庭・ガーデニング リフォーム 費用・相場

庭の一部や犬走り（犬が通れるほどの広さで、建物の周りの地盤をコンクリートなどで固めた場所）に砂利を敷く事例があります。庭にアクセントを与えるだけでなく、歩くと音がすることから防犯効果も期待されています。また、砂利があることで水溜りができにくく、雨水などによる外壁への泥はねを防ぐ効果もあります。

砂利といっても石の種類で洋風砂利や和風砂利に分かれ、さらに石を砕いた後の処理で玉石と砕石に分かれます。色・サイズも豊富ですので、建物の外観や庭の雰囲気に合ったものを選ぶのがポイントです。また、裏庭や犬走りでは防犯性を意識した音の出やすい砂利を選ぶという選択肢もあります。

費用は、砂利をまいて簡単な整地を行う作業も含めて、1平方メートル当たり3000〜1万円が目安になります。なお、雑草が生えることを防ぐ雑草シートを砂利の下に敷いたり、砂利が流れないようレンガなどで仕切る作業は、別途料金となるのが通常です。

緑のじゅうたんとも言われる芝生。夏は太陽の照り返しを防ぎ、冬は寒さを穏やかにしてくれます。狭い面積の庭であれば、芝だけを購入し自分で貼ることもできますが、面積が広い場合や、古い芝がある、また小石などが多いなどの場合は作業も大変になります。

芝については、高麗芝や姫高麗芝がよく使われています。一般的な芝であれば1平方メートル当たり1500〜3000円程度で購入できます。貼り付け作業にかかる代金は、作業面積によっても異なりますが1平方メートル当たり3000〜6000円が目安です。この例では20平方メートルの庭に対して、材料費と作業代金を含めて1平方メートル当たり6000円と見積もっています。

リビングの窓をあけると、そこにはウッドデッキとガーデンテーブルセット。太陽や風を感じながらのティータイムは、とても贅沢な時間です。庭・ガーデニングのリフォームでは、リビングなどにつなげてウッドデッキを設置する事例が増えています。ウッドデッキに使われる素材には、人工木と天然木の2種類があります。人工木は水や汚れに強く、豊富なカラーリングが特長です。天然木は、ならではの自然な風合いがポイントで、ウリンやレッドシダー、サイプレスなどが有名です。

価格は使う木材の種類や厚みによって大きく変わってきます。また、デッキを支える下地に使う木材の量や種類、施工方法によっても変わります。ウッドデッキだけの施工の場合、作業費も含めて1平方メートル当たり3〜6万円が目安になりますが、複雑な形状の場合や、手すりや階段の設置はさらに別途料金が必要になります。手すりは素材やデザインによって価格が変わりますが、1mにつき1〜3万円、階段は小さなものであれば1段につき1〜2万円が目安です。この例ではウッドデッキを1平方メートル当たり3万3000円、手すりは9mで18万円、階段2段で3万円と想定しています。

荒れ放題だった庭にタイルをしきつめて一部に花壇を作り、あわせて塀や門柱も近いイメージのタイルで揃える場合の費用例です（塀や門柱のリフォームについてはエクステリア・外構リフォームの費用としてまとめています）。

庭は手入れをしないと荒れてしまう箇所でもありますので、洋風の庭ではタイルをしきつめてしまうのも一手です。敷き詰めには前工程の地ならしとしてコンクリートの打設や砂利の敷きこみなどを行いますので、面積あたりの単価はバルコニーのタイル工事などに比べて高くなります。

土を残してガーデニングを楽しめるようにした花壇には、草花のほかにも陶器や小さな壁泉を設けることも考えられます。