ポーチはエクステリア工事と一緒のことが多いですが、手すりをつけたり庇をつける場合の料金例を掲載。
安全さや快適さを高めるポーチ工事を掲載。
ポーチ リフォームのポイント
玄関前で、雨に濡れず傘の折りたたみや玄関ドアの開け閉めができる庇(ひさし)付きの場所をポーチ(玄関ポーチ)と言います。ポーチも含めた玄関全体は、住居の印象を決める顔とも言える場所で、どのような素材を選び、何を設置し、どんなデザインにするのか、こだわりを持ってリフォームを行いたい場所の1つです。今回はポーチのリフォームについて話を進めていきましょう。
デザインと実用性を両立させることが重要
ポーチはデザイン面も重要ですが、実用性も重要です。ここでは、ポーチをリフォームする上で気を付けたいポイントについてご説明しましょう。
統一感のあるデザインとゆとりある広さ

ポーチは、庇・段差のあるスペース・玄関ドアの3つがイメージの大部分を決定します。色調や素材、デザインに統一感を持たせることがポイントです。また、ポーチだけでなく門からポーチにいたるアプローチにも高低差をつけたり、敷石を配置したりと変化をつけることで、見た目も美しく歩いていて楽しいアプローチに生まれ変わります。
広さについては、傘や玄関扉の開け閉めを考えると、1坪(3.3平方メートル、畳2枚分の広さ)程度は欲しいところですが、敷地面積を考えるとそうはいかない場合が多いようです。玄関扉を内開きや引き戸にする、という選択肢も検討してみましょう。車いすに乗る人や将来的に乗りそうな人がいる場合も、家への出入りの便利さをよく考えてください。
防犯を意識したレイアウト
ポーチやアプローチは、パブリックな空間とプライベートな空間の中間にあります。防犯のことを考えると、アプローチを上手に使って、ポーチの位置は門の正面からずらして配置しましょう。難しい場合は、フェンスやパーテションなどを設置して視線をさえぎる工夫が必要です。外出する姿や鍵の開け閉めが丸見えでは、防犯上問題があります。
屋根のスペース確保

ポーチに雨や雪などが降り込まないように、庇や屋根は余裕を持って大きさを決めるようにしましょう。取り付け位置にも要注意。高すぎると、雨や雪が降り込みやすくなります。
すべりにくく、水はけのよい・掃除しやすい素材
タイルには大きさや色、風合いの違うものが豊富に用意されていますので、玄関全体のイメージを考えて選ぶようにしてください。また雨が上がってもいつまでも水が残っているポーチは考えもの。勾配を利用するなどして水はけのよい出入り口にしましょう。

ポーチは、雨などでぬれやすく、土や泥で汚れやすい場所でもあります。素材にはタイルがよく使われますが、すべりにくく、水洗いができることが重要です。タイルは、商品ごとに「屋内壁」・「屋内床」・「屋外壁」・「屋外床」のどこで使うのが最適かを表示しています。ポーチでは、汚れがつきにくく、水洗いもできる「屋外床」用のタイルを使うようにしましょう。
防犯も意識した照明

ポーチでは、夜間の景観にも気を配りたいものです。照明は、デザイン的な演出効果もありますが、防犯や安全面でもきわめて重要です。容易に人が潜めないように、照明には適度な明るさが必要です。また、扉を開けた時に影ができて暗くならないかどうか、明るさと光の方向もチェックしましょう。
照明器具は、防水や防湿はもちろん、腐食しにくい屋外用の堅牢なものを選びましょう。LEDなど省エネルギーで長く使えることも大切です。
そのほかあると便利な設備
個々の住居によって異なりますが、あれば便利な設備としては、コンセント・散水栓・手すりが考えられます。コンセントの用途は掃除機や植木電動バリカン、クリスマスツリーのイルミネーションなどたくさんあります。散水栓があれば、ポーチの水洗いや植木の水やり、洗車などにも使えます。手すりは、ポーチにある段差対策として役立つでしょう。
DIYでできること
玄関ポーチをお気に入りのタイルに張り替えたり、レンガに替えたりというリフォームは可能です。こだわりのデザインで、自分だけのポーチをつくることができます。ただし、まずは表面の床材を取り除かなければなりません。多くの場合コンクリートなので、専用の機械が必要になること、作業面積が広い場合はかなりの重労働になることを覚悟してください。
ポーチ リフォームの費用・相場
ポーチのリフォーム工事の費用は「20万円以下」「21万円〜50万円」「51万円以上」に分かれています。
ポーチのリフォームは門扉などのほかのエクステリアや玄関のリフォームと一緒に行われることが多くなっており、ポーチ単体ではバリアフリー目的の手すり設置、ひさし部分の交換工事が中心になります。
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