
今後のテレビ購入予定:「1年以内に購入を予定している」55.8%
3D対応かどうかに関わらず、今後、新規にテレビ購入の予定があるかどうかを聞いた。
これによれば、1年以内に新規にテレビ購入の予定がある人は55.8%と全体の半数以上にのぼっており、この割合はかなり高いと見ていいだろう。ただし、現状のエコポイント制度が終了する2010年12月までに購入すると回答している人は「この夏に購入を予定している」が3.9%、「年内に購入を予定している」が12.4%とわずか16.3%で、それほど多くはない。
【図2-1 今後のテレビ購入予定】

今後のテレビ購入予定と、現在のテレビ購入時期との関係をまとめたのが図2-2だ。これを見ると、ここ1年のうちにテレビの購入予定がある人の3割以上が「5年以上前にテレビを購入した」という「アナログテレビ層」であることがわかる。これに対して、「当分テレビの購入予定はない」と答えた人では、「5年以上前にテレビを購入した」という層は14.1%まで減り、逆にこの5年以内にテレビを買った人が全体の大部分である3/4程度を構成している。つまり、購入予定がないという人の多くが、すでにデジタルテレビへの買い替えを済ませているということになる。
興味深いのは、「1年未満」という比較的最近テレビを購入した人の中にも、さらにテレビを追加で購入する予定がある人が多いことだ。「この夏に購入を予定している」という人でも、その3割以上が、1年以内にテレビを買っている。こうした層は、すでにデジタルテレビを1台は購入している、いわゆる「買い増し層」であるが、ここ1年ほどの間のテレビの性能進化(LEDバックライトや録画対応など)や、製品価格の下落によって、購入意欲が刺激され、セカンドテレビとしての購入を検討するようになったものと思われる。
【図2-2 現在のテレビ購入時期(今後のテレビ購入予定別)】
