ポーチ リフォーム 費用・相場

ポーチは、雨などでぬれやすく、土や泥で汚れやすい場所でもあります。敷かれたタイルなどを新しく張り替えることで、玄関の風合いが大きく向上します。素材にはタイルや天然石がよく使われますが、デザイン・色・大きさ・金額が異なる様々なものがあります。ポイントとしてはすべりにくく、汚れがつきにくくて簡単に水洗いができるもの、かつ玄関全体のコーディネートを意識して選ぶようにしましょう。

工事は、既存のタイルなどをはがし、表面を整えてから新しいタイルを張っていきます。3〜5平方メートルであれば施工費は3〜5万円が多いようです。タイルは1平方メートル当たりの金額が数千円から数万円と幅がありますが、中心的な価格帯は5000〜15000円程度です。また、既存のタイルをはがして処分するのに2〜3万円は必要です。この例では5平方メートルのポーチで、上記を勘案して総額8万円としています。

ポーチは地面よりも一段高く、段差があるか階段になっていることがほとんどです。そのため、段差でのスムーズな行き来ができるように手すりを付けるリフォーム事例が多くあります。ポーチなどの屋外では、屋内のように壁がないので、ポーチや階段に穴を開けて埋め込み式の支柱を立て、手すり用のバーを取り付けます。そのため、屋内での作業と比べると工事費用が高くなります。支柱が3本で、1.2〜1.5 m程度の手すりを設置する場合、8〜13万円が中心的な価格帯です。ステンレス製の支柱3本に1.5 mのバー、タイルの補修費用なども含めるとおおよそ総額で10万円のイメージになります。

庇は、ステンレスやアルミニウムなどで作られた既製品を設置する場合と、オリジナルで造作する場合があります。既製品には、数万円で購入できる小型でシンプルなデザインのものから、数十万円の大型でしっかりした構造のもの、装飾性の高いものなど様々な商品があります（通常3〜10万円程度の取り付け費用が必要になります）。一方、オリジナルで造作する庇は、大きさや構造、デザイン、使用する材料によって費用は千差万別です。

庇のリフォーム事例としては、既製品の庇の交換や設置。オリジナルで造作した庇の場合は、庇を支える柱の補強や交換、雨漏りの補修、腐食した木材の交換などがあります。リフォームの費用は、既存の庇の構造や使用する材料、工事内容によって大きく変わってきます。

この例は、古い庇を取り外し、壁に取り付けができるアルミニウム製の既製品（1800mm×900mm）を設置する場合の費用例です。