすくするために新搭載されたスポーツファインダーモードは、画面内に約1660万画素(1.25倍クロップ)相当のフレームが表示され、そのフレーム内を撮影します。被写体がフレームに入る直前から対象を確認でき、なおかつメカニカルシャッター使用時にブラックアウトタイムを最短化できるため、スポーツや野生動物の撮影に効果的です。
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色調・階調表現を選べるフィルムシミュレーション
表現の意図に合わせた色調表現や階調表現を、フィルムを選ぶ感覚で設定することができる「フィルムシミュレーション」は全16種。80年以上に及ぶフィルム製造で培った色作りの理念とノウハウが注がれています。
デジタル時代の最先端モノクロ表現
新機能「モノクロ調整」を搭載し、印画紙と現像液の選択によって表現していた温黒調・冷黒調をデジタルで忠実に再現。通常の「モノクロ」と、滑らかな階調・引き締まった黒・美しい質感を実現する「ACROS」で使用でき、3種のフィルター効果と合わせてモノクロ撮影の表現の幅を広げます。
高彩度な被写体を美しく描写するカラークロームエフェクト
陰影のある色鮮やかな花のように、彩度が高く階調表現が難しい被写体において、従来よりも深みのある色再現、階調再現が可能です。
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画面全体で高速・高精度の位相差AFが可能
センサーの位相差画素数を216万画素に増加し、位相差AFエリアを画面全体(約100%)に拡大。画面端にある被写体も高速・高精度に捉えます。また、位相差AFの低輝度限界を従来の-1EVから-3EVへ拡張。キャンドルライトのような光量の少ないシーンでも高速AF撮影が可能です。
従来比1.5倍の演算回数による高い動体追従AF
「X-Processor 4」の高速処理と位相差演算アルゴリズムの改善により、AF/AEサーチ回数を従来から1.5倍とし、画面全体を動き回る激しいスポーツなどでも正確なフォーカシングを実現します。
顔検出・瞳AF性能を大幅に向上
動く人物への顔AF性能は従来の約2倍に向上、瞳AFはAF-Cにも対応し、動きのあるポートレート撮影においても正確に追従し続けます。正面顔から横顔まで、従来は顔検出・瞳AFが難しかったシーンでもしっかりとピント合わせをおこないます。
カメラボディ単体約11コマ/秒の高速連写
従来は縦位置グリップを併用することで実現していた約11コマ/秒のメカニカルシャッター連写がカメラボディ単体で可能になりました。
10bitのビット深度により階調表現はさらに自由に
10bitのビット深度に対応することで、色情報は8bitから64倍に増加。広いダイナミックレンジ(400%、約12段)と組み合わせて、落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴なフィルムシミュレーション「ETERNA(エテルナ)」や広いダイナミックレンジガンマカーブ「F-Log(エフログ)」を使用することで、階調豊かな素材を収録できます。
4K映像のHDMI・カメラ内SDカードへの同時出力に対応
4K/60P 4:2:2 10bit HDMIと4K/60P 4:2:0 10bit カメラ内SDカードへの同時出力に対応。バックアップとしての記録や4K/60P映像をモニタリングしながら4K/60P映像のカメラ内SDカード記録が可能です。また、センサーの読み出し速度は従来から約1.5倍高速化し、4K/60Pでは約17msecの高速読み出しを実現。ローリングシャッター歪み現象を低減し、動きのある被写体を違和感なく表現することができます。
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「FUJIFILM X-T2」の思想を受け継いだデザイン
軍艦部のダイヤル、安定感のあるセンターファインダースタイル、手に馴染む程よいグリップ感など、「FUJIFILM X-T2」でご好評を頂いているデザインを踏襲。
シルバーを標準色として採用
従来特別塗装色であった「グラファイトシルバー」を、よりクラシカルな趣きのシルバーへと変更しつつ標準色としてラインナップ。往年のフィルムカメラを彷彿とさせる外観は、正に「愛機」と呼ぶに相応しい佇まいを感じさせます。
ロック機構付き視度調整ダイヤル
EVFの視度調整ダイヤルは、ノブを引っ張り出して回転させるロック機構を採用。持ち運び中の誤操作を防ぎます。
3方向チルト式タッチパネルを採用した液晶モニター
液晶モニターには従来よりも高コントラスト、広視野角かつ操作性の良いタッチパネルを採用し、直感的な操作が可能です。
操作性が改善されたダイヤル・ボタン
「FUJIFILM X-H1」で採用した、軍艦部ダイヤル/カメラ背面に配置しているボタンの大型化や、前後コマンドダイヤルの心地よいクリック感を踏襲しています。
拡張性の高い接続端子
ヘッドフォン端子をカメラボディに備えることで、マイク、HDMI端子など動画撮影に必要なアクセサリーをカメラボディに集約し、機動力のある動画撮影が可能です。また、端子カバーは取り外し可能となっており、USB端子はType-C(USB3.1 Gen1)規格を採用しています。